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2010年5月30日 締 切 新聞論評 学籍番号 200814080 氏名 柏成昭
1.新聞情報:
2.要約:
東日本大震災で被災した自治体が、がれきなど震災廃棄物のリサイクルに乗り出す。木くずはチップ化して燃料や合板に、アスファルトやコンクリートの破片は建築資材などに利用する。(83文字)
3.論評:
東日本大震災によって岩手、宮城、福島は2500万㌧の廃棄物が発生している。これを早く処理することは復興の鍵を握ることにもなる。廃棄物はリサイクルを主とし、焼却、埋め立てする量を少なくし、処理を迅速にしていく。廃棄物の種類も多く、土砂も混じっているため、きれいにして分別した後にリサイクルを行う。岩手県は廃棄物となった木材をバイオマス発電、仮設住宅の合板に再利用され、宮城県は木くずをボイラー燃料や建築資材にし、金属などのくずも業者に売却の上で再利用される方針だ。また、廃棄物は津波対策にも利用される。宮城県岩沼市では総面積の半分ほどが浸水した。その津波対策として沿岸部にコンクリート片や土砂に積み、高い丘を複数築くことを検討している。これで津波の力を抑え、緊急時の避難所となる狙いだ。しかし、今回は大津波で津波に飲み込まれた廃棄物も多い。津波を受けた廃棄物は塩分を取り除く作業も必要である。また、福島県内は原発事故もあり、放射性物質の汚染状況しだいで処分方法が決まる。(431文字)
2010年5月30日 締 切 新聞論評 学籍番号 200814080 氏名 柏成昭
1.新聞情報:
- 見出し:がれき 分別・再生
- 新聞名:日本経済新聞 朝刊
- 発行日:2011年5月27日
- 面:5面
2.要約:
東日本大震災で被災した自治体が、がれきなど震災廃棄物のリサイクルに乗り出す。木くずはチップ化して燃料や合板に、アスファルトやコンクリートの破片は建築資材などに利用する。(83文字)
3.論評:
東日本大震災によって岩手、宮城、福島は2500万㌧の廃棄物が発生している。これを早く処理することは復興の鍵を握ることにもなる。廃棄物はリサイクルを主とし、焼却、埋め立てする量を少なくし、処理を迅速にしていく。廃棄物の種類も多く、土砂も混じっているため、きれいにして分別した後にリサイクルを行う。岩手県は廃棄物となった木材をバイオマス発電、仮設住宅の合板に再利用され、宮城県は木くずをボイラー燃料や建築資材にし、金属などのくずも業者に売却の上で再利用される方針だ。また、廃棄物は津波対策にも利用される。宮城県岩沼市では総面積の半分ほどが浸水した。その津波対策として沿岸部にコンクリート片や土砂に積み、高い丘を複数築くことを検討している。これで津波の力を抑え、緊急時の避難所となる狙いだ。しかし、今回は大津波で津波に飲み込まれた廃棄物も多い。津波を受けた廃棄物は塩分を取り除く作業も必要である。また、福島県内は原発事故もあり、放射性物質の汚染状況しだいで処分方法が決まる。(431文字)