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2011年11月14日 締 切 新聞論評 学籍番号 200814065 氏名 沖野真大
1.新聞情報
2.要約:
インドで、加入の伸びが急減速してきた。各社が闇雲に新規加入を増やすことをやめ、SIMカードの2枚目需要が1巡したことが要因だ。今後はデータサービスの向上など、顧客基盤の増加や収益性の向上が重要だ。(96字)
3.論評:
世界2位の携帯電話市場であるインドだが、加入の伸びはここに来て減速しているようだ。今までは2枚以上のSIMカードを相手の機種に合わせて差し替え、通話料を抑える手法をとる人が多かったが、去年からはその流れも落ち着いてきている。人口12億人に対して、インドの携帯の累計加入件数は8月末で8億6570万件。多くの人が2枚のSIMカードを持っていると考えると、携帯電話の普及率はまだまだ頭打ちしておらず、加入数自体の増加はまだまだ見込めるはずではあるが、インド国内の大手携帯会社各社は、SNSや農業への利用など、データサービスや農地開拓といった内容面の向上へ方向転換している。各社とも、今までは安く通話ができることが最重要項目として置かれていたため、加入者は多いが、継続利用者が少なかった。私はここで革新的なサービス、収益モデルを構築できれば、最大手であるバルティ・エアテルを脅かすのも容易ではないだろうかと考える。前回の論評でも述べたが、やはりここも早い者勝ちの様相を呈している。単純な加入数もそうだが、如何にして便利なサービスを生み出し、如何にしてそれを認めさせ、加入してもらうか。インドをはじめとする発展途上国ではそんな当たり前だが今の日本国内の企業にも忘れてほしくない基本形のビジネスが行われているのではないだろうか。(552字)
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2011年11月14日 締 切 新聞論評 学籍番号 200814065 氏名 沖野真大
1.新聞情報
- 見出し:インド、携帯加入急減速、詳細統計公表や「2枚目需要」一巡で。
- 新聞名:日本経済新聞 朝刊
- 発行日:2011年11月14日
- 面数:5面
2.要約:
インドで、加入の伸びが急減速してきた。各社が闇雲に新規加入を増やすことをやめ、SIMカードの2枚目需要が1巡したことが要因だ。今後はデータサービスの向上など、顧客基盤の増加や収益性の向上が重要だ。(96字)
3.論評:
世界2位の携帯電話市場であるインドだが、加入の伸びはここに来て減速しているようだ。今までは2枚以上のSIMカードを相手の機種に合わせて差し替え、通話料を抑える手法をとる人が多かったが、去年からはその流れも落ち着いてきている。人口12億人に対して、インドの携帯の累計加入件数は8月末で8億6570万件。多くの人が2枚のSIMカードを持っていると考えると、携帯電話の普及率はまだまだ頭打ちしておらず、加入数自体の増加はまだまだ見込めるはずではあるが、インド国内の大手携帯会社各社は、SNSや農業への利用など、データサービスや農地開拓といった内容面の向上へ方向転換している。各社とも、今までは安く通話ができることが最重要項目として置かれていたため、加入者は多いが、継続利用者が少なかった。私はここで革新的なサービス、収益モデルを構築できれば、最大手であるバルティ・エアテルを脅かすのも容易ではないだろうかと考える。前回の論評でも述べたが、やはりここも早い者勝ちの様相を呈している。単純な加入数もそうだが、如何にして便利なサービスを生み出し、如何にしてそれを認めさせ、加入してもらうか。インドをはじめとする発展途上国ではそんな当たり前だが今の日本国内の企業にも忘れてほしくない基本形のビジネスが行われているのではないだろうか。(552字)
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