アットウィキロゴ
パチェモワールド制作プロジェクト@wiki
掲示板 掲示板 ページ検索 ページ検索 メニュー メニュー

プレストーリー

最終更新:

kooreme

- view
メンバー限定 登録/ログイン

パチェモワールドプレストーリー


「よぅアリス。お、フランも呼ばれてたのか」

「そうだよ~」



紅魔館内図書館のロビー。その一角に魔理沙、アリス、フランドールの3人が集まっていた。

「しかし珍しいわね。パチュリーから呼び出しがあるなんて」

フランドールはともかく、本を狙う鼠たる二人(アリスは憤懣やるかたないが)が今回はパチュリーの客人として招かれていた。

某神社の賽銭箱に諭吉が入る程の珍事である。



「来てくれたわね。ようこそ図書館へ、といったところかしら」



そこへ図書館の主人、パチュリーが現れた。傍らには小悪魔も控えている。



「お前が殊勝に挨拶するなんて気色悪いぜ。何かしら理由があるんだろ」

「えぇ、実験に協力してもらおうと思って」

「ごめんなさい、やんごとなき用事を作ったわ」



180度向きを変え、全力で逃げようとするアリス。その肩をパチュリーにむんずと捕まれた。



「まぁ待ちなさい。危険はないと思うわ」

「あんたの推察はことごとく外れるのよ」



確かにパチュリーの実験に付き合うと、爆発に巻き込まれたり猫耳がついたりと、ろくなことが起きないのだ。



「今回は大丈夫よ。実験というよりほとんどゲームだから」

「ゲーム?」

「そ。百聞は一見に如かずね。ついてきて」



そう言い残し、ロビーの奥へと向かっていくパチュリー。

3人は疑りの目でその後ろ姿を追いかける。



「どうするんだ?」

「正直逃げ出したいけれど、まぁ…」



好奇心だって同じくらいある。魔法使いとは好奇心の塊なのだから。



「いざとなったら人形で吹き飛ばしてやるわ」

「図書館ごとキュッとしてどかーんだよ」

「「それはやめとけ」」



結局3人は一抹の不安を抱えながらロビーの奥へ向かっていくのだった……





「こいつは……」

「すごいわね」

「おっきい~!」



ロビー奥の閲覧室で3人が見つめていたのは1冊の本だった。

しかし、本というには巨大。あまりにも巨大だ。

身の丈を優に越える書物は本と呼べるのだろうか。

そんな破格の書物が、テーブル上に広げられていた。



「最近発見されたのよ。幻想郷に流れてきたのもきっと最近ね」

「ん、ってことはこれは魔道書なのか」



幻想郷に流入する書籍は大抵外に落ちていたり、いつの間にか増えている場合がほとんどだ。

そして力ある書の場合は内に秘める魔力の影響か、この図書館に集まる場合が多い。



「大きすぎるわね……しかも不自然なのが」

「なにもかかれてないね。白紙?」



アリスの言葉をフランドールが継いだ通りその巨大な魔道書には、なにもかかれていなかった。

真っ白な平面がただ広がるだけである。



「最初はそう思ったんだけどね。研究の成果をみせるわ」



パチュリーはそう言うと、高速で詠唱を始める。

すると、本の中心に光が生まれ、小さなギミックと地形のようなものが飛び出した。



「おお、面白いな。しかもこいつはこの図書館じゃないか」



ワクワクした顔で魔理沙はその小さなギミックをみつめていた。さっきの不安などどこ吹く風だ。



「わかったのは術者が書の冒頭にある呪文を読むと、こうして術者の拠点が現れるということと、これがゲームであり、クリアすることで書に記された魔法が使えるということよ」

「なるほど、読めてきたわ」

アリスが思案顔でそう呟く。



「つまり、この4人でそのゲームをプレイして、書にある魔法を暴こうというのね?」

「その通りよ。リスクも低そうだし、やってみたいと思わない?」



いつも無愛想なパチュリーの顔がほんの少し和らいだ。

珍しく呼び出したりしたところを見るにパチュリーも余程ワクワクしているらしい。



「へぇ、面白そうじゃないか」

「やるやるー!」

「…まぁ確かにリスクも低そうだし」



結局魔女と言うのは好奇心には勝てないのだ。



「そう言ってくれると思っていたわ。ルールは把握したから、やりながら説明していくわね――」





こうして4人の魔法使い、または魔法少女は魔道書解析というゲームに乗り出した。その先にある魔法が何なのか、期待に胸を膨らませながら――








記事メニュー
最近更新されたスレッド
ウィキ募集バナー