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2010年9月6日 締 切 新聞論評 学籍番号 200814036 氏名 加里本裕二
1.新聞情報:
2.要約:
独協医科大病院を受診した男性患者からほとんどの抗生物質が効かない新型多剤耐性菌が国内で初めて検出された。インドやパキスタン地域で感染者が急増しており、先月WHOは警戒を呼び掛け、厚生労働省は事実関係を確認している。(105字)
3.論評:
患者から検出されたのは「NDM-1」と呼ばれる酸素の遺伝子を持つ大腸菌である。この大腸菌は抗菌薬を分解してしまう遺伝子を持っており、肺炎や膀胱炎を引き起こす大腸菌や肺炎稈菌が、この遺伝子を受け取り症状を引き起こしたと究明されている。患者はインドからの帰国後すぐに病院へ入院し、同病院にて感染が確認されその後、この検体を改めて調べた結果、新型の多剤耐性菌が確認されたのである。
この多剤耐性菌が日本で新発見されたという情報は、一年が経ち新聞という情報媒体に乗り我々に伝わっている。厚生労働省は今年になって全国の医療機関へ注意喚起を促しているが、これらの一連の流れは緩慢である。日本はインフルエンザ然り、ウィルス対策準備が遅過ぎる傾向にあり、危機感がまるで伝わらない。この新型ウィルスが蔓延した場合は、ほとんどの薬剤は有効ではない。医療品市場も利益が上がる事は皆無だ。日本政府は早急なウィルス対策準備を強固なものにするべきである。(408字)
2010年9月6日 締 切 新聞論評 学籍番号 200814036 氏名 加里本裕二
1.新聞情報:
- 見出し:新型耐性菌、国内で初
- 新聞名:日本経済新聞
- 発行日:2010年9月7日
- 面数:35面
2.要約:
独協医科大病院を受診した男性患者からほとんどの抗生物質が効かない新型多剤耐性菌が国内で初めて検出された。インドやパキスタン地域で感染者が急増しており、先月WHOは警戒を呼び掛け、厚生労働省は事実関係を確認している。(105字)
3.論評:
患者から検出されたのは「NDM-1」と呼ばれる酸素の遺伝子を持つ大腸菌である。この大腸菌は抗菌薬を分解してしまう遺伝子を持っており、肺炎や膀胱炎を引き起こす大腸菌や肺炎稈菌が、この遺伝子を受け取り症状を引き起こしたと究明されている。患者はインドからの帰国後すぐに病院へ入院し、同病院にて感染が確認されその後、この検体を改めて調べた結果、新型の多剤耐性菌が確認されたのである。
この多剤耐性菌が日本で新発見されたという情報は、一年が経ち新聞という情報媒体に乗り我々に伝わっている。厚生労働省は今年になって全国の医療機関へ注意喚起を促しているが、これらの一連の流れは緩慢である。日本はインフルエンザ然り、ウィルス対策準備が遅過ぎる傾向にあり、危機感がまるで伝わらない。この新型ウィルスが蔓延した場合は、ほとんどの薬剤は有効ではない。医療品市場も利益が上がる事は皆無だ。日本政府は早急なウィルス対策準備を強固なものにするべきである。(408字)