転移初期、帝國と取引している商人は基本的に物々交換でした。
理由は転移したてでこの世界の通貨(外貨)がなかったからです。
商取引で現金を(帝國が)受け取る事はあっても払う事はまず無い。…そのような状況だったので、始めのうちはかなり足元を見られて買い叩かれていました(始めはこの世界での相場すら検討がつきませんでしたし)。

そこを救ってくれたのがメディチ商会です。商会の支店も各地にありその威光で帝國製品の優秀性・希少性を広めてくれたのですよ。レムリア併合前は帝國の殆どの交易はメディチ商会が仕切っています(貿易量自体、大したことないですが)。

この状況に変化が生じるのがレムリア併合後、ボルドーはレムリアの商業港湾都市から帝國の邦国ボルドー王国へと変わり、その王位についたのがメディチ家当主だったので、ボルドーのほぼ全ての海上交易商人が帝國製品の販売網拡充に協力する事になったのです。
(もちろん帝國との直接取引は、メディチ商会に管理されており、新興勢力が這い入る隙は見せませんが)

レムリア併合前後から世界中の文明圏の貴婦人に一大旋風を巻き起こしたキヌ(絹)はこのボルドー商人の手によって世界中に広まったのです。

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最終更新:2006年05月07日 22:25