柏崎刈羽原発 地震被害 報道・発表 まとめ

2007-08-08 報道・発表まとめ

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kknpnews

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< 2007-08-07 | 2007-08-09 >


目次

プラント状況

東京電力 新潟県中越沖地震の影響について(午後2時現在) 
新規・更新事項なし。

IAEA 調査関連

3, 4, 6, 7 号機施設内を調査 (7 日)

水漏れ6号機に関心=柏崎原発施設内を本格調査-IAEA (時事、7 日 21:45) 
「メンバーは微量の放射性物質を含む水漏れがあった6号機に関心を寄せていたという。」 「6人の調査団は3チームに分離。うち2チームが3、4、6、7号機の施設内調査を実施した。残り1チームは東電に対し、地震動の記録についてヒアリングを行った。」

10 日に監督機関に報告書原案を提出

10日に報告書原案提示へ IAEAの柏崎刈羽原発調査 (共同、10:13) 
ジャメ調査団長、共同の取材に対して 『報告書原案をまとめ、(離日前の)10日に経済産業省原子力安全・保安院や原子力安全委員会に示す』。

地震から運転停止に至る運転管理状況について聞き取り (8 日)

IAEAの調査活動9日終了 (新潟日報) 
「保安院によると、8日の調査では、地震発生時にいた当直員らに対し、大地震の発生で動揺や家族の心配がなかったかどうかなど心理面の影響も聞き取った。また、構内と建屋内に設置された地震計や、地震の揺れであふれた使用済み核燃料プールなどの状態を確認した。」

調査対策委員会関連

経産省開催通知 総合資源エネルギー調査会原子力安全・保安部会第2回中越沖地震における原子力施設に関する調査・対策委員会 

宮氏、調査対策委員も辞任

宮氏、国の委員も辞任 原発被災を「実験」と発言 (朝日、7:18) 
3 日に新潟県「技術委員会」委員を辞任した宮健三氏、経産省「中越沖地震における原子力施設に関する調査対策委員会」に対しても 6 日に辞表を提出していた。 「理由は今回も『一身上の都合』という。 8日に柏崎市で開かれる委員会で正式に報告される。」
「地震は実験」発言の宮教授、経産省の対策委員を辞任 (読売、22:11) 

調査・対策委、現地を視察し会合

原発の被害状況を視察 国の調査対策委メンバー (共同、11:41) 
経産省 「調査対策委員会」 が原発を視察、現地で会合。
原発調査委が現地調査を開始 (新潟日報) 
「会合には委員15人が出席。班目委員長は『専門の立場から地震時の状況がどうだったかを見ていただき、今後の審議に反映してほしい』とあいさつした。」 「委員からは『原発があるがゆえのパニックは起きていないが、放射能漏れなどについて情報提供の方法をよく検討してほしい』『地震後の電源は大丈夫だったのか』などの質問が出た。」
柏崎原発の被害視察、経産省の調査委が現地入り (日経、15:09) 
変圧器火災の3号機検証=柏崎刈羽原発で調査対策委 (時事、17:01) 
「地震直後に変圧器火災が起きた3号機や微量の放射性物質を含む水漏れがあった6号機などを検証した。」
原発の耐震性検証へ 国の調査委が柏崎刈羽原発視察 (朝日、18:31) 
「今後の検討課題などを話し合い、耐震性に関して建設時の国の審査が妥当だったかについて検証することを決めた。」 班目委員長、会議後記者に対し 『見た目では重要機器に損傷はなかった。 しかし、本当に健全性が保たれているかは詳細に見てみないとわからない。 現段階では運転再開について語る状況にない』。
火災の変圧器など検証=調査対策委が現地調査-柏崎刈羽原発で・経産省 (時事、19:14) 
柏崎刈羽原発の耐震審査の妥当性検討へ (毎日、19:44) 
「国による同原発の耐震審査の妥当性と、原発のある自治体の消防力強化を検討していくことを決めた。 班目委員長は『しっかり審査していたと思ってはいるが、再検証する』と話した。」
「想定外の揺れ」検証へ 原発被災で調査対策委 (共同、19:44) 
「同原発の揺れが一部で設計時の想定の約2・5倍に達した原因などを、既存の小委員会や新設の作業班で詳細に検討する。」
原発消防体制など検討・経産省調査委、「柏崎刈羽」を視察 (日経、23:00) 
「委員からは『電力会社のほか、自治体の消防本部の体制も併せて検討すべきだ』との意見が相次ぎ、消防との連携も含め検討していくことで合意した。」

地震断層関連

地震調査研究推進本部地震調査委員会 平成19年(2007年)新潟県中越沖地震の評価 
「前回の地震調査委員会(臨時会)では、今回の地震の震源断層は、主に余震分布から、南東傾斜であると評価した。それ以降の研究成果によると、北西傾斜の余震分布も指摘された。地殻変動データや本震の地震波形データおよび津波データの解析結果でも、本震の震源断層が南東傾斜、あるいは北西傾斜を決定することは、現時点では出来なかった。」
中越沖地震の断層の傾き、決められず 政府地震調査委 (朝日、21:04) 
阿部勝征委員長 『どちらも決め手に欠けた。今後、突き止められない可能性もある』
震源断層の傾斜、決着付かず=中越沖調査で改めて検討へ-政府調査委 (時事、21:12) 
「陸側傾斜の場合、東京電力柏崎刈羽原子力発電所の地下深くまで到達している可能性があり、海側傾斜の場合は、同原発のある地表近くまで延びている可能性がある。」 「政府は科学研究費補助金などの拠出を決め、東大地震研などが沿岸海底に地震計を設置したり、産業技術総合研究所などが音波探査で海底下の地質構造を調べたりして、遅くとも年内にデータをそろえ、解明する方針。」
中越沖地震の断層、傾斜方向で見解まとまらず…政府調査委 (読売、21:29) 
中越沖地震:震源断層の傾斜の向き決定できず 調査委 (毎日、21:40) 
阿部委員長 『震源域は地下構造が複雑で、断層も複雑な動きをすると考えられる。両方の断層が同時に動いた可能性もある』

その他

Tourism the casualty in Japan's radiation leak city (AFP, Harumi Ozawa, 7 Aug. 5:32 GMT+1) 
観光客の減少に悩む地元の人々の声を紹介。 鯨波海岸で飲食品を売る 42 歳の男性 『東京電力の社長や発電所の所長、柏崎の市長に会いたい。 みんな海に入って人々に安全だと伝えて欲しい。 … おそらく安倍首相もそうすべきだ』。 地元のホテル組合の代表、「30 年前に [原発建設の] 計画が持ち上がったときには原発賛成派であったことを思い出し、語った。 『私たちは街にもたらされるかもしれない雇用のようないい経済的効果について考えていた。』 しかし何年もして、電力会社は透明性の欠如のために地元の人々の信頼を失ったのだと彼は語った。」 「地元の人々のいくらかは [IAEA の] 調査団が安全性を保障し、観光客を連れ戻してくれるかもしれないと期待しているが、」 「『IAEA が何であるか世の中の人たちのどれだけが理解しているか疑問に思わざるを得ない』 と彼は語った。」
両陛下が被災地を見舞い 中越沖地震の柏崎、刈羽へ (共同、11:35) 
自衛隊ヘリより上空から柏崎刈羽原発や土砂崩れ現場なども視察。
反原発団体が首相宛に意見書 (新潟日報) 
プルサーマルを考える柏崎刈羽市民ネットワーク」が安倍首相宛てに意見書を送付。 「保安院は重要な調査を東電に報告させ確認する方法を採っており、保安院が事務局を務める『調査対策委員会』では問題解決できないと指摘。 『原発内部を詳しく調べる前から、原発運転再開が前提になっている』とした。」 「その上で調査組織について、地震以前から地盤選定や地震想定の欠陥を警告してきた専門家らを含めるよう見直しを求めた。」
上記意見書
保坂展人氏ブログ 柏崎刈羽原発で何が起きているか 野党合同報告会 
「公共事業チェック議員の会」勉強会について報告。 民主、共産、社民などから議員 14 人、議員代理 12 人が参加。 保安院のヒアリング。 社民党視察団の報告など。 東京電力は出席せず。 保安院に調査要求メモを手渡す。

その他のプレスリリース

原子力安全・保安院 平成19年新潟県中越沖地震における東京電力㈱柏崎刈羽原子力発電所の影響について(第16報) (7 日付) 
原子力安全・保安院 平成19年新潟県中越沖地震における東京電力㈱柏崎刈羽原子力発電所の影響について(第17報) (8 日付) 

おわり
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