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{2010年8月23日 締 切 新聞論評 学籍番号 1914082 氏名 上田聡}
1.新聞情報:
2.要約:
日立製作所やオムロンなどのメーカー14社は微細な機械構造を併せ持つ高機能電子部品を共同で開発する。現在、製造技術など様々な面で欧米に後れを取るが、日本のメーカーは協力して巻き返しを図る。(92字)
3.論評:
記事で紹介されている高機能電子部品は、MEMS(微小電子機械システム)部品と呼ばれるもので、従来の日本ではマイクロマシンと呼ばれていたものだ。これはシリコンガラスやギアなで機械的な構造を組み込み、電子回路に接続したもので、速度や圧力を測るセンサーとして1980年代から使用されている。現在では、高機能携帯電話やゲーム機、自動車でも使用されており、今後は医療機器や燃料電池への応用も見込まれている。ある調査によると、MEMSの10年の市場規模は50億ドル(約4000億円)の見通しがたてられ、15年には1兆円を超えると言われている。
しかし、未来あるこのMEMS部品、そのシェアは欧米勢に奪われているのが現状である。技術大国と呼ばれている日本としては、すぐに巻き返しを図りたい所である。実際、日本は円高傾向が強く、輸出品の値が高くなる傾向にある。そのため海外に製品を売りにくい。多少高くてもどの国よりも良いものを発信できる技術を培うことこそが日本が生き残る術であると私は考えている。日本のネジやバネのようにMEMSと言えば日本と呼ばれるようになることが重要だ。(456字)
{2010年8月23日 締 切 新聞論評 学籍番号 1914082 氏名 上田聡}
1.新聞情報:
- 見出し:携帯・医療・車向け先端電子部品、日本勢14社共同開発――成長分野、遅れ挽回
- 新聞名:日本経済新聞 朝刊
- 発行日:2010年8月20日
- 面数1面
2.要約:
日立製作所やオムロンなどのメーカー14社は微細な機械構造を併せ持つ高機能電子部品を共同で開発する。現在、製造技術など様々な面で欧米に後れを取るが、日本のメーカーは協力して巻き返しを図る。(92字)
3.論評:
記事で紹介されている高機能電子部品は、MEMS(微小電子機械システム)部品と呼ばれるもので、従来の日本ではマイクロマシンと呼ばれていたものだ。これはシリコンガラスやギアなで機械的な構造を組み込み、電子回路に接続したもので、速度や圧力を測るセンサーとして1980年代から使用されている。現在では、高機能携帯電話やゲーム機、自動車でも使用されており、今後は医療機器や燃料電池への応用も見込まれている。ある調査によると、MEMSの10年の市場規模は50億ドル(約4000億円)の見通しがたてられ、15年には1兆円を超えると言われている。
しかし、未来あるこのMEMS部品、そのシェアは欧米勢に奪われているのが現状である。技術大国と呼ばれている日本としては、すぐに巻き返しを図りたい所である。実際、日本は円高傾向が強く、輸出品の値が高くなる傾向にある。そのため海外に製品を売りにくい。多少高くてもどの国よりも良いものを発信できる技術を培うことこそが日本が生き残る術であると私は考えている。日本のネジやバネのようにMEMSと言えば日本と呼ばれるようになることが重要だ。(456字)