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updated:2012-06-04 11:53:05 (Mon)
2012年6月4日締切 新聞論評 200914029 平中隆義
1.新聞情報
- 見出し グリー、時価総額3000億円割れ、半年で半分以下に、事業モデルへ批判も。
- 発行日 2012年6月1日
- 新聞社 日本経済新聞朝刊
- 面数 15面
2.要約
31日の東京株式市場でSNS(交流サイト)大手のグリーの株価が前日比5%下落し、株式時価総額が3000億円を割った。従来の課金システムである「コンプリートガチャ」の廃止を決定してから株価は急落し始めた。(95文字)
3.論評
男女および年齢を問わず、手軽でわかりやすく時間の掛からないゲームの新しいあり方として誕生したSNS系ゲームに私は肯定的だった。しかし、昨今の決済能力の無い学生などによる重課金が大きな社会問題にまで発展し、考えを改めた。
簡単な操作で誰でも遊ぶことが可能だがゲーム内でのランキング性や問題視されている「コンプリートガチャ」の異様な確立と、一番の争点となったRMT(リアルマネートレード)の横行により、ユーザーの中毒的依存を誘発することに考えさせられる。あくまでもデータであり有形物でないにも関わらず、大手オークションサイトの「yahooオークション」にて高額で取引されるほど以上な事態となっている。また、前述のことを悪用しデータを不正操作し気候学取引されるゲーム内アイテムを増殖させ不当な利益を得る者まで現れている。
上記で述べた内容は氷山の一角に過ぎず、その現状はもはや誰も把握することが出来ないのである。公正で安心なSNS系ゲームでありより良い収益を上げることは困難であり、今後業界各社の動向が気になるところである。(446文字)
4.コメント