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2010年9月27日〆切 新聞論評 200914029 平中隆義
1.新聞情報
見出し 日本独自のネット新規格、通信を効率選択、高速・大容量に――20年度実用化へ。
発行日 2010年9月26日
新聞社 日本経済新聞、朝刊
面数 1面
2.要約
総務省はインターネットに代わる「新世代ネットワーク」について日本独自の新規格を構築する。NTTやNECなどと共同で、約300億円をかけて2011年度から実証実験を開始する。(85字)
3.論評
総務省は5年間にわたって実証実験を進め、新世代ネットの規格づくりを急ぐ。NTTやNECのほか、日立製作所や情報通信研究機構が参加する。日本が強みを持つ光通信やセンサー技術などで国際標準化を狙う。20年度の実用化を目指す。
実証実験では高い安全性を確保できる専用線の整備、すべての情報を光信号のままで送れる「光パス」の開発などを進める。そのうえで、用途に応じて通信手段を自動で切り替える技術の実用化に取り組んでいく。
具体的には医療や金融取引、行政手続きなどで個人情報を扱う場合には専用線、高品質の3D映像を送信するときは大容量の「光パス」を使えるようにする。通常の通信には現在のIP(インターネットプロトコル)を使い、通信目的に合わせた柔軟な利用を可能にする。「高速道路や専用レーン、一般道から常に最適なルートを選び、渋滞を解消するイメージ」だという。(373字)
2010年9月27日〆切 新聞論評 200914029 平中隆義
1.新聞情報
見出し 日本独自のネット新規格、通信を効率選択、高速・大容量に――20年度実用化へ。
発行日 2010年9月26日
新聞社 日本経済新聞、朝刊
面数 1面
2.要約
総務省はインターネットに代わる「新世代ネットワーク」について日本独自の新規格を構築する。NTTやNECなどと共同で、約300億円をかけて2011年度から実証実験を開始する。(85字)
3.論評
総務省は5年間にわたって実証実験を進め、新世代ネットの規格づくりを急ぐ。NTTやNECのほか、日立製作所や情報通信研究機構が参加する。日本が強みを持つ光通信やセンサー技術などで国際標準化を狙う。20年度の実用化を目指す。
実証実験では高い安全性を確保できる専用線の整備、すべての情報を光信号のままで送れる「光パス」の開発などを進める。そのうえで、用途に応じて通信手段を自動で切り替える技術の実用化に取り組んでいく。
具体的には医療や金融取引、行政手続きなどで個人情報を扱う場合には専用線、高品質の3D映像を送信するときは大容量の「光パス」を使えるようにする。通常の通信には現在のIP(インターネットプロトコル)を使い、通信目的に合わせた柔軟な利用を可能にする。「高速道路や専用レーン、一般道から常に最適なルートを選び、渋滞を解消するイメージ」だという。(373字)