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2010年9月27日 締 切 新聞論評 学籍番号 1914082 氏名 上田聡
1.新聞情報:
2.要約:
環境省は温暖化ガスを排出しない地熱発電の拡充に乗り出す。国立公園内の地中深くにある熱源の利用を、区域外から斜めに穴を掘るという条件付きで行う。温暖化ガス削減のため積極的な利用を進める。(92)
3.論評:
地熱発電は、地下にある高温の天然蒸気を利用して発電をする方法で、米国、イタリア、フィリピンなどで実用化されている。火山帯に位置する日本には、地熱資源量の潜在的な保有が多く、インドネシア、米国に続いて世界第3位の地熱資源量を持つ。また、この発電方法は、発電時に二酸化炭素を排出しないメリットがあり、温暖化対策としても有効であるため非常にクリーンな発電方法として活用出来る。
元々地熱発電というのは、熱源の約8割が開発規制のかかる国立公園の特別地域・特別保護区内にあり、導入が進んでいなかった。だが、エネルギーとして活用するためにその妥協案として、国立公園の区画外から区画内へ向けて穴を掘り熱源を利用するという方針が打ち出された。それは良いことなのだが、資源自体の使用は出来てもその可採量(発電量)はどの程度になるのだろうかという問題は浮かぶ。しかし、環境問題への取り組みで環境省が一歩踏み込んだ案を実行してきたのは純粋に喜ばしい。これは環境省の大きな変化として、素直にこれからに期待したい。(448)
4.コメント
2010年9月27日 締 切 新聞論評 学籍番号 1914082 氏名 上田聡
1.新聞情報:
- 見出し:地熱発電所の建設促進、環境省、国立公園の熱活用
- 新聞名:日本経済新聞 夕刊
- 発行日:2010年9月25日
- 面数:1面
2.要約:
環境省は温暖化ガスを排出しない地熱発電の拡充に乗り出す。国立公園内の地中深くにある熱源の利用を、区域外から斜めに穴を掘るという条件付きで行う。温暖化ガス削減のため積極的な利用を進める。(92)
3.論評:
地熱発電は、地下にある高温の天然蒸気を利用して発電をする方法で、米国、イタリア、フィリピンなどで実用化されている。火山帯に位置する日本には、地熱資源量の潜在的な保有が多く、インドネシア、米国に続いて世界第3位の地熱資源量を持つ。また、この発電方法は、発電時に二酸化炭素を排出しないメリットがあり、温暖化対策としても有効であるため非常にクリーンな発電方法として活用出来る。
元々地熱発電というのは、熱源の約8割が開発規制のかかる国立公園の特別地域・特別保護区内にあり、導入が進んでいなかった。だが、エネルギーとして活用するためにその妥協案として、国立公園の区画外から区画内へ向けて穴を掘り熱源を利用するという方針が打ち出された。それは良いことなのだが、資源自体の使用は出来てもその可採量(発電量)はどの程度になるのだろうかという問題は浮かぶ。しかし、環境問題への取り組みで環境省が一歩踏み込んだ案を実行してきたのは純粋に喜ばしい。これは環境省の大きな変化として、素直にこれからに期待したい。(448)
4.コメント