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updated:2012-03-14 17:02:44 (Wed)
2012年3月12日締切 新聞論評 200914029 平中隆義
1.新聞情報
- 見出し 社員のソーシャルメディア利用――企業のリスク管理急務
- 発行日 2013年3月12日
- 新聞社 日本経済新聞朝刊
- 面数 21面
2.要約
近年になり急激に利用者が増えたソーシャルメディアの企業でのあり方が今問われている。企業の重要な情報の漏洩などの事件が多発しており、法的規制も言論の自由の侵害にあたるなど問題は山積である(92文字)
3.論評
「ツイッター」や「facebook」などの利用者が増える中で情報リテラシーの欠如した人間の行動が目立つのが現状である。この記事のように故意であるか否か関わらず企業の内部告発や誹謗中傷を平然と行える日本の情報メディア構造に原因があると考える。SNSに限った話ではなく、このようなことに誤った知識をもって利用しているのは、急速な情報系の発展と情報教育がうまくバランスを保てていないことが問題である。
日本では小学校から情報教育を行ってこそいるが、蓋を開けるとコンピュータの使い方やインターネットを用いた学習程度であり、情報リテラシーについては乏しいのが現状である。もっと教育の場として現代の最新機器に慣れ親しんだ世代にそういうことを教えないから今回のような問題が取り上げられるのである。
問題にすべきなのは、企業でのSNSによる書き込みの統制ではなく、情報リテラシーの広い意味での普及こそ議論すべきでないないだろうか。(394文字)
4.コメント