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  • 迷走失意 されどこの不運は連鎖のごとく

迷走失意 されどこの不運は連鎖のごとく

最終更新:2009年02月05日 17:22

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だれでも歓迎! 編集

迷走失意 されどこの不運は連鎖のごとく ◆NIKUcB1AGw



夏草や 兵どもが 夢の跡――松尾芭蕉

激戦の末、二人の兵(つわもの)が命を落とした博物館前ファイアーリング。
オメガマンは、未だここにとどまっていた。

「ふむ……。アシュラマンの奴、なかなかいい武器を支給されていたのではないか」

先程まで中を調べていたデイパックを閉め、オメガマンは一人呟く。
彼がここにとどまっていたのは、先の戦いで受けたダメージの回復を待つためだった。
その間手持ちぶさたなので、自らが殺害したアシュラマンの荷物を調べていたのである。

(さて……。ダメージは抜けきっていないが、いちおう戦えるレベルではあるな。そろそろ次の獲物を探しに行くか。
 このあたりで人の集まりそうなところというと……やはりモールか?)

地図を眺めながら、オメガマンは次の行き先を思案する。その時、突然彼の周囲が暗くなった。

(何だ? にわか雨でも降るのか?)

反射的に、顔を上げるオメガマン。彼の視界に映ったもの、それは……。



          ,..、.,,..、-‐- 、
        ,.、-'´   ``ヽ、 ``‐ 、
        !         ヽ、  ``ヽ、
       i、           `ヽ、_   `ヽ、
       ヾ 、           ! ``ヽ、  ヽ,
        ヽヽ、_        i  _,,..ツ'´ ̄ヽ、
 -t,、  ,r‐-、_ヽ、ヽ.     ,.r'´ ̄       i
   `ヽv´/‐-、`=.、i、  ry'´           i,ヽ
     `"   `ー‐t、v´t、           i」_i__,.r'´
             `ー、_ミヽ、          !´,..ゝヽ、
               r‐''´ー`_、      ,..、t'´  ヽ.ヽ.
              / .j‐'''了´ ヽ、_  _r'、´  `t_,.._,.、ヽヽ,
            / ノ  !. i‐‐--'´`´ヽ.,_)   ヾ´ ヾ>``ヾz_-ニ=一
           _/ /   i  !    r,='´ヽ     ヽ
   ,r、,.-‐===='-シ    !  i    ゝつ  `ヽ,..、-'
   ´             i、 i             カ ナ ブ ン
                 i r!
                 レ,/`
                  i !
                  ! i
                  i i
                 /-!

中野さんの冥土の土産のコーナー
カナブンはコウチュウ目コガネムシ科ハナムグリ亜科に属する昆虫であり、やや大型のハナムグリの一種です。
ただし、一般的にはコガネムシ科全般、特に金属光沢のあるものを指す俗称として「カナブン」という名前が使われることもあるので注意が必要です。
関西から四国にかけては「ブイブイ」という呼び名があります。


◇ ◇ ◇


モール内・書店の一室。川口夏子に見守られる碇シンジは、未だ目を覚まさずにいた。
夏子は一言も喋らず、眠っているシンジも当然言葉を発することはない。
その部屋は、静寂に支配されていた。
しかしその静寂を破る、とんとんというノック音が部屋に響く。

「どうぞ」

夏子がそう言うと、遠慮がちにドアを開けて朝比奈みくるが姿を見せた。

「あの、あんまり遅いんで様子を見に来たんですけど……。シンジくんはまだ?」
「ええ、目を覚ましません」

傍らのシンジに視線をやりながら、夏子はみくるの疑問に答える。

「ひょっとして、どこか打ち所が悪かったんじゃ……。あ、いえ、別に夏子さんを責めているわけじゃないんですけど……」
「それはないと思います。直接頭を攻撃したわけではありませんから。
 おそらく、精神的疲労が激しかったんでしょう。心が休息を欲してるんです。
 まあ、もちろんはっきりしたことは専門家でないとわかりませんが……」

夏子の説明に、みくるは納得の表情を浮かべた。いつ殺されるかわからないこの異常な状況、まだ幼さの残る少年であるシンジにはそうとうこたえているのだろう。
彼でさえこうなのだから、彼よりもっと幼い彼女は今頃……。
自分の想像に、みくるは身を震わせる。

(キョンくんも妹さんも、待っていてください。きっと私たちが、この殺し合いを終わらせる方法を見つけて見せます)

守るべき二人の存在を、改めて確認するみくる。そして彼女は、ここに来たもう一つの目的がまだ達成されてないことに気づく。

「それからですね、夏子さん」
「何です?」

急な話題の転換にわずかなとまどいを見せた夏子だったが、みくるが差し出したメモと筆記用具を見て即座にみくるの言いたいことを理解する。

「わかりました」

盗聴を警戒し、夏子は最低限の言葉でみくるの意図を理解したことを示す。
そしてメモを受け取り、すぐさまそれを読み始めた。

「……!」

みくるが記した文章を読む夏子の顔に浮かぶのは、驚愕。それもそうだろう。
そこに書かれているのは「神に匹敵する力」だの「未来人」だの、あまりに彼女の常識からかけ離れたことなのだから。

「冗談……ではないですよね?」
「もちろんです。信じていただけるのは難しいでしょうが、全て事実です」
「わかりました。あなたの人格を信用して、これを事実だと認めましょう」

そう言いながら、夏子はメモの空欄にペンを走らせる。

『ここから先は、筆談にしましょう。カモフラージュのために適当に喋りますから、合わせてください』

夏子が書いた文章を読み、みくるは無言でうなずく。そして彼女たちは、口でそれらしい会話をしながら筆談を開始する。

『それでは、まずは私には理解できない単語が2,3あるのでそこから説明しても』

夏子が記した文章は、そこで途切れる。

一つ目の不運。それは、夏子とみくるが会話をしている時にシンジが目を覚ましたこと。


◇ ◇ ◇


えっと……僕は何をしてたんだっけ……。
たしか……夏子さんに投げ飛ばされて……。あそこで気を失ったんだろうか。
ここはどこだろう……。建物の中?
目の前にいるのは夏子さんと……朝比奈みくる。
二人は何か話し合ってる。やっぱり夏子さんは、あいつに騙されてるんだ。
でも、なんですぐに僕を殺さなかったんだろう? まだ僕が利用できると考えているから?
懐柔すれば、僕の持ってる疑いを晴らせると思ってるのかも知れない。
冗談じゃない。あの女と一緒にいたら、利用されるだけされて最後は殺されるに決まってる。
夏子さんはまだ信じたい気持ちが残ってるけど……きっと僕よりみくるの方を信用しているだろう。
悔しいけど、これまで自分がやってきたことを考えれば当然だ。
彼女は味方になってくれたはずだった。でも、もう無理だ。
もう僕の味方はいない。ここにいるわけにはいかないんだ。
一人にはなりたくない。だけど、安心して一緒にいられる人がいない。
逃げなきゃ! 逃げなきゃ! 逃げなきゃ!

二つ目の不運。それは疲労し、さらに気絶から覚醒したばかりのシンジの頭がまともに働かず、被害妄想と言ってしまってもいい結論を導き出したこと。


◇ ◇ ◇


三つ目の不運。それは夏子がみくるの記した内容に衝撃を受けるあまり、シンジへの注意を怠るという軍人らしからぬミスを犯したこと。

メモに文字を書き連ねていく夏子。その背後で、何かが動く音がする。

「シンジくん、起き……」

振り向きながら声をかけようとして、夏子は我が目を疑う。シンジが、全速力でこちらに走ってきたからだ。

「ちょっと……!」

考えるよりも早く、シンジを止めようとする夏子。だが初動が遅れたこと、ものを書く姿勢になっていたこと、そしてシンジが夏子を大きく避けるように移動したこと。
悪条件が重なり、彼女の手はシンジに届かない。

「きゃっ!」

シンジはみくるの横をすり抜けると、彼女の背を思い切り押した。
それによってバランスを崩したみくるは、夏子の胸に倒れ込む。それが、夏子の動きをさらに阻害する。
二人がもたつく内に、シンジは開きっぱなしになっていたドアから部屋の外に出た。

「待ちなさい! シンジくん!」

今の夏子に出来ることは、ただ叫ぶことだけだった。


◇ ◇ ◇


それより少し前。

「少しは落ち着いたらどうですか、マンタさん……」
「いや、でもさあ……。こうしてる間にも、誰かが助けを求めてるかも知れないのに……。
 かといって、シンジくんを置いていくわけにもいかないし……」

あきれ気味に注意してくるハムに対して、万太郎も不機嫌そうに反論する。
先程から万太郎は、一カ所にとどまらなければならないもどかしさをごまかすためか、しきりにストレッチやらシャドーボクシングやらをやっていた。
少しの間ならハムも文句はないのだが、さすがに延々と自分の周りでちょこまかされるとうっとうしくなってくる。

「だいたい、30分たってもシンジくんが起きなかったら移動するって話じゃなかったっけ?
 もう30分はとっくに過ぎてるんだけどなあ……」

虚空に向かって拳を振り続けながら、万太郎はぼやく。

「ムハ、そう言えばそうでしたな。まあみくるさんが先程様子を見に行きましたし、そろそろ動きが……」

ハムの言葉は、途中で遮られる。

「待ちなさい、シンジくん!」

「ムハ?」
「この声は夏子さん! 何か……」

二人が状況を理解する前に、彼らがいた部屋にシンジが飛び込んでくる。
そして万太郎を見て、ただでさえ青い顔色をさらに青くした。


四つ目の不運。それは、万太郎のシャドーボクシングを見たシンジがそれを自分への攻撃と勘違いしたこと。

「うわああああ!!」

錯乱したシンジは、近くにあった椅子をつかんで万太郎に投げつける。だが超人である万太郎にとって、この程度はどうということはない。

「はっ!」

華麗なるかかと落としが、椅子を床へ叩きつける。だがその間に、シンジは出口へ向かって駆けていく。

「ちょっと待って……のわっ!」

シンジの後を追おうとする万太郎。だが自らが蹴り落とした椅子につまずき、転倒してしまう。

「ああもう、何をやっているんですかあなたは!」
「ご、ごめん……」

自分が何も出来なかったことを棚に上げ、万太郎を叱責するハム。それに対し、万太郎は素直に謝る。
そこに、ようやく夏子とみくるがやってきた。

「二人とも、シンジくんは?」
「申し訳ありません。すでに外に……」

夏子の問いかけに、ハムは頭を垂れて返答する。

「いったい何があったの、夏子さん?」
「こっちが聞きたいわよ、そんなこと……。とにかく、あんな混乱した状態で外をうろうろしてたら格好の的だわ。
 早く追いかけましょう。ほら、立って!」

万太郎を立ち上がらせ、四人(正確には三人と一匹だが)は揃って店の外に出る。シンジはまだ、そこから見える範囲を走っていた。

「万太郎くん、ハム! 君たち、脚に自信は?」
「我輩はそこそこといったところですか……」
「僕は自信あるよ!」

夏子の問いかけに、万太郎とハムはそれぞれ答えを返す。

「それなら私たちのことはかまわないから、全力でシンジくんを追いかけて!」
「了解!」

万太郎は夏子の指示に従い、ギアをトップに入れる。
特にスポーツをやっているわけでもない普通の中学生であるシンジと、身体能力では人間をはるかに超える超人である万太郎。
どちらの足が速いかなど、火を見るより明らか。そのままいけば万太郎はあっさりシンジに追いつくはずだった。
そう、そのままいけば。

五つ目の不運。それは、万太郎とシンジの間に巨大な握り拳が落下してきたこと。


◇ ◇ ◇


「クオークォックォックォッ! モールに来たばかりでもう獲物が見つかるとはなあ。
 しかも文句なしの大物だぜー!」

オメガマンは、上機嫌だった。いきなりカナブンが現れた時にはさすがに驚いたが、なぜかそのカナブンは自分のダメージを癒してくれた。
それだけでもカナブンに遭遇した価値はあったのだが、オメガマンはさらにカナブンを乗り物として使い、このモールにやってきたのだ。
もっとも、気まぐれに飛び回るカナブンを目的の方向にコントロールするのは並大抵の苦労ではなかったが……。
ともかく、オメガマンはカナブンに乗ってモールの上空までやってきた。そして書店から飛び出してくる複数の人影を発見し、飛び降りたのだ。

「我らが完璧超人の首領、ヘル・ミッショネルズすら葬った男、キン肉スグル……。
 貴様を倒せば、この俺の格もぐんと上がるというものよ!」
「僕はスグルじゃなくて、息子の万太郎なんだけど……。今はそんなこと注意してる場合じゃないか」

父親と間違えられたことに不満を漏らしつつも、万太郎はファイティングポーズを取る。
目の前の男は、悪行超人の一派である完璧超人を名乗っていた。ならば正義超人である自分とは、相容れない存在だ。
正義超人と悪行超人が同じ場に揃った時、選択は戦い以外にあり得ない。

「みんな、ここは僕が食い止める。みんなはシンジくんを追いかけて!」
「え? でも万太郎くん一人を危険な目に遭わせるわけには……」
「任せてください! 餅は餅屋、超人の相手は超人がするべきなんです!」

自分を心配そうに見つめるみくるに対し、万太郎は胸を張ってみせる。

「朝比奈さん、ここは彼に任せましょう。私たちはシンジくんを追います」
「でも!」
「我輩も、それが最善の手だと思います。奴から放たれる殺気、並大抵のものではありません。
 ここは我々の中で最強であるマンタさんをぶつけるしか……」
「でも、彼一人を置いていくわけには……」

夏子とハムに言われてもなお、みくるは納得しない。

「大丈夫! 僕を信じて、みくるさん! それに僕、1対1の方が戦いやすいしね!」
「それに、シンジくんを早く追わないと。あの子、禁止エリアのことわかってるかどうか……。
 知らずに突っ込んで自爆なんてことになったら、洒落になりませんよ?」

万太郎自身と、夏子の駄目押し。ここまで重ねて、ようやくみくるは折れる。

「わかりました。絶対に負けないでください、万太郎くん!」
「心配ご無用! へのつっぱりはコルク栓にしといてください!」
「ムハ~、言葉の意味はわからないがとにかくすごい自信だ!」

万太郎の謎のフレーズに、ハムが感嘆の声を漏らす。


「万太郎くん!」

一方あくまで冷静な夏子は、万太郎に折りたたんだメモを投げつける。

「合流地点は、そこに書いておいたわ! そいつを倒したらそこに向かって!」
「わかったよ、夏子さん!」
「じゃあみんな、行くわよ!」

オメガマンを万太郎に任せ、夏子たちはシンジを追うべく走り出す。
だがオメガマンは、それを黙って見過ごしたりはしない。

「おっと、待ちな! あのガキは殺しがいがなさそうだったから見逃してやったが、貴様らはそうはいかん。
 せっかくだからその命と荷物、置いていってもらうぜ!」

オメガマンが構えるのは、アシュラマンの支給品だったマシンガン。
それを夏子たちに向け、オメガマンは引き金を引く。

「危ない!」

とっさに、万太郎はオメガマンと仲間たちの間に割り込む。マシンガンから放たれた銃弾の嵐が、万太郎の体を容赦なく撃ち抜く……はずだった。
だが銃弾は、万太郎に届いてはいなかった。彼のデイパックから飛び出した、一枚の布に阻まれて。

「ゲェーッ! あれはニンジャのおっさんの襟巻き! なんでここに!」

驚愕の声をあげたのは、万太郎自身。この「ザ・ニンジャの襟巻き」は、間違いなく万太郎の支給品だった。
しかしその薄さと万太郎の所持品チェックが大雑把だったことが重なり、存在に気づかれていなかったのだ。
そして襟巻きと万太郎がオメガマンの銃を封じている間に、他の面々はその場から走り去る。

「バカな! ただの布きれ一枚に、なぜマシンガンの弾が跳ね返される!」

目の前で起きたことが信じられず、オメガマンは驚愕の声をあげる。

「ただの布きれじゃない……。これには伝説超人、ザ・ニンジャの魂が宿っているんだ!」

襟巻きは宙を舞い、叫ぶ万太郎の首にひとりでに巻き付いた。

「ザ・ニンジャだと? 未熟者のブロッケンJr.ごときに負けた雑魚悪魔の魂がなんだというのだ!」

忌々しげに吐き捨てるオメガマン。その言葉は、万太郎の闘志に油を注ぐ。

「黙れ……!」
「何?」
「ブロッケンJr.さんもザ・ニンジャのおっさんも、お前ごときがバカにしていい超人じゃない!」

怒りをむき出しにし、万太郎はオメガマンに歩み寄る。

「雑魚を雑魚と言って、何が悪い!」

オメガマンが、今一度マシンガンの引き金を引く。

「火事場の……畳返しーっ!」

しかし万太郎は、オメガマンが降下してきた時に割れたアスファルトを盾にして銃弾を防ぐ。

「万太郎エアー!!」

さらにアクロバットな動きで銃弾をかわしつつオメガマンに接近し、彼の持つマシンガンを蹴り飛ばした。

「ぐっ……! おのれ……!」
悔しげな声を漏らすオメガマンに、万太郎は淡々と告げる。

「君、さっき完璧超人って名乗ってたけど……。嘘でしょ、あれ」
「何を言う! 俺は正真正銘の完璧超人だ! なんの根拠があってそんな言いがかりを……!」
「ヘラクレス・ファクトリーで習ったよ。完璧超人は悪行超人の中でも独自のプライドを持ち、絶対に凶器は使わないって」
「ふん、完璧超人も時と場合によっては凶器を使うわ」

万太郎の言葉を、オメガマンはあっさりと否定する。

「そうか……。じゃあ君は完璧超人どころか、悪行超人ですらない! かけらほどのプライドもない、ただの外道だ!」
「ほう……言ってくれるではないか……!」

この発言には、さすがにオメガマンも怒りをあらわにする。
もはや二人の間に、会話は不要。後は、拳で語るのみ。

「行くぞ!」
「来い!」

彼らは気づいていなかった。近くの店に取り付けられた電光掲示板に、こんな文章が表示されていたことを。

『正義超人VS悪行超人ストリートマッチinバトルロワイアル第1戦 キン肉万太郎VSジ・オメガマン』



【F-10 ショッピングモール/一日目・昼前】


【碇シンジ@新世紀エヴァンゲリオン】
【状態】左肘に銃創、疑心暗鬼、錯乱
【持ち物】小説『k君とs君のkみそテクニック』
【思考】
0.とにかく逃げたい。
1.死にたくない。独りになりたくないが、誰も信用できない。
2.朝比奈みくるに対し強い嫌悪感・敵対心、夏子を含む「大人」全般への疑心。
3.アスカと合流したい。
4.優勝したらカヲル君が――――?


【川口夏子@砂ぼうず】
【状態】健康
【持ち物】ビニール紐@現実、コルトSAA(5/6)@現実、.45ACL弾(18/18)デイパック、基本セット(水を少量消費、) 、夏子とみくるのメモ
【思考】
0.何をしてでも生き残る。終盤までは徒党を組みたい。
1.シンジとみくるに対して申し訳ない気持ち。みくるのことが心配。
2.シンジに追いつき、彼を確保する。
3.ハムを少し警戒。
4.力が欲しい。
5.水野灌太と会ったら――――

※主催者が監視をしている事に気がつきました。
※みくるの持っている情報を教えられましたが、全て理解できてはいません。


【朝比奈みくる@涼宮ハルヒの憂鬱】
【状態】左肩に切り傷(応急処置済み)、深い悲しみ
【持ち物】 スタームルガー レッドホーク(5/6)@砂ぼうず、.44マグナム弾30発、
    コンバットナイフ@涼宮ハルヒの憂鬱、七色煙玉セット@砂ぼうず(赤・黄・青消費、残り四個)
    デイパック、基本セット
【思考】
1.長門有希の真意を確かめる
2.シンジを追う。
3.北の市街地(パソコン)を目指す。
4.市街地についたらパソコンのある施設を探し、情報を探索。可能なら長門との交信を試みる。
5.朝倉涼子は警戒、古泉に対しても疑念。
6.この殺し合いの枠組みを解明する。
7.ハルヒが生き返るとすれば……

※ハルヒが自身の能力によって生き返る可能性もあると考えていますが、極めて可能性は薄いと思っています。
※トトロの外見のみ認識しました。
※主催者が監視をしている事を知りました。


【ハム@モンスターファーム~円盤石の秘密~】
【状態】健康
【持ち物】 ディパック(支給品一式)、不明支給品1~3
【思考】
1.夏子達に同行し、シンジを追う。でも危なくなったら逃げる。
2.頼りになる仲間をスカウトしたい。
3.アシュラマンも後でスカウトしたい。
4.殺し合いについては……。
【備考】
※ゲンキたちと会う前の時代から来たようです。
※アシュラマンをキン肉万太郎と同じ時代から来ていると勘違いしています。
※スタンスは次のかたにお任せします。仲間集めはあくまで生存率アップのためです。


【キン肉万太郎@キン肉マンシリーズ】
【状態】怒り
【持ち物】ディパック(支給品一式入り)、ザ・ニンジャの襟巻き@キン肉マンシリーズ、不明支給品1、夏子のメモ
【思考】
1.危険人物の撃退と弱者の保護。
2.オメガマンの打倒。その後、夏子たちを追う。
3.少年(シンジ)を守る。
4.頼りになる仲間をスカウトしたい。
  父上(キン肉マン)にはそんなに期待していない。 会いたいけど。
【備考】
※超人オリンピック決勝直前の時代からの参戦です。
※アシュラマンを自分と同じ時代から来ていると勘違いしています。
※悪魔将軍の話題はまだしていません。ぼんやりと覚えています。
※夏子たちとの合流地点については、次回以降の書き手さんにお任せです。


【ジ・オメガマン@キン肉マンシリーズ】
【状態】ダメージ(小)、アシュラマンの顔を指に蒐集
【持ち物】デイパック(支給品一式入り)×2、不明支給品0~2、5.56mm NATO弾x60、マシンガンの予備弾倉×3、アシュラマンの腕
【思考】
1:皆殺し。
2:キン肉マン(万太郎)を殺す。
3:スエゾーは特に必ず殺す。

※バトルロワイアルを、自分にきた依頼と勘違いしています。 皆殺しをした後は報酬をもらうつもりでいます。
※Ωメタモルフォーゼは首輪の制限により参加者には効きません。
※完璧超人復活ッ 完璧超人復活ッ 完璧超人復活ッッ 完璧超人復活ッッ 完璧超人復ッッ活ッッ
※万太郎をキン肉スグルだと勘違いしています。

※五分刈刑事のマシンガン@キン肉マン(残弾30%)が近くに落ちています。
※カナブンはまたどこかに行きました。

【五分刈刑事のマシンガン@キン肉マン】
西隅田川署の刑事、五分刈の旦那がいつもぶっ放しているマシンガン。
総弾数など調べようがないので、残弾は%で表示。

【ザ・ニンジャの襟巻き@キン肉マンシリーズ】
悪魔騎士から正義超人に転身した忍者超人、ザ・ニンジャの襟巻き。
ニンジャ本人の魂が宿っているかの如く勝手に動き、王位争奪戦ではアタル、ノーリスペクト戦では万太郎の危機を救った。



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Back:第一印象がいい奴にロクな奴はいない Next:走り続けてこそ人生

投下順で読む

Back:蛇男症候群 Next:少年少女よ大志を抱け

碇シンジの不安・川口夏子の葛藤 川口夏子 少年追い易く信頼成り難し
朝比奈みくる
ハム
碇シンジ
キン肉万太郎 叫び返せHUSTLE MUSCLE
根深き種の溝を越えて (後編) ジ・オメガマン

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