トップページ > 新聞論評 > 新聞論評 2011 > 新聞論評 20110606 > This Page
2011年6月6日 締 切 新聞論評 学籍番号200914056 氏名 平岡輝長
1.記事情報
2.要約
31日に金融庁が大規模なシステム障害を起こしたみずほフィナンシャルグループに対して業務改善命令を出した。金融庁はみずほ銀行に対して、経営責任の明確化とシステム戦略、人事体制の見直しなどを求めるということだ。(102字)
3.感想
金融庁がみずほフィナンシャルグループに対して業務改善命令を出したのは、今回のシステム障害では現金自動出入機(ATM)が止まり、100万件を超える現金振り込みが滞るなど被害が大きかったからだ。またみずほ銀は旧3行のシステム統合をした2002年にも大規模な障害を起こしているがその時にも公共料金の二重引き落としなど起き、金融庁は業務改善を命じ、経営責任の明確化を求めた。その後、経営統合を主導したみずほグループの特別顧問3人が引責辞任した。今回の行政処分を受けて6月中にも前田晃伸・みずほFG前社長、斉藤宏・みずほコーポレート銀行前頭取、杉山清次・みずほ銀行前頭取の3人の特別顧問が退任する見通しだ。
みずほは改革案として問題のシステムは2012年までに共通の土台を作り、2015年度末までに完全統合するとしているが、他のメガバンクに比べるとスピードが遅いように感じられる。三菱FG、三井住友FGは合併、システム統合をそれぞれ3年、4年半で終えた。みずほはグループ内のシステム統合だけに4年かけるという。
改革の前倒しのためにはトップを変えるだけではなくみずほの企業風土の改善が求められる。(476字)
2011年6月6日 締 切 新聞論評 学籍番号200914056 氏名 平岡輝長
1.記事情報
- 新聞名:日本経済新聞
- 日付:2011年6月1日
- 面数:7
- 見出し:みずほに業務改善命令
2.要約
31日に金融庁が大規模なシステム障害を起こしたみずほフィナンシャルグループに対して業務改善命令を出した。金融庁はみずほ銀行に対して、経営責任の明確化とシステム戦略、人事体制の見直しなどを求めるということだ。(102字)
3.感想
金融庁がみずほフィナンシャルグループに対して業務改善命令を出したのは、今回のシステム障害では現金自動出入機(ATM)が止まり、100万件を超える現金振り込みが滞るなど被害が大きかったからだ。またみずほ銀は旧3行のシステム統合をした2002年にも大規模な障害を起こしているがその時にも公共料金の二重引き落としなど起き、金融庁は業務改善を命じ、経営責任の明確化を求めた。その後、経営統合を主導したみずほグループの特別顧問3人が引責辞任した。今回の行政処分を受けて6月中にも前田晃伸・みずほFG前社長、斉藤宏・みずほコーポレート銀行前頭取、杉山清次・みずほ銀行前頭取の3人の特別顧問が退任する見通しだ。
みずほは改革案として問題のシステムは2012年までに共通の土台を作り、2015年度末までに完全統合するとしているが、他のメガバンクに比べるとスピードが遅いように感じられる。三菱FG、三井住友FGは合併、システム統合をそれぞれ3年、4年半で終えた。みずほはグループ内のシステム統合だけに4年かけるという。
改革の前倒しのためにはトップを変えるだけではなくみずほの企業風土の改善が求められる。(476字)