保護者の皆様へ
携帯電話は、使い方さえ間違わなければ便利なものですが、その反面様々な問題、危険
性を孕んでいます。大人でもルールやマナーを守らない人が多くいるようですが、成長段
階にあり判断力も未熟な未成年は、特にその傾向にあります。
アメリカを始め諸外国では、少年少女に対して携帯電話(特にインターネット接続が可
能な機種)の使用を禁止しています。日本の青少年だけが自由に使うことを許され、様々な
有害サイトにさらされています。日本の子供達が今後どうなっていくのか、世界中が注目
しているそうです。このような現状を見ると、少年少女の携帯電話使用の規制について、
真剣に考えなければならない時期が来ているものと思われます。
携帯電話の危険性―関係機関(警察・補導所)も以下のように警告しています。
○ホームページ荒らし、「掲示板」への誹謗中傷
個人のホームページ荒らしや「掲示板」への友人等に対する誹謗中傷の書き込み
が友人間でのトラブルやいじめ等につながっている。これは犯罪行為です。
(刑法230条名誉毀損罪)
○有害サイト
薬物関係や犯罪関係のサイト、自殺サイト等、様々な有害情報があり、誰でも
簡単に接触することができます。
○勝手に使用するケース
教室のカバンに入れてあった携帯電話を、本人がいない間に勝手に取り出し、サイト
に繋いだりして、後に多額の電話使用量が請求される事件が他校で発覚しています。
以上のような危険性を懸念して、本校では携帯電話を禁止しています。携帯電話を校内に
持ち込んだ場合、登下校中に使用している場合、一時預かり、保護者に来校していただき
返却することになっています。さらに再び持ち込んだ場合は解約していただくことになり
ます。プライベートで使用する際は個々の家庭の責任の下で使用させ、是非(注)フィル
タリングサービス等を利用してください。そして校内には絶対に持ち込まないようにご協
力をお願いします。
本校でも昨年度、携帯電話が原因での友人間のトラブルも起こっております。そのよう
なトラブルに対しては厳しい態度で臨んでおりますが、一方では携帯電話を禁止している
以上基本的には学校として携帯電話にかかわるトラブルには介入しかねます。
また個人情報保護の観点からもそのような対応が非常に困難となっております。
携帯電話が様々な危険性を孕んでいること、また使用上のマナー、モラルの大切さ等を
充分にご理解いただき、子ども達に安易に与えることの、また使用させることのないように
よろしくお願いします。
(注)フィルタリングサービス・・有害サイトへのアクセスを規制するサービス。
携帯電話会社に申し込めば、無料でサービスを受けら
れます。
インターネットの場合は各プロバイダーに申し込む
最終更新:2009年04月17日 00:03