849:選評 バカップル・サプリメント ◆rYl7JZcCzo:2025/12/10(水) 22:48:51 ID:GK7vd5tA
タイトル:バカップル・サプリメント
ブランド:ま~まれぇど
ジャンル:めちゃくちゃ恥ずかしい超絶バカップル体験ADV
定価:
通常版¥9,800(税込¥10,780)
抱き枕カバー付き豪華版¥20,800(税込¥22,880)
発売日:2025年11月28日
シナリオ:早瀬ゆう
原画:
emily、木場智士、ぎん太郎、まろたろ(SD)、蒼都かりん(サブキャラ)
■あらすじ
男とは常に癒やしを求めている。
毎朝小悪魔なブラコン妹に起こされる。これが癒やしか?
玲奈「お兄ちゃんが望めば、私……何でもしてあげるよ……? どんなに恥ずかしい事だって……」
今度は隣の家の元気な幼馴染みまで起こしに来る。これも癒やし?
秋葉「お前ら朝から発情してんじゃねぇ!! い、妹のチュウ!? チュウだと!?」
毎朝勃発する妹vs幼馴染みの戦い。そんな渦中においても妹はパンツをチラ見せしてくる。これこそ癒やし?
学校へ行けば明らかに●リ●リな女生徒会長が、今日も特別扱いしてくれる。
凜「あら、私に気に入られてる自覚はあるのね~? ふふっ、良かった。可愛い子ね~♪」
小悪魔妹、腐れ縁幼馴染み、そして●リ生徒会長。
この鉄壁の布陣に……この春、さらに強力なメンツまで加わるなんて。
フレデリカ「スウェーデンから参りました。フレデリカ・アールクヴィストと申します」
仲良くなれることが出来た
可愛くて好奇心旺盛で、さらに癒やし系ボイスなところが彼女のチャームポイント。
この状況で、彼女が出来なきゃ男じゃないと俺の母ちゃんは言う。
恋愛は男女共に究極の癒やしであると。
バカップル*サプリメント
この春俺も、自分の青春に一歩踏み出そう。
女の子たちからの、心の処方箋。
女性に癒やされる環境は、もう整っているのだから。
■キャラクター
他の男なんて相手にしない、お兄ちゃんだけが大好きな超小悪魔妹。
男性の動揺するシチュエーションを熟知しており、
今年1年生でありながら、本気でお兄ちゃんを落とそうと狙っている。
秋葉とは良い喧嘩仲間であり恋のライバル。
主人公、そして妹の玲奈とも幼馴染み。
主人公とは生まれた病院も幼稚園も全部同じのド腐れ縁。
おまけに主人公の家の隣に住んでいる。
昔から主人公の事が好きで、玲奈とは恋のライバル関係。
その人望の厚さから、普段は常に人だかりの中心にいる。
主人公の事を気に入り、自分が最上級生ということで、時々こちらを振り回してからかう。
真面目と茶目っ気が共存している、なんともアクティブな生徒会長。
茶目っ気抜群、根は大人しいふんわりとした可愛さを持つ美人転校生。
弄るとムキになったり、可愛いリアクションをたくさん見せてくれるので、主人公の格好の餌食。
そうやって弄られている内に、クラスメイトとも仲良くなれることが出来た彼女、フレン。
転校して間もないが、隣の席にいる主人公にも、淡い恋心を抱くようになってゆく。
■問題点
□不具合
幾多の延期に加えてマスターアップ後の延期ということで散々お待たせしたあとにご覧の有様だった。
発売日と同時に配布された修正パッチ1.01。
これがバグ追加パッチとKOTYeでは何度か見たものとなった。
DL版では発生しないようで、現在は1.02が配布されてバグは修正されているようだが、ここに何があったかを記録として残しておく。
また、DL版ではパッチの内容がすでに当たっているようだが、バージョンの表記が1.00であったため混乱を巻き起こした事も追記しておく。
○フルスクリーンにするとエラー落ちする
まず初手で食らうバグはフルスクリーンにするとエラー落ちするというものだった。
セーブデータに互換性がないため、多くのプレイヤーが開始前にパッチを当てたであろう。
しかしそれが罠であり、デフォルトでフルスクリーンに設定されているため、パッチを当てる前に起動してウインドウモードに変更しなければ再インストールするまでは起動できなくなってしまう。
また、マウスジェスチャーの初期設定にフルスクリーン化が入っているというトラップが仕掛けられているため、操作を間違えると突然エラー落ちする。
○CGの表示ミス
CGの表示にもミスがあった。
フレデリカ(フレン)のスカートを脱がしたと思ったら次のクリックで復活する。
アオカンしてたはずなのに、絶頂したら急に部屋の中のCGが表示されるなどのバグがある。
特にひどいのが、妹の玲奈に、主人公が恋愛から逃げていると指摘されてOPに入る。
そしてそのOP明けで再びそのシーンの回想に入るが、そこでクリックしていると突然別のヒロインのデートシーンのCGが表示されるというバグがある。
これでは妹のセリフを思い出しながら別のヒロインのことを考えている最低な主人公となってしまうので台無しであった。
このシーンは作品全体で見ても重要なシーンなのだが、そこでこのバグはこの作品の印象を著しく下げてしまっている。
○エッチシーンで表情が切り替わらない
エッチシーンというエロゲにおいて最も重要とされる箇所にも表情が切り替わらないというミスがあった。
最初に表示されるCGが目を瞑っていればそのシーンで目を開くことはない。
余裕そうな表情をしていたらテキストでどんなにとろけた喘ぎ方をしていてもずっと余裕そうな表情で演技を疑う事になる。
ぐるぐるの目であったら催眠かキメセクでもしているのかと思うくらいずっとぐるぐる目となる。
○エッチシーンでスキップができない
エッチシーンでCtrlおよびスキップボタンを押してもスキップができないというバグがあった。
私の場合はクリア後に検証のためスキップしようとしたところで発覚したのでプレイ中は問題はなかったが、エッチシーンを飛ばしてあとで見る派の人にとってはウザかったであろうと思うので一応書いておく。
○SDイラストが左に寄って表示される
●バグ以外の問題点
○テキストとCGが合わない
これはパッケージに同梱されているDLキーからダウンロード版を落として検証したが、修正されていなかったので仕様かと思われる。
本作はエッチをしたあとに今度はフェラも頑張るというセリフがほとんどのヒロインにあるくらいフェラチオへのこだわりがあるように思える。
しかし玲奈のパイズリフェラのHシーンで、テキストではペニスを咥えてと書いてあるのに画面に表示されているCGではペニスが完全に乳に埋もれていることがあるなどがっかりさせられた。
玲奈を胸の谷間に口がついているバケモノにしないでもらいたい。
DL版では途中から思い出したかのようにカットインが入るが、これがあるのならもっと早く出してほしい。
ver1.01のパッチではカットインが表示されないので余計にバケモノじみた印象が増してしまっている。
また、ゲームのEDを迎え、ムービーが流れるとエピローグで社会人になったあとのエッチシーンが描かれる。
そこではヒロインが妊娠している中でエッチをするのだが、玲奈と秋葉の二人はテキストでボテ腹と書かれているにもかかわらずその後のCGでお腹は膨らんでいない。
そもそも玲奈と秋葉のシーンで、テキストで妊娠していると明かされたあとのCGが授乳手コキと後背位となぜかお腹が見えない体位を採用しているのも謎だった。
これでは修正が難しいだろうし、仮に修正されたとしてもお腹にいる赤ちゃんが心配になる体勢だった。
○音量バランスが悪すぎる
ヒロインの声に対してBGMが大きすぎる。
凛、フレンの通常の声はBGMによっては声が全く聞こえない。
そのため、初手音量設定をほとんど0に近いくらい左に寄せないと耳にダメージが入る。
が、エンディングで流れる曲もどうやらこのBGMの音量で決まっているようなのでこの設定にすると聞こえづらい。
せっかくキャラクターごとにエンディング曲を用意しているのにもったいない。
また、キャラクターのボイスの音量も悪い。
普段からあまり声量が変わらない玲奈と秋葉はまだマシだが、凛とフレンは普段の声は穏やかめでツッコミを入れるときなどコミカルなシーンで突然大きな声を出してくる。
キャラクターボイスを個別に設定はできるが、あくまでマスター音量のみなので普段の声に合わせると耳にダメージが入り、大きいところに合わせると普段の声が聞き取りづらいという二者択一を迫られる。
凛もフレンも好きなキャラクターなのに耳にダメージを与えられるので印象が少し悪くなってしまったのが残念である。
○これまでの作風とは大きく異なるテンション
まず主人公の性格に難がある。
例を挙げると、
- 冒頭からして妹にやっていたエロゲの愚痴を泣きつくというキツイシーンから始まる
- 転校生のフレンに教科書に落書きしたキャラクターの世知辛い設定を紹介する
- 生徒会長に「俺の子を孕んでください」とセクハラをする
- 秋葉のバイト先にヘルプで入った際に、秋葉をナンパしてきた客にコオロギ定食を出す
などギャグにしてもだいぶキツイようなシーンが多い。
また、事あるごとに主人公が「周りの女の子がみんな可愛くて恵まれてるな」みたいな自慢をしてくるのもだいぶうっとうしい。
一回だけならまだわかるが、何度も繰り返すので邪魔に思えてくる。
ジャンルが「めちゃくちゃ恥ずかしい超絶バカップル体験ADV」となっているが、めちゃくちゃ恥ずかしいのはお前である。
そして、主人公以外にも大量のクソガキ、ピーちゃんとアレクソ、バイト先の店長、クラスメイトなど多種多様なモブキャラが下ネタ、世知辛い系のギャグを連発してくる。
特にオープニングムービーの前は5分に一回くらいのペースで、次々と仕込まれているためだいぶ邪魔だった。
特にひどいのが、転校してきたばかりのフレンに街を紹介するというキャラゲーでよくあるシーンだ。
場所が切り替わるたびにクソガキが
- ママのクレカで200万投げ銭したらカード停止になった
- 親がリボ払い地獄で給食費が払えない
- ママがキャバ嬢やめてVチューバーになった
- ママが定職についていない実家住まいの男を連れてきた
などと喚き散らしとにかく不快であった。
更には街を案内しているときにはずっとギャグ調の激しいBGMが流れているのもマイナスである。
先述の音量バランスの問題でデフォルトの設定ではフレンの声が全く聞こえない。
転校生に街を案内するイベントの醍醐味は初々しい反応を見ることだが、それを自ら破壊している。
一応、主人公の性格についてはライターの作風とすれば理解できなくはない。
しかしモブのギャグが多すぎることについては明らかにクソといえる。
というのも、さきほども書いた主人公がやっていたエロゲの不満を妹に泣きつくシーンで「尺稼ぎで男子生徒ABが延々と喋りまくるクソ日常シーン」を挙げているのである。
つまり、「モブの意味のない会話だらけのゲームはクソだよな!」という認識をこちらに与えてきたうえで、モブの意味のない会話を押し付けてくるのである。
言われなければこれもライターの個性と思いながらゲームを進められたかもしれないが、言われてしまったがためにモブの意味のないギャグが気になって気になって仕方がなくなる。
男子生徒ABじゃないからセーフだと思っているのならば勘違いも甚だしい。
モブのセリフはOP明けたあたりからだんだん少なくなり、個別ルートに入るとバカップルのタイトル回収のために必要なクラスメイトとのやり取りを除いてほとんど無くなったと思う。
もしかすると体験版で不評だったので削ったのかもしれないが、真相はま~まれぇどのみが知っている。
■その他気になること
クソ要素まではいかないが、どうしても気になることがあるので書かせてほしい。
○1つのCGで背景のスピーカーの存在感が大きく、エッチシーンに集中できない
○フェラシーンで竿が描かれない
秋葉のエッチシーンでフェラチオをするシーンがあるが、ここでなぜか竿が描かれていない。
竿を口に含むからこそのフェラチオであり、それがないとフェラ素振りでしかない。
一応前作でも透明な竿はあったが、挿入シーンのみだったと思う。
挿入シーンであれば膣の広がり具合がわかるのでまだマシだが、フェラだとどういうシーンなのか分かりづらい。
そもそもフェラの醍醐味はおちんちんを舐めることであるのでやはりおちんちんの描画は必要だと思う。
DL版では射精の直前に思い出したかのように口内のカットインが出てくるが、あるのならもっと早く出してほしい。
○謎のボウリング場の背景
妹の玲奈が飛び出していってしまい、それを主人公が追いかけるというエロゲでは王道のシーンがある。
ここではゆかりのある場所を探しにいくというのが王道の展開であるが、いない、いない、と場面が次々に切り替わっていく途中謎のボウリング場に一瞬立ち寄る。
これまでのシーンでボウリング場にまったく行っていないのでなぜ主人公がここに寄ったのか謎である。
全体的にギャグが多い本作では間違えて表示されているのかギャグでやっているのかがまったくわからない。
DL版でも同じだったので少なくともバグではないらしい。
スタディ§ステディ2に出てくる背景と同じものだったので、紛れ込んだのだろうか。
○鼻上のハイライトが立ち絵のアニメーションと合わない
立ち絵にアニメーションがあるが、これが鼻の上のハイライトと合っていない。
というのも髪から抜けた光として描き込まれているが、その光が髪の揺れに連動して動かない。
そのため鼻の上になにか光るシールを貼っているか、顔に変なくぼみがあるように見えてしまう。
また、顔の赤みがハイライトの上にアニメーションで追加されるが、切り替えのタイミングでだんだん光ってくるようになってしまっている。
これだったら鼻上のハイライトはイベントCGのみに用意すればよかったと思う。
○プロフィールの誕生日と作中誕生日のずれ
作中、秋葉の誕生日を主人公が祝うシーンがある。
秋葉の誕生日は3月15日と公式サイトのプロフィールに書いてある。
しかし本作の開始は4月だと作中の描写でわかり、夏休みに入っていないのでどんなに長くても4月~7月前半が作中の経過時間であると思われる。
誕生日イベントはキャラゲーでは重要なはずで、それが作中の時間軸と設定がずれているのはもうちょっと考えて設定を決めてほしいと思ってしまう。
■まとめ
ま~まれぇどといえば延期と言われるようになって久しい。
今作も改善されておらず、散々発売を先延ばしにしたにもかかわらず、蓋を開ければバグだらけという有様だった。
さらにはマスターアップ後にも延期を行っておきながら修正パッチでバグを追加するという失態は呆れるしかない。
延期をするのであればそれに見合った完成度でリリースしてもらいたい。
作品としては主人公の性格と余計な世知辛系、下ネタ系のギャグさえ楽しめれば今のパッチやDL版でプレイする分には楽しめると思う。
ただし音量バランスの調整は初手必須である。