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{2010年9月6日 締 切 新聞論評 学籍番号 1914076 氏名 川添由理子}
1.新聞情報:
2.要約:
吉野家は、新商品「牛鍋丼」を7日から全国で販売すると発表した。価格は280円で、したらきや豆腐と入れることで牛肉の使用量を抑え低価格にした。この動きに松屋フーズや、すき家などの競合店も牛うどん価格を下げる戦略をとり始めた。(109)
3.論評:
吉野家は値下げ競争と一線を画してきたが、来バスの値下げに押されて販売不振に陥っており、新商品の「牛鍋丼」で巻き返す狙いだ。主力の牛丼では米国産の牛肉のみ使っていたが、牛鍋丼は割安な豪州産を一部利用し、他の具材を入れることで差別化を図った。
牛鍋丼は競合店の商品に比べ様々な具材が入っている。季節も秋となる今、「鍋」が旬をあらわし、しらたきや豆腐も入っているため女性にも受けいれられやすいだろう。見た目のも鮮やかで、女性の「野菜が入っているから肉を食べても大丈夫」という心理をうまく 取り入れ、男性が主な客層である吉野家に新たな客層が入るのではないかと考えている。
競合他社のただ安易に値下げをするのではなく、価格が下げられる取り組みをし、新たな商品を生み出した吉野家の戦略は非常に有効であると考えられる。(352)
{2010年9月6日 締 切 新聞論評 学籍番号 1914076 氏名 川添由理子}
1.新聞情報:
- 見出し:吉野家、280円で「牛鍋丼」 低価格で巻き返しへ
- 新聞名:日本経済新聞 朝刊
- 発行日:2010年9月3日
- 面数12面
2.要約:
吉野家は、新商品「牛鍋丼」を7日から全国で販売すると発表した。価格は280円で、したらきや豆腐と入れることで牛肉の使用量を抑え低価格にした。この動きに松屋フーズや、すき家などの競合店も牛うどん価格を下げる戦略をとり始めた。(109)
3.論評:
吉野家は値下げ競争と一線を画してきたが、来バスの値下げに押されて販売不振に陥っており、新商品の「牛鍋丼」で巻き返す狙いだ。主力の牛丼では米国産の牛肉のみ使っていたが、牛鍋丼は割安な豪州産を一部利用し、他の具材を入れることで差別化を図った。
牛鍋丼は競合店の商品に比べ様々な具材が入っている。季節も秋となる今、「鍋」が旬をあらわし、しらたきや豆腐も入っているため女性にも受けいれられやすいだろう。見た目のも鮮やかで、女性の「野菜が入っているから肉を食べても大丈夫」という心理をうまく 取り入れ、男性が主な客層である吉野家に新たな客層が入るのではないかと考えている。
競合他社のただ安易に値下げをするのではなく、価格が下げられる取り組みをし、新たな商品を生み出した吉野家の戦略は非常に有効であると考えられる。(352)