死のご機嫌 - エ リ ザ ベ － ト @Wiki

トォート閣下は　ご機嫌ナナメだよ
エッリーザベートは　自我に目覚めた
宮廷生活で　エゴ通す
トォート閣下も　そっと様子窺う

～

結婚一年目　皇帝は忙しい
新妻　ひとり待ちぼうけ
二年目に　女の子が生まれた
子育ては　義務じゃなかった

～

娘はどこ
　引き取りました
返してください
　お断りよ
知らない間に　ゾフィーなんて
あなたの名をつけて
　初孫です
　　子供に子供は育てられない
　　躾が要るのは　親のほうよ
聞いて　お母さまが娘盗んだ
もう耐えられない　何とかして
　大丈夫だよ　ママのほうが
　経験豊富だ　任せよう
わかりました　あなたは
　譲り合おう
敵だわ　子供を返して

～

三年目に　また娘が生まれ
その子さえも　奪い取られた
皇后は　ついに気付き始める
その美貌が　役に立つと

～

　君の美貌が　力になる
　一緒に来てくれ　ハンガリーへ
子供たちを　返したなら
どんな遠くへも　参りましょう
まず子供たち
　母上に
返してください
　掛け合うよ

～

四年目に　とうとう
子供たちを取り返し
皇帝夫妻は　ハンガリーへ
旅に出かけた
そこでは

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