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updated:2012-09-14 16:27:48 (Fri)
2012年8月2日締切 新聞論評 201014032 森山直哉
1.新聞情報
- 見出し:本社ビルに地中熱空調、興和、自治体などにPR。2012/09/13 日本経済新聞 地方経済面 新潟 22ページ
- 新聞名:日本経済新聞
- 発行日:2012年9月13日
- 面:22面
2.要約:
土木工事などを手がける興和(新潟市)は、地下の安定した熱「地中熱」を利用した空調システムを10階建ての本社ビルに導入する。自社の建物に取り入れることで、自治体や福祉施設などの顧客にアピールする。(97字)
3.論評
土木工事などを手がける興和(新潟市)は、地下の安定した熱「地中熱」を利用した空調システムを10階建ての本社ビルに導入する。同社は電気消費量を抑える地中熱の普及に取り組んでいるが、大型ビルで導入するのは珍しいという。自社の建物に取り入れることで、自治体や福祉施設などの顧客にアピールする。敷地内に深さ約100メートルの穴を8本あけて、地下の熱をくみ上げる採熱管を入れる。採熱管とつながった屋外設置のヒートポンプを使って、室内に送る空気の温度を調整する。
約3000万円の費用のうち、900万円弱を経済産業省の補助金でまかなう。同社は県内他社と共同で、「新潟県地中熱利用研究会」を作り、地中熱利用技術の普及を目指している。穴をあける工事は興和が実施し、配管や電気関連の工事は、研究会の会員企業に担当してもらう。
自治体や福祉施設、設計事務所などの担当者を招いた工事見学会を12日に始めた。興和では地中熱を利用した融雪システムを本社ビルに設置済みで、空調システムと合わせて、顧客へのPRに活用していく。
地中熱を利用した空調システムここの費用を経済産業省が補助金で補うとあるが、それも税金の無駄遣いではないかと考えることもあるが、この地中熱を利用すれば空調システム以外のものにも役に立つのではないかと考える。(548字)