2012年8月16日〆 図書紹介文
20101031冨田裕太
- 図書名:トヨタ流自分を伸ばす仕事術
- 著者:若松義人
- 出版年:2002年2月20日
- 出版社:成美堂出版
- 要約
人間は、とにかくすぐ平均点をつけてしまう生き物である。例えば平均年齢や平均年収などといったものだ。確かにデータにすることは面白いし見えてくるものもなにかあるが、この章では平均でものを見ないことを示してある。バラつきこそ本当の意味がある。しかし人間は勝手に平均値ノルマを作りそれを達成すれば満足しそれ以上の伸びがない。ということをこの章で述べている。(174文字)
第2章 できると思えば何でもできる
人間は過去の先入観が強すぎると、やる前からできないという気持ちが先にでてしまう。これでは新しいなにかをやることは不可能である。それどころかメンタル面でも病んでしまい今までできていたことさえやれなくなってしまう。しかしやれると思えばやれてしまう。できないと思い込むとやれることすらできなくなる。とこの章では述べている。(158文字)
第3章 楽にやるな、楽しくやれ
楽にやっては楽しささえ生まれない。楽しくやるためにはそれなりの努力をしないといけないことが分かる。しかし高い目標に挑戦するときに忘れてはいけないことがある。それは、努力することによって不可能が可能になることもあるが、達成できないこともある。しかし一目むちゃな目標を立てることは、人生を面白くすることができ、生きがいを感じることが出来るとこの章では述べている。(179文字)
第4章 倍々ゲームで時間は増える
仕事上では、時間を生み出すために整理と整頓が最低限の条件である。しかし、何でも捨てればいいという考えではなく、トヨタ流では、いらないものを捨てて欲しいものがいつでも簡単に取り出せるようにする。これを指している。なにがどこにあるのかが一目でわかるようにすることが整理整頓と呼ばれる。とにかくあたりまえなことをすることで時間を増やすことが出来る。(171文字)
第5章 今こそがカベの越えどきだ
世の中には改善された会社がたくさんあるがその中で改悪になった会社もたくさんある。それは努力を怠ったからである。改善されて元に戻ってしまっては意味がない。人は苦しまなければいい知恵が生まれない。だから、もっと自分のカベに向き合っていかなければそこからの成長がないと言える。トヨタは、改善前に考えられる案をすべて出して、十分に検討すること、日々改善を積み重ねることというこの二つがルールである。(195文字)
第6章 組織の力を味方につけよ
トヨタでは、できないことはない、不可能はないと考えている。できるかできないかはやってみないとわからない。これはもちろん口で言うほど簡単ではないことは誰もが分かっている。しかし組織の力を味方に付ければなぜか何に対しても不可能を感じなくなる。これが組織の力を味方につけるということであり不可能を可能にしていく一つの作戦である。(161文字)
第7章 知恵のでどころを深く掘れ
知恵の出どころは身近なちいさなところにある。既存のものに創意工夫をこらし改良を重ねることで大きな成功をおさめている。創意工夫はひらめきではなく、科学であると言える。そして根気さえあれば誰でもできる。結局創意工夫は、その人の努力した価値を示すものだと言っている。多くの人が凡人で終わるのは、小さな種に気づかないからであるとこの章では述べている。(171文字)
- まとめ
コメント