登録日:2017/12/05 Tue 22:04:00
更新日:2025/08/26 Tue 22:54:21
所要時間:お前も約 23 分で読まないか?
今まで殺してきた柱たちに炎はいなかったな
そして俺の誘いに頷く者もなかった
なぜだろうな?
同じく武の道を極める者として理解しかねる
選ばれた者しか鬼にはなれないというのに
素晴らしき才能を持つ者が醜く衰えてゆく
俺はつらい
耐えられない
死んでくれ杏寿郎 若く強いまま
猗窩座とは漫画『
鬼滅の刃』の登場人物の一人である。
◆目次
◆プロフィール
身長:173cm
体重:74kg
猗窩座としての趣味:鍛錬
狛治としての趣味:庭の手入れ、錦鯉の世話(慶蔵と恋雪が可愛がっていた。)、絵を描く(恋雪が喜ぶので)
◆概要
作中で初めて登場した上弦の鬼で、無惨から直々に特別な任務を与えられているため行動範囲が非常に広い。
また、報告に馳せ参じるために人間に擬態する無惨の潜む住処の場所を知るなどこれまでの鬼とは別格の扱いを受けてもいる。
なお、経歴的には十二鬼月創設のきっかけになった鬼でもあるので、十二鬼月においては
猗窩座以前に鬼になっていた上弦のメンバーに次ぐ
最古参にも位置する。
ちなみに名前の発音は「あ↓か↓ざ↑」ではなく「あ↑か↓ざ↓」。「魚」ではなく「
バナナ」もしくは「サラダ」と同じアクセント。
◆外見
◆キャラクター像
一人称は「俺」。
二人称は基本的に「お前」だが、名前を知った鬼殺隊士に対しては下の名前で呼びかけることもある。
若く強い肉体のまま何百年も鍛錬し続けられるという点で鬼という種族を賛美しており、純粋な強さと武の極みを求めて
『至高の領域』に到達することを望む生粋の戦闘狂。
一般的な鬼が人間を自らの餌や愉悦の対象、あるいは手下としか見ていない場合が殆どのところ、
柱の様に高い実力を兼ね備えた人間に対しては
心からの敬意を払い笑顔で賞賛を送るなど、鬼とは思えない友好的な振る舞いを見せることもある。
ただし、ひとたび自分が弱者と見定めた者に対しては「虫唾が走る」と露骨に忌み嫌い、唾を吐きかけ侮辱することすら当たり前のように考え、「弱者が淘汰されることは自然の摂理」と断言する。
また、どれだけ強い者でも年を重ねれば老いて弱体化していく人間という種そのものも「人間は鬼には決して勝てない」と見下しており、やはり鬼らしく残忍で傲慢な性格の持ち主でもある。
この独特の価値観から「己と同じ境地に至った仲間と永遠に戦い続け研鑽を積みたい」という強い願望を持ち、強者と認めた相手には同じ鬼になるよう積極的に勧誘する。
そして断られた場合には「老いて醜く弱っていくのは悲しいので、いっそ若く強いまま死んでほしい(意訳)」として、自身の成長の糧とするべく戦闘を仕掛け、容赦無く殺害するという姿勢を取っている。
なお過去に勧誘に乗った者はいたようだが、全員死んだとのこと。
また、猗窩座の中ではあくまで
「互いの生死」が勝利における判断基準で、戦って生き残った者が勝者、死んだ者が敗者である。
加えて予想外の事態により己の命が危険に晒されれば、戦闘の決着の仕方は問わず
それまでの執着など露知らずといった体で撤退を選択するといった
上司譲りの生き汚さも見せている。
ただし、相手が正面から純粋に己を上回った場合には
自身の敗北を素直に認めるだけの度量はあり、戦闘中想定外の事態が発生した場合も武術家としてその事実を素直に受け入れた上で対処に臨むなど、
武人気取りの単純な小物というわけでもない。
なお、鬼という種族としては珍しく
陽気で饒舌な姿を見せたが、これはあくまで自身が認めた強者と相対した際にのみ現れる態度。
無惨に対しては静かに平伏するのみで特に敬意も憎悪も恐怖も無いらしい。他の上弦に対しては苛つきを感じており常に口数が少ないし、特に
童磨とは相性最悪で、
事あるごとに彼の頭部を粉砕するくらいには毛嫌いしている。
ただし、本人曰く
「俺は喋ることが好きだ」とのことなので、無限城で口数が少なかったのは
単純に同僚が嫌いだったからという可能性が高い。
……まあ実際に上弦の面々を見てみても
お喋りをして楽しいと思える様な面子ではないが。
他にも人間時代の影響なのか「たとえ鬼殺隊士であっても鬼にとって栄養価が高い女性を喰えず、それどころか殺せない」という一面を持つ。
この性質は無惨も知ってはいたが、猗窩座は実際に女を喰わずとも上限の上位に上り詰められるだけの実力を有していたこともあってか無惨にとってお気に入りの部類に収まっている。
猗窩座が無惨に従順だった事も相まって、何度か嫌味を言ったものの強制はしなかったらしい。もしくは強制してもできなかったのか……無惨は後述の過去を知るはずもないので。
きっと治す 助ける 守る
俺の人生は
妄言を吐き散らかすだけのくだらないものだった
人間だった頃の名前は「狛治」。
江戸の貧民街の出身。唯一の肉親である病床の父親を救うことを唯一の行動原理とし、病の治療に必要な高額な薬や栄養価の高いものを買う金を求めて掏摸などの窃盗を重ねていた。
当時は日々病気に蝕まれ弱り続けていく父親を根気強く看病し、後に自身が変じる事となる猗窩座とは正反対に弱者を見下し蔑むことはせず、思いやりを見せる心優しい少年であった。
また幾度となく捕まって刑罰を科されるが、大人ですら昏倒する百叩きの刑を喰らっても、腕に罪人の刺青を3本も刻まれてもなお盗みをやめず、奉行所の者たちからは「鬼子」として忌み嫌われるほどであったが、最愛の父親の為ならば狛治はどの様な責め苦を受けようと耐えられた。
しかし、父親は狛治の蛮行に耐えきれず、息子を犯罪に走らせた後悔と自責の念から、首吊り自殺を遂げてしまう。
“狛治へ”
“真っ当に生きろ まだやり直せる”
“俺は人様から金品を奪ってまで生きながらえたくはない”
“迷惑をかけて申し訳なかった”
貧乏人は生きることさえ許されねえのか 親父
こんな世の中は糞くらえだ
どいつもこいつもくたばっちまえ
父親に先立たれ自暴自棄となった狛治は、やがて江戸を追放される(所払い)が、そこで再び大人と生身で戦闘して気絶させたときに出会ったのが、素手の武術
「素流」の達人である貧乏武術家・慶蔵(CV:
中村悠一)、そしてその病弱な娘
恋雪(CV:
Lynn)父娘だった。
白昼堂々町中で暴れた狛治は慶蔵に
笑顔でボコボコに叩きのめされ、目が醒めると彼の道場に引き取られていた。
そしてとある理由で門下生がおらず、生活費を稼ぐために家を空けがちな慶蔵は、看護疲れにより
自殺した妻の代わりに恋雪の世話をしてほしいと狛治に頼む。
狛治は罪人である自分を信用する慶蔵を最初は訝しむも、弱々しく咳き込む少女に亡き父親の面影を見るのだった。
こうして慶蔵の弟子となった狛治は、道場に住み込みで素流の鍛錬と恋雪の看病に勤しむ日々を送ることになった。父娘と交流を深めていくことで狛治の荒んだ心は救われていき、恋雪もまた狛治との些細な会話が闘病の活力となっていた。
そして三年が経ち狛治が18歳、恋雪が16歳になる頃には、彼の献身的な看病の甲斐もあって恋雪はほぼ普通に暮らせるようにまで回復していた。
そんなある日、狛治は彼と恋雪の仲を見た慶蔵から
「恋雪と結婚して道場を継いでほしい」と持ちかけられる。
罪人である自分が他人に好かれる未来など想像していなかった狛治だが、
目の前の二人を命に代えても守りたいと感じて慶蔵の提案を承諾。そして夜空に輝く
花火の下、恋雪に誓う――。
私は狛治さんがいいんです
私と夫婦になってくれますか?
はい
俺は誰よりも強くなって一生あなたを守ります
苦しんできたばかりの報われない人生を乗り越え、遂に幸せを掴んだ狛治は静かに涙を流す。
こうして狛治は、亡き父の願ったように“真っ当な人生”を最愛の人と共に歩んで行く。
……はずだった。
誰かが井戸に毒を入れた…!!
慶蔵さんやお前とは直接やり合っても勝てないから あいつら酷い真似を!
惨たらしい…あんまりだ!!恋雪ちゃんまで殺された!!
悲劇は突如として訪れた。
以前から広く立派な土地と道場を狙って嫌がらせを重ねており、素流道場に門下生ができない原因となっていた近隣の剣術道場。
そこの跡取り息子が、いつまで経っても一家を追い出せないことに業を煮やしたか、はたまた横恋慕していた恋雪が狛治と良い仲になった嫉妬心からか、彼等は道場の井戸に毒を仕込み、慶蔵と恋雪を毒殺する暴挙に出たのだ。
亡き父親の墓前に、祝言を上げるというめでたい報告をしに行って帰った矢先の悲劇に、無力感と絶望で打ちのめされる狛治。
そして
復讐の鬼と化した狛治は剣術道場を襲撃。門下67名を
素手で皆殺しにした。
ある者は頭を砕かれ、またある者は内臓が破壊され、手足もちぎれ飛び、彼らの亡骸は原型を留めないほどにひしゃげ、
道場内に死体の夥しい肉片が飛び散り、見たものが正気を失う地獄絵図……
復讐を果たした狛治は、全身を返り血で染め夜の街を彷徨い歩く……。
鬼を配置した覚えのない場所で鬼が出たとの大騒ぎ 態々出向いて来てみれば
人間とはな 何ともつまらぬ
そこに現れたのは、狛治の凶行を聞きつけ興味を抱いた鬼舞辻無惨本人だった。
邪悪な笑みを浮かべる無惨に自暴自棄ながらも狛治は拳を振り上げるが、次の瞬間に無惨の手刀が狛治の顔に突き刺さる。
十二体程強い鬼を造ろうと思っているんだ
お前は与えられるこの血の量に耐えられるかな?
…ど う もう…どうでもいい…全て…が…
幸せになろうとした矢先にまたもや全てを失い、生きる事そのものに価値と意味を無くした狛治は、皮肉にも無惨の与える大量の血に適応。
こうして師匠も恋人も死に、身寄りに誰もいなくなった「狛治」は「猗窩座」に変貌を果たした。
恋雪への「誰よりも強くなる」という誓いのみが妄執として残り、以後百年以上に渡り自ら「意味もない」と自嘲する不毛な殺戮に手を染めるようになる。
無限の闘争と修練を望み続けた修羅の正体は、大切な人々を卑怯者の妬みで奪われてしまい、その報復で修羅と化した結果、卑怯者と弱者、何よりも大切な人を守ると言っておきながらできなかった自分を激しく嫌悪する、「狛治という人間の残骸にして成れの果ての幽鬼」とも言うべき存在。炭治郎に「卑怯者」と呼ばれた際に激昂していたのも無理からぬ事だろう。
また、十二鬼月の中では現状唯一の本人の同意なく無理矢理鬼とされた純然たる被害者という一面も持っている。
鬼と化した瞬間人間時代の記憶そのものを忘却すると同時に思い出してなお忌み嫌い、「くだらない」と唾棄する猗窩座だが、実際の所過去回想を見てみると
- 弱者を忌み嫌っていながら、自身も典型的な虐げられる側の弱者
- 全身の紋様は真っ当に生きるよう父に言われるも、鬼となって罪を重ねた結果罪人の刺青が鬼の紋様と混ざり合い生まれた産物
- 破壊殺・羅針のエフェクトは恋雪が身に着けていた髪飾りと同じデザイン
- 破壊殺の構え及び技は素流の技と同じ
- 卑怯者や弱者が嫌い→自分より弱い卑怯者たちに慶蔵と恋雪が毒殺
- 強さを求める動機が恋雪に語った「誰よりも強くなる」という考えから由来
- 童磨曰く「俺は言ったんだよ!(中略)女をたくさん食べた方が早く強くなれるって だけど猗窩座殿って女を喰わない上に殺さないんだよ」→恋雪への想いが無意識に残っているから女性に手を上げることができない。
- 破壊殺の技の一連の名前の大本は、恋雪との会話や彼女に告白された際に打ち上がっていた花火
- 自身の命と引き換えにしてでも守るべきもの全てを守り抜いた煉獄杏寿郎に対し、守りたいものを何一つ守れず自分一人だけ生き残ってしまった猗窩座(狛治)
と、明らかに過去の罪や後悔の記憶、人間性の残滓に雁字搦めにされているのが見て取れる。
どこを掘り下げても悲劇に直撃する鬱要素の塊や地雷原とでもいうべき、詰みに詰みまくった状態である。
十二鬼月の名は無惨によって与えられていることがファンブックにて明かされている。
そして「猗窩座」という名前は、
「猗」…去勢された
犬
「窩」…住処や穴蔵の他、物を隠すこと
「座」…座る、一箇所から動かない
とそれぞれの字に意味があり、本名の「狛治」が「狛犬」が由来であろうことを考慮し、これらを合わせると……
「去勢された犬が住処から動かない」→「玉無しの狛犬が動かず(役に立たない)」→「役立たずの狛犬」
と、彼の過去回想のタイトルそのものとなる。
◆戦闘能力
基本的に血鬼術の特殊性頼りの傾向にあったそれまでの鬼達とは異なり、戦闘スタイルは己の武術を術で強化した
「破壊殺」による搦め手無しの正面からの肉弾戦。
「武の道を極める」と豪語するだけあって武術家としての実力は非常に高く、柱でも上位の実力者だったと思われる煉獄や痣を発現させた
『水柱』冨岡義勇の攻撃すらも僅かな時間で適応し、圧倒した。
冨岡からは
「戦うこと以外全てを捨てた男」として畏怖されており、純粋に闘争を楽しむ姿はまさに文字通りの
修羅。
ただし、強者への執着が強いあまり
勧誘相手との戦闘を楽しみすぎて隙ができる悪癖もある。
ファンブックによると、
人を食う時間より鍛錬の時間の方が長いとのこと。
さらに恐るべきは、下弦はおろか上弦の中でも一線を画する理不尽なまでの超高速再生能力。
腕を斬り落とされようと半身を袈裟斬りにされようと基本たった1コマや数コマ程度で完全再生するその再生力は鬼の中でも群を抜き、無惨に次ぐ。
猗窩座にして見れば、人間にとっては命に関わる重傷であっても瞬きする間に治るかすり傷程度の認識でしかなく、この驚異的な生命力こそが猗窩座が人間を見下し蔑む最大の要因の一つとなっている。
催眠や血を混ぜた切符など搦め手・策略を武器とする魘夢が敗れた直後に、シンプルにフィジカル・再生能力を武器に一行を圧倒する姿は下弦と上弦の格の違いを表現しているといえる。
そして実は、猗窩座がその真価を発揮するのは短期決戦よりも長期戦。
格下の弱者は瞬殺されてしまうが、仮に強者であっても
- 「鈴割り」による刀の破壊で敗北をほぼ確定させる
- 上記の超高速再生
- 更にそれにより肉体的疲労も負ったそばから回復していくが故の無尽蔵のスタミナ
- 正確で強い攻撃に対して同じく正確で鋭い攻撃を返す技量
- 一対多でも問題としない“羅針”による鉄壁の防御
- 時間が経つ事に相手の全ての攻撃に適応し、技の先読みすら可能とする格闘センス
が合わさることで戦いが問答無用で泥沼化していくためにやがて敵対者はジリ貧に追い込まれ、敗北してしまう。
すなわち鬼という種族の特性をフル活用した戦い方を可能とする鍛え抜かれた格闘技術が猗窩座最大の武器。
継国巌勝(黒死牟の人間時代)や岩柱・
悲鳴嶼行冥、風柱・
不死川実弥、恋柱・
甘露寺蜜璃……と、敵味方問わず人間として見た場合ミュータントのオンパレードで目立ちにくいが、人間だった時に仮にも剣術道場の人間67人を殺したある意味では実績持ちなわけで、少なくとも鬼として長く生き永らえることができる下地はあった。
なお、頚への斬撃は確実に防いでいるため、
半天狗や
上陸兄妹の様な特殊なギミックは無い様子。
(終われないこんな所で 俺はもっと強くなる)
(誰よりも強くならなければ)
(強く)
(もっと強く…!!)
頚を切断された猗窩座は、本来は半天狗の分身や妓夫太郎と堕姫のような頚の切断への保険となる能力は無い
筈であった。
しかし、炭治郎が戦いの中で自分の望んでいた『至高の領域=無我の境地』に到達したことを悟り
まさかの覚醒。
頭部は塵となって崩壊したものの、遺された頚から下の身体は崩壊することなく活動を再開したのだ。
結果、
強さを求める純粋な執念により頚の切断を克服するとんでもない急成長を果たした。
半天狗との戦いにおいて、ナレーションが
「窮地に追い込まれ爆発的に力を発揮できるのは人間だけではない」と解説しており、猗窩座の異常成長はその発展なのかもしれない。
炭治郎は
「無惨の領域に近づこうとしている」と推察しており、実際に再生の仕方が無惨と同じく肉が盛り上がる形に変化している。
頚が無い状態でも自我や意識ははっきり残っているらしく、頚を斬られる前と遜色ない戦闘力で炭治郎と冨岡を圧倒。
おまけに再生力も全く衰えず、失った頭部も復元し始めていた。
なお後に黒死牟も頚を斬られながらも復活しかける様子が見られたが、猗窩座と違いそこまで無惨に類似した反応や容姿ではなかった。
潜在能力的には頚を再生できなかった童磨はもとより、黒死牟をも上回る逸材だったのかもしれない。
破壊殺
血鬼術と人間時代に習得した格闘術「素流」の技を組み合わせた猗窩座独自の格闘術。
「闘気」を感知して動きを読み取る血鬼術と、数百年掛けて鍛え抜いた武術の粋によって、相手の隙を突く正確無比な攻撃や背後や死角からの奇襲への対応を可能とする。
血鬼術自体はあくまで補助でしかなく、攻撃手段は徒手空拳による純粋な打撃のみであるが、その一撃は直撃すれば致命傷になりうる程の衝撃波の弾丸を発生させ、打撃は容易く肉を抉り骨を粉砕するほど。
物理法則を捻じ曲げ、空間や精神にすら干渉することもある鬼としては極めて単純だが、武術家として高い技量を誇る猗窩座の強みを最大限に活かした戦術とも言える。
技の名称は「破壊殺・〇〇」。技名の元ネタは全て花火の種類から付けられている。
ちなみに破壊殺とは、明治時代に確立した方位学「九星気学」で用いられる「凶方位」の一つで、「最悪・破滅・確定した死」を意味する「五黄殺」の一歩手前を示し、「あらゆる予定が破壊されるが死にはしない」というもの。言い換えるなら「自分の命は残るがそれ以外の全てを失う」とも言える。ほんとワニ先生さぁ……。
なお、「九星気学」によれば、この「破壊殺」を含む「五大凶方位」を犯してしまった場合、方避けやお清めのための砂等は効果がなく、元々住んでいた場所と今の場所を結んだ距離よりさらに遠くの場所へ行くか、その場所に住んだ時間を越えなければ、これによる災厄を逃れることはできないとされる。
発動と同時に自身の足元に「壱~捨弐」までの数字が描かれた雪の結晶を象った陣が展開する。
陣は相手の闘気に反応して攻撃を感知するレーダーの性質を有しており、反応は敵の闘気の強さに応じて強くなる。
猗窩座の攻防の要となる術だが、闘気を持たない相手に対しては当然ながら一切効果を発揮しないのが弱点。
虚空を拳で打つことで衝撃波を弾丸のように遠距離に飛ばす技。
拳打の数だけ衝撃波は放たれ、一瞬にも満たない速度で敵を襲う。
正面に衝撃波を伴う拳打を連続で乱れ撃つ。
いわゆる近距離乱舞技だが、衝撃波によってある程度間合いの離れた相手への攻撃も可能。
一瞬で間合いを詰めてから放つ抜き手の一撃。
煉獄の奥義「炎の呼吸玖ノ型・煉獄」に対抗して放ち、煉獄の奥義を正面から打ち破って彼の鳩尾を貫いた。
アニメ版では両手に纏ったオーラのようなものを掌打と共に相手に叩き込む技となっている。
背後の敵を下段から逆足で蹴り上げる技。
派手さは無いが掠っただけの炭治郎が流血し膝をつく威力がある。
余談だがこの技をモチーフにした同名の蹴り技をプロレスラーの坂崎ユカとなつぽいが使用している。
- 脚式 流閃群光
一瞬で放たれる中〜上段への連続横蹴り。
刀で受けた義勇が幾重もの壁をつき破って吹き飛ばされる程の強烈な破壊力。
両拳で四発ずつ、計八発の打撃を重ねる様に連続して放つ技。
堕姫を追いつめた技「ヒノカミ神楽・灼骨炎陽」で受けた炭治郎を弾き飛ばした。
上段から拳を叩きつけるように振り下ろす技。
地面を広範囲に渡って破壊する威力を誇る。
- 脚式 飛遊星千輪
相手の懐から宙に撃ち上げるようにして放つ舞の如き連続飛び蹴り。
完全に受けた筈の炭治郎に血反吐を吐かせた。
- 終式 青銀乱残光
威力・速度をより高めた状態で周囲に放つ、百発の衝撃波を伴う拳打の乱れ打ち。
ペガサス流星拳やんけ
全方位をカバーする百発の打撃全てが
ほぼ同時に放たれるため、回避は困難を極める必殺の一撃。
映画『無限城編』では、羅針の数字の紋様に血でできた自身の分身を形成して周囲に配置し、そこから全方位に衝撃波の弾幕を展開する技として演出された。
振り下ろされる刀の側面に正確に打撃を与える事で相手のそれをへし折る神業レベルの武器破壊技。
破壊殺とは異なり、猗窩座が狛治だった頃からの得意技で、鬼となってからも多用している。
本編では太刀筋を見切り始めていたとはいえ痣が発生していた冨岡に対して使っていたが、名称や由来が明らかになったのは単行本のおまけページ。
◆活躍
無限列車編
無惨の命令である「青い彼岸花」捜索の過程において、
鬼殺隊抹殺の命を受けたことで、
魘夢討伐の喜びに浸る炭治郎及び煉獄の元に何の前触れもなく出現。
「話の邪魔になりそう」というだけの理由で真っ先に手負いの炭治郎を殺害しようとするが、煉獄により阻まれる。
すると自分の腕を斬り裂いた煉獄の練り上げられた闘気と高い力量を賞賛、人間の限界と鬼の生命力を語り自身と同種の鬼になるよう勧誘するが、彼は
「老いも死も人間という儚い生き物の美しさであり、だからこそ愛おしく尊い」「俺と君とでは物ごとの価値基準が違う」と即座に誘いを拒絶、そのまま戦闘に突入する。
炭治郎や駆け付けた
嘴平伊之助の目では追いきれない速度で激しい技の応酬を繰り広げるが、それまでの鬼とは一線を画する力量と再生能力により次第に煉獄は劣勢に立たされていく。
さらに
煉獄の渾身の奥義を正面から迎え撃って致命傷を負わせ、奥義による損傷すらも一瞬で再生・完全回復するという、生物種としての理不尽すぎる格の違いを見せつける。
そしてなおも煉獄を鬼にしようと詰め寄るが、猗窩座の
「選ばれし強き者」という言葉に亡き母の言葉を思い出し奮起した煉獄により貫通した腕を利用して動きを封じられ、頚に刃を叩き込まれてしまう。
さらに夜明けとともに陽光が射し始め、その時点で今までの余裕は完全に喪失。一刻も早く撤退するため必死の形相で抵抗を見せ、頚を半ば断たれた状態で抑えられた両腕を引き千切り辛くも脱出。
瞬時に肉体を再生させると、
これまでの戦いなどどうでもいいとばかりに煉獄に目もくれず陽光を避けて林に逃げ込んでいく。
この行動に炭治郎の怒りと悔しさは頂点に達し、愛刀を投擲して逃げる猗窩座の胸に命中させるとともに「逃げるな卑怯者!!逃げるなァ!!!」と声の限りに絶叫し罵倒。
猗窩座は遥かに格下で雑草にも等しい弱者である炭治郎の発言に青筋を立ててガチギレする。
ビキ
(何を言ってるんだあのガキは 脳味噌が頭に詰まってないのか?)
(俺は鬼殺隊から逃げてるんじゃない 太陽から逃げてるんだ)
(それにもう勝負はついてるだろうが アイツは間もなく力尽きて死ぬ!!)
と、心の中で激昂しながらも陽の光の下にいる炭治郎達の元に戻ることはなく、戦場からフェードアウトした。
その後、無惨への報告のため彼が子供に化けて隠れ潜む邸宅に姿を見せると、求めていた青い彼岸花の存在や情報を得ることはできなかったことを伝え、その上で鬼殺隊の要である柱を殺したことを報告するが……
で?
無惨様の御期待に応えられるようこれからも尽力致します
ご命令通り柱の一人は始末して参りましたので御安心くださいますよう…
お前は何か思い違いをしているようだな 猗窩座
たかが柱……それを始末したから何だと言うのか?鬼が人間に勝つのは当然のことだろう
私の望みは鬼殺隊の殲滅
一人残らず叩き殺して私の視界に入らせないこと
複雑なことではないはずだ
それなのに未だ叶わぬ… どういうことなんだ?
お前は得意気に柱を殺したと報告するが あの場にはまだ三人の鬼狩りがいた
なぜ始末して来なかった?わざわざ近くにいたお前を向かわせたのに…
猗窩座 猗窩座
猗窩座!!
お前には失望した
まさか柱でもない剣士から一撃を受けるとは "上弦の参"も墜ちたものだな
下がれ
とパワハラ叱責を喰らってしまう。
結果として自身のプライドをズタズタにされた猗窩座は、先刻まで己の胸を貫いていた炭治郎の日輪刀を見て激怒。
貴様の顔…!!覚えたぞ小僧
次に遭った時はお前の脳髄をぶちまけてやる!!!
日輪刀を粉々に砕くと憤怒の表情で炭治郎への報復を誓うのであった。
遊郭編
終盤、
妓夫太郎の死亡によって急遽召集がかけられ、鳴女によって
パワハラ空間異空間無限城に強制転移させられる。
なお、以前にも同様の理由で呼ばれたことがあるようで、この空間に呼ばれた時点で無惨に告げられる前から上弦の鬼が敗死したことを即座に悟っている。
無限城に到着すると再会早々にこちらを煽る
玉壺を無視、鳴女に“上弦の壱”の所在を尋ねるが、そこへ童磨も登場。
ウザ絡みに顎を粉砕する形で応えるもなおヘラヘラと笑う童磨に青筋を立てるが、そこへ最初からその場にいた“上弦の壱”
黒死牟の言葉とともに無惨が姿を現わす。
113年ぶりの上弦の敗北と、数百年かけても産屋敷一族の殲滅および青い彼岸花を発見が叶わない現状に対する無惨からのパワハラ叱責を甘んじて受ける。
無惨が去った後は指令を無視して玉壺に迫る童磨の頭部を粉砕する……が、その瞬間にそれを良しとしない黒死牟に腕を斬り落とされてしまう。
黒死牟は従属関係における序列の重要性を説き、見下されるのが気に入らなければ私闘ではなく「入れ替わりの血戦」を申し込めと諭すように告げる。
それに対し猗窩座は「猗窩座殿では我らに勝てまいが!」とケラケラと煽る童磨を無視し
猗窩座 私の…言いたいことは…わかったか…
わかった 俺は必ずお前を殺す
と真っ向から宣戦布告。
しかし、「そうか…励む…ことだ…」と言い残して去った黒死牟に対し複雑な表情を見せており、何かしら思うところがある模様。
その後、なおも話しかけてくる童磨を相手にせず、鳴女の琵琶の音色が鳴るのも待たずに自ら無限城から姿を消した。
無限城編
久しいなァ
よく生きていたものだ お前のような弱者が
無惨討伐を目指して無限城を進む炭治郎と義勇の前に、遥か上層から拳による一撃で床と天井をぶち抜き、城全体を揺るがす衝撃と轟音とともに登場。
怨敵である炭治郎の存在を目に捉えると怒りのままに攻撃を仕掛けるが、上弦との激戦と柱稽古を経て大きく成長した彼に腕を斬り落とされ、さらに顔面に一太刀浴びせられてしまう。
弱者として認識していた炭治郎の思わぬ反撃に虚を突かれた表情を見せる猗窩座だったが……
“この少年は弱くない侮辱するな”
杏寿郎の言葉は正しかったと認めよう お前は確かに弱くなかった 敬意を表する
先程までの怒りは何処へやら、炭治郎の成長と実力を認めると静かに微笑みすら浮かべて構えをとり、己の血鬼術を発動する。
本格的な戦闘が始まり冨岡も参戦するが、二人を同時に相手しながらも猗窩座は余裕の態度で優勢に勝負を展開。
「弱者には虫唾が走る」「弱者が淘汰されるのは自然の摂理」}という持論を展開するが、当然ながら炭治郎はそれを真っ向から否定。
「赤ん坊の時お前は誰かに助けられ今生きている」という根拠から「強い者は弱い者を助け守る、そして弱い者は強くなりまた自分より弱い者を助け守るのが自然の摂理」と反論される。
「コイツを体の芯から受けつけない」という強烈な不快感を覚えるとともに何者かの幻影を見るも、それを振り払って炭治郎を追い詰めていく。
さらに“痣”を発現させて技の速度と威力が増した冨岡にも次第に順応していき、その斬撃に同等かそれ以上の一撃を返すことで徐々に圧倒していく。
そしてとうとう振り下ろす刀を横から殴り折り、返す拳で冨岡の鳩尾を貫いたと思われたが……!
命をすり減らす激闘の中で「透き通る世界」に至り、戦気や感情が一瞬だけ完全に喪失した炭治郎に腕を斬り落とされ失敗。
今までとは全く別物となった炭治郎の気配に危険を悟った猗窩座は、終式・青銀乱残光を繰り出し周囲を一掃する。
凪により何とか致命傷を避けた冨岡を賞賛し鬼へと勧誘するが、炭治郎もまた傷を負いながらも生きていた。
必殺の一撃を凌いだ炭治郎に驚きつつも、羅針に集中しその動きを見極めんとするが……。
…何だ? 何だこの奇妙な気配は
何か別の生き物になったようだ コイツ
闘気が消えた 闘気がない!!
闘気を消した炭治郎に動揺しながらも、すぐさま切り替えて拳撃を放つ猗窩座。
しかし、透き通る世界によりその一撃を読み切っていた炭治郎の
ヒノカミ神楽・斜陽転身によりとうとう頚を切断され、激闘も遂に決着かと思われた。
だが猗窩座は炭治郎が己が望んでいた『至高の領域=無我の境地』に到達したことを悟り、純粋な強さへの執念によりまさかの覚醒。
頭部は塵となって崩壊しながらも頚から下の身体は活動を再開、炭治郎を気絶させトドメを刺さんとするが、冨岡に阻まれる。
そのとき、既に限界ながらも立ち塞がる冨岡に再び何者かの幻影を見る猗窩座。さらにその手を引く見知らぬ女性の影が……。
もうやめにしましょう
どうしてですか?どうして強くなりたいのですか?
それは
強くなければ持って帰って来られないからだ
親父に 薬を
病の末に己のせいで自殺した父親、師範の慶蔵、そして婚約者の恋雪ーーー頚を再生させながら、次第に人間時代の記憶を取り戻していく猗窩座。しかし、それは鬼となった今では何の意味も無いくだらない記憶だった。
猗窩座は頭部を半ばまで再生させ八つ当たりの形で冨岡に襲いかかるが、目を覚ました炭治郎がうっかり刀を滑らせたので拳を振るう。
それは刀を握る握力も失くした貧弱な一撃でしかなかったが、その拳に猗窩座は慶蔵の言葉を思い出す……。
生まれ変われ少年
弱い奴が嫌いだ 弱い奴は
正々堂々やり合わず井戸に毒を入れる
醜い
弱い奴は
辛抱が足りない すぐ自暴自棄になる “守る拳”で人を殺した
師範の大切な素流を血塗れにし 親父の遺言も守れない
そうだ 俺が殺したかったのは
全てを思い出した猗窩座は技を放つ刹那、炭治郎に静かに感謝の笑みを浮かべると、なんと滅式を己自身に打ち込んだ。
それでも肉体は再び再生を始めるが、猗窩座の意識は自身の敗北を認めて地獄へ行くことを望み、この世とあの世の狭間で父親と慶蔵に再会。
人間の姿に戻り、己の不出来を二人に謝罪するが、次の瞬間に慶蔵の姿は無惨の姿へと変貌。「強くなるのではなかったのか」と問われると再び鬼の姿へと戻りかけるが……。
狛治さんありがとう もう充分です
もういいの もういいのよ
ごめん ごめん 守れなくてごめん
大事な時に側にいなくてごめん
約束を何一つ守れなかった…!!
許してくれ 俺を許してくれ 頼む 許してくれ…!!
私たちのことを思い出してくれて良かった
元の狛治さんに戻ってくれて良かった…
おかえりなさい あなた…
最愛の女性の言葉に無惨の呪縛を振りほどくと、自身の感情を吐露しながら“狛治”は恋雪を抱き締める。
そしてまるで誰かを抱擁するような姿勢の“猗窩座”の肉体もまた再生を止め、呆気にとられる炭治郎と冨岡の前で崩壊。
狛治の魂もまた恋雪や二人の父親と業火に呑まれ、ともに何処かへと消えていくのだった。
◆余談
主人公である炭治郎が慕う煉獄の仇で因縁の宿敵という位置付けだが、当初はどちらかというと敵キャラというよりはネタキャラとしての人気の方が目立っていた。
というのも、煉獄との激闘以降は
- 任務報告の際に最高幹部の一角とは思えない厳しいパワハラを喰らう
- 人間の強者には親しげに距離を詰めて一方的に勧誘してくるのに無限城では仏頂面
- 他の上弦に碌な奴がおらず同僚と上司に恵まれない中間管理職的な悲哀が感じられる
- 2018年の2月3日(節分の日)には公式Twitterアカウントが猗窩座の顔を使った節分用なりきりお面を作るための画像を投稿する
といったように些か
シリアスな笑いを提供する場面が多かったからだと思われる。
因縁の相手である炭治郎と満を持して再会すると、互いの死力を尽くした激闘を展開し、主人公とその兄弟子を追い詰める上弦の参に相応しい圧倒的な強さを見せた。
だがそれでもまだ多くの読者からは、堂々と炭治郎に首を斬られたのに負けを認めようとしない態度や、それまでに匂わせた過去が(食傷気味だった)悲しい過去を予感させる事もあって「武人気取りの小物」「はいはい、また悲しい過去ね」「
菊座殿
」とかなり否定的に見られていた。
しかしその後明かされた予想を超える壮絶な過去、中でも読者がつけた数々のあだ名を上回るほどのキレのあるサブタイトル『
役立たずの狛犬
』、更に過去が明らかになって初めて意味が分かるようになる『猗窩座』という名前を始めとした彼を取り巻く要素、そして何より哀しくも儚く美しい最期により、読者のこれまでの印象を大きく塗り替えた。
特に猗窩座自身の心境の変化から激闘の決着までが描かれた156話「ありがとう」は、センターカラーの扉絵も含めて『鬼滅の刃』の魅力が詰まった回で、今作の傑作エピソードの一つという声も大きい。
これらの要素の結果、今では作中の敵としては屈指の人気を誇るキャラクターとして語られるようになっている。
- 生前の来歴を知った上で『無限列車編』での言動を改めて見ると解るが、杏寿郎に対して「鬼」を賛美する一方で、実は「自分自身」を強者だと誇るような言葉は一言も言っていない。
自らの力を高め続けようとする行動原理も含め、例え記憶を失っても猗窩座の自己認識は大切な人達を守れなかった「弱者」だったのだろう。
- かつて黒死牟に血戦を挑んだことがあるらしい。
結果は敗北したようだが、血戦を挑まれたことが嬉しかった黒死牟は猗窩座を食べず、その後も上弦会議のセリフから察するに同じ武人として期待されて目をかけられていたようだ。
過去に黒死牟に血戦を挑んだ鬼は他にも2人いたようだが、彼等は皆食べられたと見られるので、猗窩座の鬼としてのポテンシャルにも期待していたのかもしれない。
- 鬼は自分より序列が下の鬼達には無惨の許可制であるが視覚共有とテレパシーが可能とのこと。
しかし、「上弦の弐」となった童磨があまりにもウザ絡みをしてきたため、無惨に対して苦情を入れたことが語られた。無惨に対してひたすら従順で淡々と仕事をこなす猗窩座が文句を言ったのは後にも先にもこの時だけだったらしい。
さながらクソリプに対するブロック機能。
- なお猗窩座自身の無惨に対する感情は「完全なる無」。ただ単に「自分に命令する者」という認識だけで、そこには忠誠心はおろか尊敬も畏怖も憎悪すらも無かった。
実際、本編でも説教という名のパワハラを受けた時も、八つ当たりや癇癪寸前のそれを上弦全員が受けた時もただ黙っていただけだった。無惨からの命令が下されていない時にはひたすら鍛錬ばかりしていた模様。
相対すれば思考が読める無惨も猗窩座のそのような思考が読めたはずだが、恐らくどんなに無茶ぶりしても文句も不満も何も思わずに従う彼を便利ツールか何か程度の存在とみなしてこき使って重宝していた可能性がある。
- 鬼は例外無く地獄に堕ちるため猗窩座もやはりそうなったが、ファンブック2にて恋雪も共に地獄に堕ちていたことが判明。
しかし、数百年経っても狛治に戻るのを待ち続けた恋雪なら、自分だけ天国に行き彼と離れ離れになるよりは、狛治と共にいられる地獄を選ぶのは当然ではある。
- 公式の学園パロディ「キメツ学園」では、割と酷いことになっていることが多い十二鬼月の中でも恋雪とは幼馴染で親公認のもと既に学生結婚をしていて、将来は道場を継ぐことが確定しているという幸せぶり。
あまりの幸せなベストカップルぶりから、周りからも姫と狛治殿と呼ばれ温かく見守られている模様。
この本編の救われなさを綺麗に晴らす救われようには読者からも祝福の声が相次いだ。
- 2021年秋に実施された日清「鬼滅の刃」コラボでは、猗窩座パッケージの「日清焼そばU.F.O.」が発売。「練り上げられている至高の領域に近い!」というキャッチコピーと共に「お前もU.F.O.を食べないか?」と言わんばかりに両手を出す猗窩座があしらわれており、シリアスな笑いを感じざるを得ない。ちなみに翌年の日清「鬼滅の刃」コラボでは、堕姫パッケージの「日清焼そばU.F.O.」が発売された。
なお設定の都合上、猗窩座も堕姫も焼きそばを食べることができず、それを対比するかのごとく日清「鬼滅の刃」コラボの「どん兵衛 天ぷらそば」のパッケージにはそばを食べる煉獄が描かれていた。
- 日本の女子プロレスにおいて、坂崎ユカ(東京女子プロレス)となつぽい(STARDOM)が冠先割(と同フォームの変形トラース・キック)を得意技として使用している。
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- コメントログをリネームしました -- (名無しさん) 2025-07-30 13:02:21
- これだけ鍛錬重ねても透き通る世界には到達できなかったんだよね 狛治なら到達していたかもだけど -- (名無しさん) 2025-08-01 23:26:49
- ↑才能自体はありそうなのでつるまない鬼はともかく仮に鬼狩りの立場にいたなら感覚派じゃない柱の誰かが伊黒さんの時みたいに教えてくれるはず -- (名無しさん) 2025-08-03 18:08:16
- > 煉獄さんは強かったのか舐めプされてたのか絶妙なところではあるんだよな ↑猗窩座自身が弱い奴は嫌いだって言ってるんだから対して強くない相手に舐めプするほど暇でもなかったろ…無惨から柱を鬼にするように命令されていた訳でもないならアレは猗窩座が個人的に気に入った奴をスカウトしてるだけ -- (名無しさん) 2025-08-09 00:17:21
- メタ的な視点だとそこまで設定が固まってなかっただろうな 終盤あたりなら痣の発現や透き通る世界に入門できてた -- (名無しさん) 2025-08-10 16:18:10
- ↑×2 ヒノカミ神楽で討伐されたけど各呼吸の斬られ心地だと炎の呼吸に言及するくらい煉獄さんが印象に残ってそうでしたね。 -- (名無しさん) 2025-08-12 18:20:05
- 「死んでしまうぞ杏寿郎!鬼になると言え!」鬼になった事でめっちゃ歪んでるけど、また気に入った相手に死んでほしくないって気持ちも無意識に出てたのかなーと -- (名無しさん) 2025-08-12 18:52:22
- ↑無惨さまの血が入ってることと頭を割られて記憶が失われてても芯が確かに残ってる感じが善き。 -- (名無しさん) 2025-08-25 18:24:47
- 鬼滅の敵キャラは悲しい過去持ちしかいないという偏見の6割程を担うキャラ -- (名無しさん) 2025-08-27 08:58:43
- 無限列車では舐めプしてた説が出るのは、単純に痣出し義勇+覚醒炭治郎のコンビが痣無し煉獄と大差ないとか受け入れたくないってのがある。隠してた技数も多いし。まあこの辺のこと週刊連載に突っ込みすぎるのもアレだけど… -- (名無しさん) 2025-08-27 12:06:55
最終更新:2025年08月26日 22:54