Korokoke

市場動向-モバイル業界こぼれ話

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最近営業をしていて良く担当するのがモバイルのベンチャー。
そこで今日はモバイルベンチャーの最近の動向について語りたいと思います。

モバイル業界と一口に言っても、
コンテンツプロバイダー、モバイル広告代理店、モバイルシステム開発など
いろいろとありますが、今回はモバイル広告会社について語ります。

モバイル業界のトップランナーは、20代後半~30代前半で、40代の人はほとんど
いません。それだけ若い業界ということです。

モバイル広告市場は600億円とかいわれていますが、最近目立つ傾向は
、広告主に徐々にナショナルクライアント(国内シェア5位以内の大手ブランド企業)が
名を連ね始めたことです。

インターネットの世界においては、もうかなり前からナショナルクライアントが
広告出稿をしていますが、これまでモバイル広告の中心を担ってきたのは
どちらかというと消費者金融、クレジット、ポイントサイトなど結構グレーな
業態を展開している会社ばかりでした。

しかし最近では東芝、リクルートなど大手が広告出稿を始めるようになり、
モバイル広告業界全体が盛り上がってきています。

現在モバイルベンチャーが抱える悩みは、以下に集約されています。
  • 広告代理から、自社メディアへの転換を図りたい。
  • 強い自社メディアを作るために、開発を外注ではなく内制化したい。
  • 内制化するために、phpとかがいじれるエンジニアがほしい。

広告代理の場合は媒体仕入れコストがかかるため、
DeNAのモバゲーのように各社とも莫大なPVをとれる自社メディアを作り、
そこに広告を載せることで収益率の向上を図りたいのです。

しかしメディアを作るにも開発を外注していたら利鞘は減ってしまうので、
何とか開発スタッフをおいて技術を内制化したい。

そこでLAMP(Linux,Apacche,MySQL,php)ができる人はいませんか?
と、どこの企業に行っても訊かれます。

そして、すいません、そんな人は今超売り手市場なので
年収高くするかスペックゆるめるかしないと採れませんよ、
と僕は同じセリフを繰り返します。

モバイルの世界においては技術者が圧倒的に不足しており、
各社とも開発力がないために突き抜けることができない、
そんな状態が続いています。

ベンチャーの採用において難しいところは、
  • 教育体制が整っていないため、人材を育てる力がない
=未経験の採用はできれば避けたい。

  • 大手企業に比べ手厚い報酬を出すことができない
=提示年収は低め。

  • エンジニアにはベンチャー思考の人が少ない。

この3つの要因により、
スペック下げられず、報酬上げられず、志向合わない、
という奇跡的な採用の難しさが伴っているところにあります。


  • ふーむ、興味深いね。採用者側は、モバイル広告市場がいかに
    広大なブルーオーシャンで成長性と将来性があるかを
    提示して見せるか、会社のヴィジョンや労働環境などで
    釣るかのどちらかってことになるのかしら。 -- あーにょ (2007-09-01 22:29:38)
  • そうだねエンジニアの人は論理的に客観的に考える癖があるからベンチャー特有のロマンでつることができないよね。
    サイバード受けてるときに自社メディアつくろうろとしてるのがちらついてた! -- すみきち (2007-09-09 02:17:43)
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