1日3冊の本を読むと、1年で1000冊読めます。1年で1000冊読めれば、1年で100冊読む人の10倍の知識量に触れることができるようになるわけです。
自分の場合はどうやっているかというと、通勤・通学の行きの電車(1時間弱)で1冊、帰りの電車で1冊、家に帰って1冊というのが基本的なスタンスです。大抵、200~250ページくらいの新書やハードカバーが中心ですね。
1時間弱で1冊の本をどうやって読みきるかというと、何も不可思議なマジックは使っていなくて、本にも80:20の法則が適用できると信じて、20の重要なところを重点的に読み、80のどうでもいいところは流すというだけです。それができれば、読むべき分量は、200×30%くらい=60ページくらいなので、1日で読むべき量は、大体60ページ×3冊で180ページ≒1冊分くらいでいい感じになるわけです。
あと、20の重要なところはどうやって判断するかというと、基本的には目次や表題、太線、図などがそれにあたります。筆者や編者が重要だと感じるから、わざわざ太線にしたり図にしたり、タイトルにしたりするわけなので。
同じ分野の本を読んでいると、大抵同じテーマや言葉が使いまわされるので、読めば読むほど読むスピードは早くなります。たとえば自分の例でいうと、最近は自分にとって新しい言葉や斬新なアイディア、表現だと感じられるような箇所を中心に読むようになってます。書店でひと目見て、新しい言葉や斬新なアイディアが1箇所もない本はまず買いません。ありふれた言葉と使い古された言い回しを使って、こねくりまわされた議論にはあまり面白みは感じないので。
というわけで、みなさんも本をたくさん読みましょう。(ちなみに、自分のお金で多読にトライすると、元を取りにいかなければと思えるので、多少追い風になるかも? あと、本にも旬があるので、古本屋で買うとつまらないと感じる本に出会う可能性も高くなるかも知れませんね。)