柏崎刈羽原発 地震被害 報道・発表 まとめ
2007-08-07 報道・発表まとめ
最終更新:
kknpnews
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< 2007-08-06 | 2007-08-08 >
目次 |
プラント状況
- 東京電力 新潟県中越沖地震の影響について(午後2時現在)
- 6 号機に次いで、4 号機オペフロでもボルト締め付けのための装置から 200 ℓ の油漏れ。
★マスメディアでは昨日報道。
原子力安全委鈴木委員長、現地を初視察
- 柏崎刈羽原発を調査 原子力安全委員長、「これから重要」 (産経、10:23)
- 原子力安全委員会鈴木篤之委員長、柏崎刈羽原発を視察。 鈴木委員長 『これからどうするのかが今、一番重要。 今日、いろいろ教えてもらったことに基づいて、あらためて勉強し直したい』。
- 原子力安全委・鈴木委員長、東電柏崎刈羽原発を視察 (読売、12:52)
- 『現場を正確に把握し、今後(原発の安全性向上を)どうするかを考えていくことが大切だ』。
- 原子力安全委の鈴木委員長、初視察 (毎日、10:24、12:50)
- 視察後コメント 『原子炉が安全に停止したことに安心したが、地面の基礎部分への影響が大きかったことを改めて感じた。 地震という事実を踏まえて、安全性を科学的見地から吟味する必要がある』。
- 原子力安全委員長が視察=中越沖地震被災の柏崎刈羽原発 (時事、12:55)
- 視察後コメント 『原子炉の重要な機器は外から見る限り、地震の影響は見られない。 安全対策の重要性を再認識した。 必要な場合は補強工事をしなくてはいけない』。 『影響の程度はプラントごとに違うので、解明が容易にできるものから順に行い、国民にできるだけ早く説明することが必要』。
- 「地盤強化が必要」柏崎刈羽視察の原子力安全委員長が指摘 (読売、19:26)
- 「『地盤が強固な場所では、耐震基準が緩い機器も大きな影響を受けていない』と指摘。 安全委が昨年9月に改訂した耐震設計に関する新指針では、原発の構造物を支える地盤の強化を求めていることを示して、全国の原発の耐震性確認に反映させる考えを明らかにした。」
- 原子力安全委員長が原発調査 (新潟日報)
- 『1―4号機が明らかに地盤沈下が大きいが、その理由を改めて地震学の専門家に検討してもらう必要がある』。
中越沖地震に関して
- 中越沖地震、直下のマグマが原因か (読売、3:01)
- ★地表の測位によってひずみの集中が確認されている「新潟ー神戸歪集中帯」の地下 40 km 以下にはマントルの領域に流体のマグマがあり、一部の地域ではより浅い領域にマグマから分離した水と思われる領域がある。 これらの存在が地震の発生に関わっているのではないかという学説の紹介。
東北大学地震噴火予知研究観測センター 中越沖地震特集ページ
中島淳一 2007年7月16日新潟県中越沖地震震源域の地震波速度構造 - 中越沖地震、震源の深さは10キロ…気象庁が再算出 (読売、21:23)
- 気象庁 「地下の詳細な構造を考慮して計算し直すと、約10キロになると発表した。」
その他
- Radioactive water splashed 2 TEPCO workers in quake (Reuters, 7 Aug. 2:44 GMT)
- 「先月のマグニチュード 6.8 の地震の時に日本の北西部の原発の 2 人の作業員に放射能を含んだ水がかかったが、 2 人は防護服を着ていたと東京電力が火曜日に語った。」 「この事故において 『放射能のレベルをチェックするモニタは反応せず、これらの作業員は放射線にさらされていないことが確認された』 と東電のスポークスマンは語った。」
- 中越沖地震で規制中の北陸道で玉突き事故 1人死亡 (朝日、12:29)
- 地震で規制中の柏崎市の北陸道の玉突き事故で 1 人死亡。 IAEA 調査団のバスも事故による渋滞に巻き込まれ、調査の開始遅れる。
- 原発耐震性再評価の可否判断で第三者委設置要請へ (福島民友)
- 自民党福島県連、原発耐震性の再評価の可否を判断する第三者委員会を原発立地地域すべてに設置するよう国に要請する方針。 佐藤憲保政調会長 『福島第一、第二両原発の耐震再評価を判断する機関がない。 事業者の判断ではこれまでと同じ』。 「県連は党本部と連携し、新潟県以外の原子力施設立地13道県にも呼び掛ける方針。」
- 柏崎原発は「廃炉すべき」 (新潟日報)
- 「地震と原発」研究会と柏崎刈羽原発反対地元 3 団体のメンバー、県庁で記者会見を行い、廃炉を訴える。 石橋克彦神戸大教授 (地震学) 『新指針に照らすと、柏崎刈羽原発の敷地基盤は(多くの構造物が損傷し)原発立地には不適格だ』。 『傷んだ原発を運転すれば、将来の大地震で大事故に至る可能性もある』。 井野博満東大名誉教授 (金属材料学) 『(同原発は)設計上の想定を超えて揺れ、原子炉内の重要機器がひずみを受けた可能性が高い。 金属材料の性質が変化し、当初の設計強度を保障できない恐れもある』。 科学ライター田中三彦氏 『内部構造物のゆがみを確認するには取り外しや切断が必要になることもあるが、東電や国は計算で推定しようとしている』。
☆2007-08-09 追記:上記記者会見関連資料
原子力資料情報室 柏崎刈羽原発反対地元 3 団体・「地震と原発」研究会 記者会見・配布資料
社説
- 読売新聞 IAEA 原子炉の安全を世界に伝えよ
おわり
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