トップページ > 新聞論評 > 新聞論評 2010 > 新聞論評 20100419 > this Page
2010年4月19日 締 切 新聞論評 学籍番号 1914082 氏名 上田聡
1.新聞情報:
2.要約:
4月18日現在、円相場上昇圧力が続く見通しが立っている。一時は安値を記録したものの、これが円が買いやすくなるという結果に繋がり、米ドル金利上昇の歯止めと人民元切りの効果も相まって円高が強まる予想だ。(98字)
3.論評:
ドル/円は一時期1ドルあたり94円78銭の安値を記録していた。最近では安値といえる値である。この安値を記録した5日から18日までの米ドル/円のチャートは円高を示し続け92円までの上昇を果たしたが、その後92円50銭と円安へと推移しておりその動きが緩やかである。更にユーロ/円で見てみると、米基軸よりも激しい変動を見せるが概ね米/円と同じような推移を見せる。
はたして、同じような動きを見せる米ドル/円とユーロ/円の動きの要因は同じなのだろうか。米/円については前週末の米ダウ平均株価の下落を受けての日経平均株価の大幅下落が影響しているようだ。市場ではリスク回避をする動きが高まりクロス円が幅広く下落しており、ドル/円の動きは欧州市場終盤に91.59円まで売られた。だが、21時に米ダウ平均株価は底固く推移。これが市場ではリスクを積極的に取る動きに繋がり20日未明には92.47円をつけた。ユーロについては、中国での不動産投機への抑制策が上海株式市場での不動産株の大幅下落に繋がりこの影響が下落傾向へとつながった。だが、米ダウでの動きでユーロ買いが加速した。ふたつの結果は米ダウ動き(後のリスク回避傾向の後退)と、中国の政策の影響と見てとれる。本記事ではユーロ買いは後退の予想が強かったが、現在では米ダウの動きに翻弄されており、なおかつリスク傾向が強まっているので、円とドル売りが進みもう少しユーロ買いが続くと考えられる。(555字)
コメント
2010年4月19日 締 切 新聞論評 学籍番号 1914082 氏名 上田聡
1.新聞情報:
- 見出し:為替――円高圧力続く
- 新聞名:日本経済新聞 朝刊
- 発行日:2010年4月18日
- 面数:8面
2.要約:
4月18日現在、円相場上昇圧力が続く見通しが立っている。一時は安値を記録したものの、これが円が買いやすくなるという結果に繋がり、米ドル金利上昇の歯止めと人民元切りの効果も相まって円高が強まる予想だ。(98字)
3.論評:
ドル/円は一時期1ドルあたり94円78銭の安値を記録していた。最近では安値といえる値である。この安値を記録した5日から18日までの米ドル/円のチャートは円高を示し続け92円までの上昇を果たしたが、その後92円50銭と円安へと推移しておりその動きが緩やかである。更にユーロ/円で見てみると、米基軸よりも激しい変動を見せるが概ね米/円と同じような推移を見せる。
はたして、同じような動きを見せる米ドル/円とユーロ/円の動きの要因は同じなのだろうか。米/円については前週末の米ダウ平均株価の下落を受けての日経平均株価の大幅下落が影響しているようだ。市場ではリスク回避をする動きが高まりクロス円が幅広く下落しており、ドル/円の動きは欧州市場終盤に91.59円まで売られた。だが、21時に米ダウ平均株価は底固く推移。これが市場ではリスクを積極的に取る動きに繋がり20日未明には92.47円をつけた。ユーロについては、中国での不動産投機への抑制策が上海株式市場での不動産株の大幅下落に繋がりこの影響が下落傾向へとつながった。だが、米ダウでの動きでユーロ買いが加速した。ふたつの結果は米ダウ動き(後のリスク回避傾向の後退)と、中国の政策の影響と見てとれる。本記事ではユーロ買いは後退の予想が強かったが、現在では米ダウの動きに翻弄されており、なおかつリスク傾向が強まっているので、円とドル売りが進みもう少しユーロ買いが続くと考えられる。(555字)
コメント