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2010年9月27日 締 切 新聞論評 学籍番号 200914056 氏名 平岡輝長
1.新聞情報:
2.要約:
日産自動車と資本提携先である仏ルノーは中型車の新たなプラットホーム(車台)を共通開発する。これは2013年以降の新車に採用され、年間150万台規模の車に同じ車台を使うということである。主要部品の共通化によって調達コストの年間数千億削減をめざす。(117)
3.論評:
両社は同じ車台を使うことで、部品・部材購買額の約8割を占める主要70部品を共通化し、調達先を集約するねらいだ。
日米欧や中国、インド、ロシアなど世界各地に工場を持つため、部品メーカーはグローバルな供給体制を求められる。海外展開が遅れた部品メーカーは各地域で生産を分担する提携相手も必要となる。
同じく自動車メーカーの独フォルクスワーゲン(VW)とスズキも資本提携を機に部品の共通化を進める方針で、この動きが部品業界の世界的な再編に発展する可能性もある。業界にとって新たな発注方式はメリットとして車種やメーカー別に部品を設計する必要がなくなり、収益力の向上が見込める。一方ではデメリットとして今まで日産やルノーと取引していた企業が受注できなくなるリスクがある。
大手のコストカットが部品業界に与える影響は大きいと思われる。(353)
2010年9月27日 締 切 新聞論評 学籍番号 200914056 氏名 平岡輝長
1.新聞情報:
- 見出し:「日産・ルノー車台共通開発」-新聞名:日本経済新聞
- 発行日:2010年9月23日
- 面数:1面
2.要約:
日産自動車と資本提携先である仏ルノーは中型車の新たなプラットホーム(車台)を共通開発する。これは2013年以降の新車に採用され、年間150万台規模の車に同じ車台を使うということである。主要部品の共通化によって調達コストの年間数千億削減をめざす。(117)
3.論評:
両社は同じ車台を使うことで、部品・部材購買額の約8割を占める主要70部品を共通化し、調達先を集約するねらいだ。
日米欧や中国、インド、ロシアなど世界各地に工場を持つため、部品メーカーはグローバルな供給体制を求められる。海外展開が遅れた部品メーカーは各地域で生産を分担する提携相手も必要となる。
同じく自動車メーカーの独フォルクスワーゲン(VW)とスズキも資本提携を機に部品の共通化を進める方針で、この動きが部品業界の世界的な再編に発展する可能性もある。業界にとって新たな発注方式はメリットとして車種やメーカー別に部品を設計する必要がなくなり、収益力の向上が見込める。一方ではデメリットとして今まで日産やルノーと取引していた企業が受注できなくなるリスクがある。
大手のコストカットが部品業界に与える影響は大きいと思われる。(353)