08年3月31日 いじめ自殺で高校が防止対策

去年7月、神戸市の私立高校で男子生徒が自殺し、男子生徒に現金などを要求していた
として4人が逮捕された事件で、高校では、いじめの再発防止を盛り込んだ対策をまとめると
ともに事件の責任を取って、校長が辞任しました。

神戸市須磨区の私立高校では、去年7月、3年生の18歳の男子生徒が校舎から飛び降りて
自殺し、この生徒に携帯電話のメールで繰り返し現金を要求していたなどとして同級生ら
4人が恐喝や恐喝未遂の疑いで逮捕され1人が中等少年院に送られ、3人が保護観察処分
になりました。
この事件を受けて、高校が作ったいじめの防止対策特別委員会が答申をまとめました。
それによりますと事件の原因については、
▼自殺した生徒と加害生徒の間の関係の悪化に教師が気づかなかったこと、
▼生徒についての教師間のコミュニケーションが十分でなかったことをあげています。
その上で、携帯電話やインターネットについては
▼教師や保護者もその機能について理解を深め
▼生徒には他人を誹謗中傷するメールが送られてきても返信や転送をせず、証拠として内容を保存し、
保護者や学校に知らせるよう指導するとしています。
また高校では事件の責任をとって桐山智夫校長が31日づけで辞任しました。
高校を経営する学校法人の瀧川好庸理事長は、「今回の事件を重く受け止めて深く反省し、
新しい校長らとともに学校を建て直す責任を果たしていきたい」と話しています。
(NHKニュース)

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2008年05月27日 23:29
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。