保護者様
携帯電話やインターネットと接続したパソコンの普及とともに、これらを利用し
た犯罪やいじめ問題が連日のように報道され、情報化の急速な進展は問題をより複
雑にして周囲からわかりにくくしています。
さて、本校でも、7月3日に、生徒が自らの命を絶つという絶対にあってはならない
痛ましい事件が発生しました。10月に実施した本校でのアンケート調査によれば、
携帯電話の所持率は中学で約60%、高校では約90%ありました。自由に使えるパソ
コンの所持率は、中学で約55%、高校で約80%という結果が出ました。
友達かんの仲良しメールが、悪口や仲間はずれメールに変わり、学校・家庭生活に
も悪影響を及ぼす事態へと発展しかねず、誰でもが当事者になる可能性が広がってい
ます。また、メール等による「いじめ」が、親や教師が見ている世界、親や教師が子
どもと接している世界、友だち同士の世界だけではとらえきれない、広く深いところ
まで進行しています。そのため、「いじめ」を発見することも、対応することも非常
に難しい状況が生じ、深刻な社会問題となっています。
このような状況に対応するためには、学校での指導だけではなくご家庭の協力が不
可欠になっています。
つきましては、下記の内容を参考に、ご子息と一緒に携帯電話やパソコン等の使い
方について話し合う機会をお持ちいただきますようお願いいたします。
(1)今、携帯電話やパソコンを持つことが必要ですか。
(2)携帯電話やパソコンがもたらす危険な状況と実態を充分理解していますか。
(3)子どもが持つ携帯電話やパソコンを使うときのルールを決めていますか。
(4)子どもが持つ携帯電話やパソコンの利用状況を把握していますか。
(5)子どもが持つ携帯電話にフィルタリング機能を設定していますか。
※フィルタリング機能とは
子どもにとって好ましくないインターネット上の情報を自動的に遮断する機能のこと
で、フィルタリングソフトを使うことで、この機能が設定されます。
最終更新:2009年03月20日 13:53