王都 名前の通り王の住む都である。
王都はレムリア地方では
ボルドーと並ぶ商業圏であるが、特に目立った産業があるわけではなく貴族や王族の御用商人とそのお抱えの職人や労働者によって商業圏が確立されている。
その為、レムリア旧王家の末期のように国内の世情が不安定になり王都から貴族たちが逃げ出すと途端にその経済活動が破綻するというもろさがある。
現在、
レムリア総督領としての王都の商業活動は旧王家との結びつきが強かった王都在住の商人ではなく帝國との結びつきが強い
ボルドー王国の商人たちが勢力を伸ばしつつある。
旧王都の正式名称は『レムリア』。つまり
レムリア王国の王都はレムリアなのだ。ややこしいことこの上ない。だから誰もが『王都』と呼び、誰もレムリアとは呼ばなくなった。公文書でさえも『王都』と記しており、『レムリア』と記す場合は国全体を表していた程だ。
これは現在も続いている。
帝國は王都の名前をそのままとしているが、やはり誰もが『王都』と呼び続けているのだ。旧レムリア王国平民の感覚からすれば、レムリア総督は『王』であり、王のいる所は『王都』なのである。
最終更新:2006年05月28日 22:11