
このお方は、僕が本格的にデザインに興味を持つ
きっかけを与えてくれた人です。
きっかけを与えてくれた人です。
特に、smapの赤青黄のCDは衝撃的でした。
http://kashiwasato.com/#smap
http://kashiwasato.com/#smap
佐藤さんは常々、「たとえば色だけとか、
限りなくミニマルな形でコミュニケーションを
成立させることはできないか?」と
考えていたそうです。
限りなくミニマルな形でコミュニケーションを
成立させることはできないか?」と
考えていたそうです。
そこで独立して、グッドタイミングでやってきたsmapの仕事。
色だけで見せるということ自体は珍しくないんです。
青一色のCDジャケットとか、よくありますよね?
ここでのポイントは色をアイコン化するという発想です。
青一色のCDジャケットとか、よくありますよね?
ここでのポイントは色をアイコン化するという発想です。
本来ならイメージを伝えるだけの構成要素にすぎない色。
それ自体をコミュニケーションツールに押し上げる。
それ自体をコミュニケーションツールに押し上げる。
あの赤青黄のインパクトある配色は、
店頭に並べられたときの見え方まで計算されています。
まるで、CD屋にレゴが積んであるような状況が生まれる。
ポスターも、ラッピングバスも、すべてこの
アイコンを使い、街を埋め尽くす。
店頭に並べられたときの見え方まで計算されています。
まるで、CD屋にレゴが積んであるような状況が生まれる。
ポスターも、ラッピングバスも、すべてこの
アイコンを使い、街を埋め尽くす。
これまでの「CDジャケットのデザイン→告知」という
枠には収まらない大胆さがそこにはありました。
枠には収まらない大胆さがそこにはありました。
そして何より大事なのが、
これが単に見た目にすごいってことではなくて、
smapだからこそできたってことです。
これが単に見た目にすごいってことではなくて、
smapだからこそできたってことです。
smapという誰もが知ってるアイドルだからこそ、
余計なコピーなどはつけずに「smap」ってだけでいい。
余計なコピーなどはつけずに「smap」ってだけでいい。
赤青黄の配色も、デザイナーからすれば禁じ手です。あれは。
下手すりゃ色のことが分かってないって馬鹿にされかねない。
それも、smapなら成立しうる。
レゴの持つ記号性とあわせて、彼らの普遍的なポップ性を体現できる。
下手すりゃ色のことが分かってないって馬鹿にされかねない。
それも、smapなら成立しうる。
レゴの持つ記号性とあわせて、彼らの普遍的なポップ性を体現できる。
これを機に、smapのアートディレクションの方向性も
決定的になりました。
決定的になりました。
smapの作品を並べるとわかるんですが、
単に顔のドアップとかポーズ決めてるとか、
いかにもなアイドルCDではなくなってます。
それはsmapをいわゆる「アイドルを超えたアイドル」へと
逸脱させるのにも貢献しているといえます。
単に顔のドアップとかポーズ決めてるとか、
いかにもなアイドルCDではなくなってます。
それはsmapをいわゆる「アイドルを超えたアイドル」へと
逸脱させるのにも貢献しているといえます。
なんていうか、
単にデザインがクライアントの意向に応えるだけじゃなくて、
相手さえ気づいていないポテンシャルを引き出していくかのような、
そういうものをクリエイティブと呼びたいな、と思ったりするわけです。
単にデザインがクライアントの意向に応えるだけじゃなくて、
相手さえ気づいていないポテンシャルを引き出していくかのような、
そういうものをクリエイティブと呼びたいな、と思ったりするわけです。
当たり前っちゃ当たり前なんですが、
実行に移すのが大変で。
実行に移すのが大変で。
実際何が一番言いたいかって、
この案をジャニーズ事務所に通しちゃったってのが
現場からすれば一番衝撃的だったんじゃないかな、と。
この案をジャニーズ事務所に通しちゃったってのが
現場からすれば一番衝撃的だったんじゃないかな、と。
カヤシマ
- 今日、『佐藤可士和の超整理術』って本を
ちらっと立ち読みしてきました。ドコモの
N702iDの話とか面白かった。
論理性がデザイン方面で発揮されると、
こうなるのかーって感じでしたね。 -- あのん (2007-09-26 18:28:31) - おもろい!!
いわれてみるとそうだね!! -- すみきち (2007-09-29 01:53:33)
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