柏崎刈羽原発 地震被害 報道・発表 まとめ

2007-07-29 報道・発表まとめ

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kknpnews

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目次

気象庁など、三次元速度構造の解析で震源深さ 10 km に

震源の深さ10キロ前後 当初発表より浅く (毎日 3:00) 
気象庁など、震源の深さは当初発表の 17 km より浅い 10 km と発表。 柏崎刈羽原発も当初の推定より震源に近かった可能性が高い。 気象庁では、 3 次元的な速度変化を定め解析し震源の深さが 9 km と推定。 東大地震研酒井慎一准教授も石油試掘時のデータを参考にし震源の深さは 11–12 km と推定。 筑波大の八木勇治准教授による解析でも 10 km。 気象庁上垣内修地震情報企画官 『震源周辺の表層部の地質は軟らかいために地震波の速度がかなり遅く、地質構造も複雑。このため当初の解析では、実際より深い位置に震源が推定されたのだろう』。 東大地震研平田直教授、堆積層の厚さが 5–6 km あり、通常深さ 2–3 km で 5 km/s 以上の速さとなる地震波が中越沖では深さ 4 km でも 4 km/s しかない。 震源断層についても複数の説がでている。 1964 年の新潟地震も、断層の傾きが西下がりか東下がりかの結論が出ていない。

★関連リンク

新潟日報、アンケート

被災者の原発への不安4割超 (新潟日報) 
新潟日報による柏崎市などの被災者 600 人に対するアンケート。 26 日から 28 日までに実施。 「『これからどんなことが不安ですか』との質問(複数回答可)では、42%の人が『原発トラブル、放射能漏れ』と回答。」「東電の地震後の対応については、『許せない』が半数を超えた。 『放射能漏れはない』と発表しながら、その後、放射性物質を含む水が海に流れ出たことが明らかになるなど、情報開示への不信感が主な理由。 本震直後に発生した3号機周辺施設の火災についても、『化学消防車がないのは無神経だ』と批判が出た。」

保安院、炉心の精査を要求へ

原発中枢部「変形も」、保安院が徹底検査要求 柏崎刈羽 (朝日、16:40) 
保安院、原子炉などにわずかな変形がある可能性を考慮して東電に対し点検を求める方針。 31 日からの調査対策委員会で具体策を検討。 「地震計データをもとに対象範囲を決めて、建屋や機器、配管にどの程度の力がかかり、その力にちゃんと耐えられていたかどうかを分析するよう求めることにした。」

おわり
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