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2010年9月6日 締 切 新聞論評 学籍番号 200814065 氏名 沖野真大
1.新聞情報:
2.要約:
インド企業がアフリカ市場の開拓に乗り出している。所得水準が近く、攻めやすい市場であると同時に、インドより消費性向が高いとの指摘がある。この流れを政府も後押しし始めており、今後活発化していきそうだ。(98字)
3.論評:
中国に関する記事が多くを占めている中で、インドとアフリカという組み合わせが眼を引いた。インドもアフリカもいわゆる先進国ではなく、今までは先進諸国がこの2国に進出する例が目立っていた。両国合わせて約22億人もの市場がある以上、各国にとって主要な市場であることは間違いないだろう。だが、そんな中での新興国同士の市場開拓。ここに大きな意義がある。中国にしてもそうだが、近年先進諸国の企業が利権を求めて次々と新興国に進出していく例は後を絶たない。無論進出することによって、新興国側の経済活動も活発にはなるかもしれないが、その一方で先進諸国との差が広がっていくのではないかと私は考える。
この流れを阻止し、新興国が先進諸国に追いつくための手段として、新興国同士での市場開拓という方法は非常に有効な手段ではないだろうか。南アフリカ・インド両国の政府は、この流れを後押しする方向で、包括的経済連携協定を結ぶ方向で協議を進めている。新興国同士での競争が促進されれば、先進諸国に食いつぶされにくい、強い国へと変わっていけるのではないだろうか。(460字)
2010年9月6日 締 切 新聞論評 学籍番号 200814065 氏名 沖野真大
1.新聞情報:
- 見出し:印企業、アフリカに照準 後発薬や消費財の生産拡大
- 新聞名:日本経済新聞
- 発行日:2010年9月6日
- 面数:6面
2.要約:
インド企業がアフリカ市場の開拓に乗り出している。所得水準が近く、攻めやすい市場であると同時に、インドより消費性向が高いとの指摘がある。この流れを政府も後押しし始めており、今後活発化していきそうだ。(98字)
3.論評:
中国に関する記事が多くを占めている中で、インドとアフリカという組み合わせが眼を引いた。インドもアフリカもいわゆる先進国ではなく、今までは先進諸国がこの2国に進出する例が目立っていた。両国合わせて約22億人もの市場がある以上、各国にとって主要な市場であることは間違いないだろう。だが、そんな中での新興国同士の市場開拓。ここに大きな意義がある。中国にしてもそうだが、近年先進諸国の企業が利権を求めて次々と新興国に進出していく例は後を絶たない。無論進出することによって、新興国側の経済活動も活発にはなるかもしれないが、その一方で先進諸国との差が広がっていくのではないかと私は考える。
この流れを阻止し、新興国が先進諸国に追いつくための手段として、新興国同士での市場開拓という方法は非常に有効な手段ではないだろうか。南アフリカ・インド両国の政府は、この流れを後押しする方向で、包括的経済連携協定を結ぶ方向で協議を進めている。新興国同士での競争が促進されれば、先進諸国に食いつぶされにくい、強い国へと変わっていけるのではないだろうか。(460字)