| タイトル |
彼女がアイツで、俺はだれ！？ |
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| ブランド |
プラリネ |
| ジャンル |
一目惚れ、強引に因縁つけＡＤＶ |
| メディア |
DVD-ROM |
| 原画 |
神谷ともえ |
| シナリオ |
杜氏奈 伊利 |
| 発売日 |
2020/7/31 |
| 価格 |
3,800円（税別） |
選評
982 名前：彼女がアイツで、俺はだれ！？ 選評者[] 投稿日：2020/08/03(月) 23:56:44 ID:8PsjyOsQ
彼女がアイツで、俺はだれ！？
ジャンル : 一目惚れ、強引に因縁つけＡＤＶ
ブランド : プラリネ
発売日 : 2020年7月31日
価格 : 3,800円（税別）
原画 : 神谷ともえ
シナリオ : 杜氏奈 伊利
〇あらすじ
俺（下園和治）はごく普通の男子学生。 あたりまえだが特殊な能力はない！
ある日、校内放送で呼び出された俺は生徒会室へ行くことに。
そこに待っていたのは、取り巻きに囲まれた生徒会長の霧島織愛、
俺とふたりきりになるやいなや生徒会長は、
「アタシの前世は信長だ！ 良くもぬけぬけと現れたな、明智光秀！」と言って襲いかかってくる。
何が何だか訳がわからないが、身の危険を感じ部屋から逃げ出すと今度は、
あからさまなギャルの結城華蘭が現れ、「助けてあげよっか～？」と俺の手を握り、屋上へと案内する。
ギャルの華蘭は、俺の顔に両手を当ててしっかりと覗き込むと、「やっと出会えたみたいだね……♪」と顔を赤らめながら服を脱ぎ始め、俺に覆いかぶさってくる。
唐突な展開に混乱する中、屋上に突入してきた生徒会長 霧島織愛が、ギャル華蘭と俺のイチャイチャ振りを見て声を荒げる。
だが、ギャル華蘭が「代を重ねて時を超え、ここで会ったが百年目、そんな男を譲るほど、アタシは安い女じゃない！」と
韻を踏んだ優雅な啖呵を切った途端、俺も生徒会長もその雰囲気と気品に飲まれ、声を失ってしまう。
どうやらふたりには前世の記憶があるらしいが…、俺にしてみれば何のことだかさっぱりわからない。
そして、きっと普通のことなのだと思うが、俺には前世どころか、幼少期頃からの記憶しかない。
無茶苦茶なことを話すふたりに困惑してしまうも、
強引だったり、色気たっぷりだったりと、積極的に俺に興味を持って接触してくれる
異性の存在が嬉しくて、
平凡だった俺の日常が楽しい日々へと変化していくのだった。
〇問題点
本作品は転生系ラブコメの類であるのだが、問題というよりこの作品のほぼ大半がネットで聞きかじった豆知識の羅列で出来ている。
生活ネタ政治ネタ健康ネタ機器類ネタ等さまざまな分類に分かれて数行ごとに豆知識が押し寄せてくるのだが、その豆知識もあまりにも雑でよく考えるとおかしい点などがあるためにトリビアの泉ならぬストレスの泉と化している。
この原因が最初は主人公の性格が合理性を求めて動くという設定から来るものであると思われていたのだが、実際はヒロインやモブまで豆知識大会をしてくるので単純にライターによる書き分けが豆知識の並べすぎが原因で出来ていないことから来るという結論に至った。
こうして例に挙げているものでもほんの一部ということを再確認して更に絶望した。
この問題の主人公も最初は『なら、変な女子と将来性のない交際をするより、時間とお金の節約が出来て効率的だよな！！』とオナホを絶賛していたエロゲ主人公にあるまじき発言をしていたのだが、あっさりと導入も雑すぎるHシーン導入となり流されすぎて主張していた時間は何だったんだと問い詰めたい。
設定では鍛えて健康的な体と言っていたにも関わらず腹は出ていて太ももも非健康的に太く、自分のお腹の心配をさせられる始末である。
Hシーンに至っても本番前にヒロインの片方に呼び出された・説明しないと誠実ではない・返事しないとなどと中断させられ14シーン中5つしか本番が無い。
しかもそのうち一つはシナリオもない3Pシーンで前座ですらないHシーン後の場面まで数えられており、何故か多い赤ちゃんプレイ......
ヒロインもヒロインで織田信長の生まれ変わりの生徒会長・霧島織愛と明智光秀と深い仲にあった元花魁の生まれ変わりの百戦錬磨のギャルが主人公が明智光秀の生まれ変わりに間違いないと絡んでくるのだが、当の主人公は最後までその記憶の鱗片すら思い出さない。
その生徒会長もバイク禁止校で銃剣道用の武器を振り回して教師を倒し、豊臣秀吉の生まれ変わりに違いないとバンドのボーカルを拘束具などを使用して拉致したりとそれなりに設定を作ろうとするもの犯罪行為であるなどを抜きにしても豆知識（豆しば～）が雰囲気を邪魔をする。
花魁の生まれ変わりのギャル・結城華蘭も記憶があるにもかかわらず、多くの男性との交際の中で男に失望して主人公にアタックをしたという設定だがここお決まりの処女である。
ただし華蘭の場合は、度重なる無駄知識（豆）さえなければまだ生まれ変わり設定としてそれなりに見れるところもあるので残念なところである。
おまけにBGMがまるで何かの教育番組のような音でHシーンでさえも攻めてくる。
〇まとめ
ネタ帳のネタだけを詰めてライターの存在意義が皆無な作品である。
大量に湧き出でる豆しば～を脳内で駆逐し続けなければいけない苦痛が作品を読むどころでは無くしている。
何かのショッピングサイトのごとき豆知識を褒めるヒロインやエキストラはライターの承認欲求なのだろうかと邪推するのも無理もない。
この主人公もヒロインのストーカーの解決方法に下着を脱がせておとりに使い監視など常識を疑う行為を平然と行うので合理的とは何なのだろうか。
このライターに取って豆知識披露宴が合理性の象徴というのであれば今後の作品を考え直してもらいたい。
追加
11 名前：彼女がアイツで、俺はだれ！？ 選評者[] 投稿日：2020/08/04(火) 23:04:46 ID:s/mIqRX6
追加が欲しいと聞きまして
これ以上引っ張ってくるのはそろそろ（精神的に）きつい......
最終更新：2020年09月26日 13:37
