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{2010年10月25日 締 切 新聞論評 学籍番号 200814036 氏名 加里本裕二}
1.新聞情報:
2.要約:
クリントン米国務長官は30日、ハノイで中国の外相と会談した。記者会見にて、尖閣諸島を巡る日中間の摩擦を解消する為、日米中の3ヵ国外相会談の開催を提案。また、尖閣諸島は日米安全保障条約の義務の一部であるという事を強調している。(111字)
3.論評:
今回の会談にて、中国の楊外相はクリントン米国務長官に「中国は日本に対してレアアースを禁輸する意図はない」と説明を行ったと記事から読み取れる。また、国務長官は欧米同盟国にてレアアースの供給源を模索すると述べている。中国側はこの尖閣諸島問題はとてもデリケートな問題として扱っており、誤った言行は慎む事を望んでいる。しかし、米側は、今回の問題は日米安全保障条約第5条の適用範囲であると述べ、中国をけん制している。
日米安保の5条とは、簡易にまとめると「日本の施設、領土に対して攻撃を行えば米国も共に守る」という条文である。今回の尖閣諸島問題は明らかな中国側からの先制的な武力攻撃であり、第5条が適用されるのは当然であると考えられる。また、レアアースの禁輸についても、政府は禁輸の支持を行っていないと弁論しているが日本への供給が途絶えたのは事実である。反日デモをも黙認する中国政府の責任と言っても過言ではない。(400文字)
{2010年10月25日 締 切 新聞論評 学籍番号 200814036 氏名 加里本裕二}
1.新聞情報:
- 見出し:尖閣問題 米、3ヵ国会合を提案
- 新聞名:日本経済新聞 朝刊
- 発行日:2010年10月31日
- 面1面
2.要約:
クリントン米国務長官は30日、ハノイで中国の外相と会談した。記者会見にて、尖閣諸島を巡る日中間の摩擦を解消する為、日米中の3ヵ国外相会談の開催を提案。また、尖閣諸島は日米安全保障条約の義務の一部であるという事を強調している。(111字)
3.論評:
今回の会談にて、中国の楊外相はクリントン米国務長官に「中国は日本に対してレアアースを禁輸する意図はない」と説明を行ったと記事から読み取れる。また、国務長官は欧米同盟国にてレアアースの供給源を模索すると述べている。中国側はこの尖閣諸島問題はとてもデリケートな問題として扱っており、誤った言行は慎む事を望んでいる。しかし、米側は、今回の問題は日米安全保障条約第5条の適用範囲であると述べ、中国をけん制している。
日米安保の5条とは、簡易にまとめると「日本の施設、領土に対して攻撃を行えば米国も共に守る」という条文である。今回の尖閣諸島問題は明らかな中国側からの先制的な武力攻撃であり、第5条が適用されるのは当然であると考えられる。また、レアアースの禁輸についても、政府は禁輸の支持を行っていないと弁論しているが日本への供給が途絶えたのは事実である。反日デモをも黙認する中国政府の責任と言っても過言ではない。(400文字)