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コニカ Fの開発に思いの外苦心していた小西六は、コパル社の開発しているユニット式フォーカルプレーンシャッターに注目し、これの開発に協力します。
これが後のコパルスクエア(スケア)となり、コニカ FS以降の一眼レフに搭載される事になりました。
一部資料では、 'コパルスクエアは
コニカ Fのシャッターから発展したもの' とする記述が見られますが、
コニカ Fの項目で書いた通り構造での共通点は全くと言っていいほどありません。
コパルスクエアは、茶谷薫重氏の特許からの発展型であり、小西六が行ったのは
コニカ Fの情報提供と資金的な援助(完成時自社製品に積極採用する提携も含め)で、双方の販売都合で発展型の様な報道があったのではないかというのが私個人の推測です。
ともかく、初の一眼レフたる
コニカ Fで苦心した小西六は、コパルスクエアを採用する事で開発負担を軽減しました。
この項ではコニカ初期の口径が40mmでフランジバックが40.5mmだったコニカマウントの一眼レフ取り上げています。
1. コニカ FS
国内外関わらず英語表記で「Konica FS」、「KONICA FS」と書かれる事も多い。
確定情報
コニカ FSは、
コニカ Fと同じマウントを持つより安価な一眼レフとして企画された。
メーカー公表のマウント名は 'バヨネット式コニカマウント' で、口径 40mm, フランジバック 40.5mm となっている。
[出典1-2, 出典1-4, その他多数の文献.]
[出典1-8.]コニカマウント
FSという名前の由来は、Flex Standardからである。
[出典1-5.]
より安価な価格で提供する為に小西六はコパルが開発中だった新型シャッターユニットに注目した。
[出典1-9, 出典1-10.]
コパルもコパルスクエア(スケア)の購入先を探していた為、小西六との間でコパルスクエアが完成した際に積極的に製品化するという提携が結ばれる。
[出典1-10.]
これにより小西六はシャッター以外の部分に集中して開発出来た為に、コニカ FSは
コニカ F発売と同年である1960年(昭和35年)12月に登場した。
[出典1-11.]
(コニカ FSはコパルスクエアを搭載した最初のカメラとなった)
価格を抑える為に当初よりファインダーブロックはペンタプリズムによるアイレベル固定式とし、交換する事は考慮していない。
その倍率は0.83倍で視野枠は22×33mmとしている。[出典1-10.]
[出典1-2.]断面図(Hexanon 50mm F2付)
安価な一眼レフを目指したとはいえ上図の通りコンデンサーとフレネルレンズによって視界は明るく、別途アングルファインダーを用意する事で、多彩な撮影法に対応させた事は流石小西六といった所である。
また露出計を内蔵していた
コニカ Fに対して、コニカ FSは最初から内蔵を考慮せず、オプションでペンタプリズム部に乗せる 'コニカライトメーター' が販売された。
これらの簡略化によって値段は
コニカ Fの69,000円より遥かに安く、41,500円(50mm F2レンズ付き)だった。
[出典1-10.]
翌1961年12月には標準レンズをHexanon 52mm F1.4とした上位グレードが発売されている。
一部ではこのカメラを
コニカ Fの発展型といった記述も見られるが、むしろ反省点からの再設計機である事は両機の構造を見れば明らかである。
[実機確認.]
よって内部に共通点は全く見られず、コニカ FSはコパルスクエアを挟む形でミラーボックスと本体を配置、それぞれを個別に製造調整する完全なブロック構造とした。
[出典1-5.]
[出典1-2.]コニカ FSのマウントロック機構
コニカマウントは6時の方向にロックピンがあり、これを解除する機構は上図の様になっているが、後のFPからはより簡単な機構に変更されている。
[出典1-2.]ハイシンクロマチックシステム
コニカマウントはフランジバックが40.5mmと非常に短い為、ミラーアップする際に折り畳まれる独特の構造をしている。
この工夫によりミラー切れを抑えつつ、フランジバックを短く設計し、レンズ設計の自由度を高めている。
[出典1-5.]
また、ミラーと連動して露出羽根も自動でセット値まで絞り込まれ、撮影完了後直ちに元の状態まで復帰する。
このコニカフレックスから取り入れられた一連の動作を 'ハイシンクロマチックシステム' と呼び、コニカ製一眼レフ最大の特徴となっている。
[出典1-5.]
上左図はカメラ背面から見たもので、中と右の図はカメラを横からを表している。
以下に一連の動作を解説する。[出典1-5.]
- レリーズ
- レリーズレバー①が下降すると②を経由して結合部③が外れ、プレート④(ミラー上下リンク)が解除される。
- ミラーアップ
- ④には予めチャージスプリング⑤によってテンションが掛けられており、力が開放されると④は垂直上昇する。
- 上昇するプレートのノッチにミラー作動レバー⑨が押される為、ミラーも上昇を開始するが、この時にスプリング⑪を動力源に長溝⑩を介して折り畳まれる様に誘導される。
- 自動絞り
- ③はプレート④以外に自動絞り軸⑥も解除する為、スプリング⑦を動力に軸⑧が回転してレンズへ絞り込む合図及びエネルギーを伝達する。
- シャッター
- これら一連の動作完了後もプレート④は止まらず上昇を続け、上部の爪がコパルスクエアへレリーズのタイミングを伝達する。
- 復帰
- ミラー落としレバー⑫が作動しセットレバー⑬の噛み合せが外れスプリング⑭で一気にミラーをストッパー⑮まで復帰するが⑯が常にテンションを掛けている事でバウンドを防いでいる。
[出典1-2.]コニカ FSの絞り確認ボタン
コニカ FSは自動絞りなので、通常レンズはフォーカスを合わせやすい開放状態になっている。
これを瞬時にレンズ鏡胴で設定した絞り値まで絞り込むボタンが上図の①である。
左手でレンズを操作しながら中指または人差し指で押し込める様な位置に設定されている。
[出典1-5,出典1-10.]
コニカ FS時代の交換用レンズ。
- Hexanon 35mm F2.0, 自動絞り, 7群9枚, フィルター径 55mm, 最短撮影距離 0.3m.
- Hexanon 35mm F2.8, 自動絞り, 5群6枚, フィルター径 55mm, 最短撮影距離 0.6m.
- Hexanon 85mm F1.8, 自動絞り, 5群6枚, フィルター径 58mm, 最短撮影距離 1.0m.
- Hexanon 100mm F2.8, 自動絞り, 4群5枚, フィルター径 55mm, 最短撮影距離 1.5m.
- Hexanon 135mm F2.8, 手動絞り, 5群5枚, フィルター径 55mm, 最短撮影距離 1.8m.
- Hexanon 135mm F3.5, 自動絞り, 4群4枚, フィルター径 55mm, 最短撮影距離 1.8m.
- Hexanon 200mm F3.5, 手動プリセット絞り, 5群5枚, フィルター径 72mm, 最短撮影距離 3m.
- Hexanon 400mm F4.5, 手動プリセット絞り, 4群4枚, 専用差込み式ビハインドフィルター, 最短撮影距離 8m.
- Hexanon 800mm F8, 手動プリセット絞り, 1群2枚, 専用差込み式ビハインドフィルター, 最短撮影距離 8m.
1960年10月公開の映画「あした晴れるか」で石原裕次郎演じる主人公三杉耕平が劇中で愛用していたカメラでもある。
コニカ FSの発売が12月という事を考えると、撮影用に先行して作られた個体なのかもしれない。
(写真工業1960年5月号に株式会社コパル光機製作所の笠井正人氏が、コパルスクエアーについて「目下開発中」とだけコメントしている)
余談であるが「石原裕次郎氏が望遠レンズを付けたまま激しいアクションを演じた為、1回の撮影でマウントがガタガタになった。」と小西六の営業マンが語っていたのを芹沢光機さんが記憶されている。
話の種として記録しておく。
未確定情報
資料によってはシャッター動作が不安定との記述があり、短期間でコニカ FPにバトンタッチしたとされる。
資料
- [出典1-1.] アメリカより購入した広告で掲載誌は不明.
- [出典1-2.] 小西六写真工業 コニカ FS 店頭用パンフレット.
- [出典1-4.] 小西六写真工業 コニカ FS専用ヘキサノンレンズ.
- [出典1-5.] 小西六写真工業株式会社 技術部(1961.1). 新鋭カメラのメカニズム コニカFSについて 写真工業 株式会社写真工業出版社, 1月号. PP.28-31.
- [出典1-6.] (1961.12). 35ミリ一眼レフ カメラ年鑑 株式会社日本カメラ社, 1962年版. PP.81-83.
- [出典1-7.] (1962.12). 35ミリ一眼レフ カメラ年鑑 株式会社日本カメラ社, 1963年版. PP.69-71.
- [出典1-8.] 小西六写真工業株式会社 技術部(1963.9). 国産一眼レフカメラ技術資料 写真工業 株式会社写真工業出版社, 9月号. PP.27.
- [出典1-9.] 満岡久(1978). メタルシャッターの歩み 第1部歴史編 カメラレビュー 株式会社朝日ソノラマ, No.2. PP.115-119.
- [出典1-10.] 宮崎繁幹(2003). コニカ FS コニカ第1世代35mm一眼レフ クラシックカメラ選書-28 コニカカメラの50年 株式会社朝日ソノラマ, PP.91.
- [出典1-11.] 満岡久(1978). メタルシャッターの歩み 第1部歴史編 株式会社朝日ソノラマ カメラレビュー, No.2. PP.115-119.
2. コニカ FP
確定情報
[出典2-2.]店頭用パンフレット
1962年(昭和37年)9月発売。
[出典2-4, 出典2-7, 出典2-8.]
145mm × 102.5mm × 80mm / 958kg(※F1.8 標準レンズ付)
[出典2-1, 出典2-2, 出典2-3.]
145mm × 102.5mm × 85.5mm / 1050kg(※F1.4 標準レンズ付)
[出典2-1.]
発売価格は52mm F1.8レンズ付きが34,800円、52mm F1.4レンズ付きが39,500円だった。
[出典2-2, 出典2-3, 出典2-7, 出典2-8.]
同一パーツが多い為、外観はコニカ FSと酷似しているものの、ロゴの変更やアイピース下の色、絞り込みプレビューボタンの位置と形状が変化する等、外装だけを見ても意外に差は多い。
[実機確認.]
文献では約50点にも及ぶ内部部品を設計変更したとされる。
[出典2-6, 出典2-7.]
主な修正箇所はシャッター音の低減、ミラーボックス、シャッター速度ダイヤル、巻上げ機構、絞り連動機構、ボディの貼り革で、これにより操作不良を無くしコストカットに成功した。
[出典2-6.]
稀に「コニカ FPはコニカ FSを露出計対応にしたカメラ」という記述が見られるが、あくまで上記の点を改良したのであり根も葉もない噂である。
コニカライトメーターはKonica FSにも装着出来るのだ。
[出典2-3.]店頭用パンフレット
別売りの 'コニカライトメーター' は4,500円だった。
[出典2-2.]
これはプリズムの上に被せ、アイピースの溝へ金具を滑り込ませる事で固定した。
[実機確認.]
小西六ではこれを 'クリップオン・システム' と称している。
[出典2-2.]
'コニカライトメーター' はコニカ FP生産途中に2型と呼ばれる軍艦部横に乗せるタイプに代わった。[出典2-3.]
その他Konica FSに供給されたオプリョン類は全て継承して使う事が可能となっていた。[出典2-6.]
ただし、Konica FPの発売と当時にHexanon 50mm F2の生産は終了した。[出典2-6.]
[出典2-2, 出典2-3.]の両カタログで、以下の様に書かれている事からも明らかに普及機の位置付けであった。
これだけの機構を備えながら、コニカご愛用者の増加、生産合理化によるコストの引下げにより普及価格でご利用いただけるようになりました。
コニカ FSと比べると、スクリーンマットがマイクロダイヤプリズムに変更されている。
[出典2-3, 出典2-4, 出典2-6.]
[出典2-4.]
これはファインダー中央の直径5mm内に、1,700個配置配置された六角錐のプリズムによる屈折を利用したもので、フォーカスがズレた際の屈折幅を増幅するものである。
[出典2-4, 出典2-6.]
合焦していない時は像にジャギー現れて目立つ為、フォーカスポイントの判断が容易となっている。
組み合わされるレンズについては、アンバーコーティングによるカラーフィルムとの相性をアピールする等、カラー時代を大きく意識したものであった。[出典2-3.]
中でもHexanon 52mm F1.8は、新しい標準レンズとしてコニカ FPの登場に合わせて設計製造され、以下の様に紹介されている。[出典2-2.]
永いヘキサノンレンズの歴史に又1つ新しいポイントを残すレンズ、それが新設計のF1.8ヘキサノンです。5群6枚・改良アンバーコーテイングが結ぶ、きれいな描写の中には、写真を一番よく知っている小西六の設計、生産技術、新しい光学硝子の技術が潜んでいます。特にカラーの再現が忠実で、開放でも絞りこんでも周辺部まで無理のないすばらしい解像力を示してくれます。このヘキサノンF1.8こそは標準レンズが万能レンズでなければならないことを立証しています。
この様にカラー写真時代にニュートラルな発色をする事に主眼を置いて設計されたレンズであった。
[出典2-5.]断面図(Hexanon 52mm F1.4付)
コニカ FSとファインダー部分に違いが見られる。
コニカフレックスの断面図と合わせてご覧頂きたい。
未確定情報
資料
- [出典2-1.] 小西六写真工業株式会社 コニカ FPの使い方.
- [出典2-2.] 小西六写真工業株式会社 コニカ FP 店頭用パンフレット.
- [出典2-3.] 小西六写真工業株式会社 コニカ FP 店頭用パンフレット.
- [出典2-4.] 小西六写真工業株式会社 KONICA CAMERAS AND ACCESSORIES.
- [出典2-5.] 小西六写真工業株式会社 技術部.
- [出典2-6.] (1962.10). 小西六写真工業 新製品速報▼新鋭機と試作機の全貌▲ 写真工業 株式会社写真工業出版社, 1962年11月号.PP.13-14. 裏表紙広告.
- [出典2-7.] (1962.12). 35ミリ一眼レフ カメラ年鑑 株式会社日本カメラ社, 1963年版. PP.71-72.
- [出典2-8.] (1963.12). 35ミリ一眼レフ カメラ年鑑 株式会社日本カメラ社, 1964年版. PP.6, PP.72-73.
- [出典2-9.] 宮崎繁幹(2003). コニカ FP コニカ第1世代35mm一眼レフ クラシックカメラ選書-28 コニカカメラの50年 株式会社朝日ソノラマ, PP.92.
3. コニカ FSW
確定情報
1962年(昭和37年)12月発売。[出典3-2, 出典3-5.]
コニカ FSをベースに撮影日時・データを同時に記録させる機構が付いたバックパックを装着したカメラ。[出典3-1, 出典3-2, 出典3-3, 出典3-5.]
バックパック
タイムレジスターには時計、自動充電池付きの小型スピードライト発光管が収まっており、撮影時にフィルム裏面から時計文字盤が写し込まれる。
[出典3-1, 出典3-2, 出典3-3, 出典3-5.]
バックパックは独立していて、シンクロ接点によって連動する。
[出典3-1, 実機確認]
従ってバックパックを外して(といっても特殊な構造ではなく、単にンジのピンを抜く訳であるが)ノーマルの裏蓋を装着すれば、通常のコニカ FSと変わらないのであるが、コニカ FP用のオプション類のすべてが装着出来るとされている。
[出典3-1]
このタイムレジスターは犯罪や事故の記録、運動体の時間変化を記録する目的で開発された。[出典3-1, 出典3-3.]
日時の写込みレンズは10.4mm F1.8で、これに絞りが組み合わされており、F1.8, F2.8, F3.5の3段に変化する事で正面像に対して違和感なく写す事が出来た。[出典3-1.]
フィルム圧板に空いた穴からフィルム背面より日時を写す
内蔵される時計はカレンダー付きであるが、腕時計のムーブメントを流用していて時間を合わせるにはこれを取り出す必要があった。
[出典3-1, 実機確認]
内蔵されている時計
裏面からの発光に関しては、トランジスター自動充電式でクセノン発光器(発光電圧380V、出力0.08W)によって行われ、電源はサイドを開いて9Vの角型電池が1本入れる様になっているが、タイムレジスターの電源を入れてから発光管の充電が行われるので注意が必要だった。
[出典3-1, 実機確認]
名称は "Konica FS With time register" を意味する。
発売価格はコニカ FS本体が34,800円(Hexanon 52mm F1.8付き)でタイムレジスターが43,400円であった。[出典3-2, 出典3-3.]
これに専用のカメラバッグ5,300円がセットとなり、83500円で販売された。(セット売りが原則だった)[出典3-3, 出典3-5.]
未確定情報
資料
- [出典3-1.] (1963.12). 35ミリ一眼レフ カメラ年鑑 株式会社日本カメラ社, 1964年版. PP.73-74.
- [出典3-2.] (1964.12). 35ミリ一眼レフ カメラ年鑑 株式会社日本カメラ社, 1965年版. PP.77-78.
- [出典3-3.] (1965.5). コニカFSW 写真工業 株式会社写真工業出版社, 1965年6月号. 背表紙広告.
- [出典3-4.] 宮崎繁幹(2003). コニカの特需向け35mm一眼レフ コニカ第2世代35mm一眼レフ クラシックカメラ選書-28 コニカカメラの50年 株式会社朝日ソノラマ, PP.118-119.
- [出典3-5.] 日本カメラ財団調査. 産業技術資料データベース, 資料番号103310371232.
4. コニカ FM
確定情報
1964年(昭和39年)8月発売。
Hexanon 52mm F1.8付き41,800円、Hexanon 52mm F1.4付き46,800円。[出典4-1.]
コニカ FPをベースにCdS露出計を取り付ける事で、オプションの露出計を不要とした製品。[出典4-1, 出典4-2.]
未確定情報
資料
- [出典4-1.] (1964.12). 35ミリ一眼レフ カメラ年鑑 株式会社日本カメラ社, 1965年版. PP.74-75.
- [出典4-2.] 宮崎繁幹(2003). コニカ FM コニカ第1世代35mm一眼レフ クラシックカメラ選書-28 コニカカメラの50年 株式会社朝日ソノラマ, PP.92.
5. コニカ第一世代一眼レフ全般に関連すること
5-1. オプション類
コニカライトメーター
プリズムファインダーの上にかぶせる様にして装着する。
前方の側溝窓からCdsが受光して、発電量に応じてメーターの針を動かす仕組み。
上部の大きいダイヤル上で、レンズの絞り値と針が合う様に横の小さいダイヤルを操作すれば、シャッター開放時間が適正値となる。
この様にファインダー窓の橫にある溝へ滑り込ませてクリップで挟む様に装着した。
小西六ではこれを「クリップオンシステム」と称していた。
コニカライトメーターII
従来のライトメーターではアングルファインダーとの併用が出来ない事もあり、ライトメーターの位置が見直された。
最終更新:2024年05月05日 10:34