成長と変化の末に



‥‥‥‥暴走したヒューマギア達との戦い、アークの崩壊、そして天津垓の逮捕から早くも2日


音ノ小路姉妹は優雅に、豊かに、のんびりとゼロワン世界を満喫していた


「あー‥‥‥なんか肩凝ったわね」


「慣れないことするからだよ、お姉ちゃん」


「ま、そうよね‥‥‥‥‥‥でも、ヒーローかぁ、なんかあたし凄いかも」


「それはあまり使わないでって不破さんも言ってたんじゃ」


「知ってる知ってる‥‥‥でもさ、ようやくゆっくり出来るようになったわね」


「そうだね‥‥‥ここに来てから来る日も来る日もzaiaや滅亡迅雷」


「祭りの後日は聞き込みと事情聴取、お姉ちゃんが撃たれた日なんてマスコミが押し寄せたんだよ?」


「えっ、ウソ!?奏大丈夫だったの」


「うん‥‥‥火消しは私が何とかしたけど、これから先のメロディーリズムに支障が出るかな‥‥‥」


「と思ったら仮面ライダーゼロゼロの存在で皆一気に掌返したよ」


「なら問題ないわね、いっそのことゼロゼロを使ったパフォーマンスをライブに使用してみるのはどう?」


「何も分かってない‥‥‥‥」


「まあいいや、そろそろ昼ごはんのメニュー考えないと」


「そうね、奏何か食べたいものある?」


「‥‥‥‥といってもあまり食材残ってないわね」


「ろくに買い物も行けなかったからね‥‥‥」




「え?」


「まあいいわ、今日は有り合わせでなんか作るから」


「え?え?もしかしてお姉ちゃんが作るの?」


「そうよ、昔はさ‥‥‥あんたにも色々と心配かけたけど」


「ふーちゃんにも、姉らしくシャキッとしろっね言われたし‥‥‥たまにはいいでしょ?」


「色々とごめんね」


「そんなこと‥‥‥‥」



「そんな言葉、聞きたくなかったなぁ‥‥‥」

‥‥‥‥

たくっちスノー
「よっ」

或人
たくっちスノー、いつまでこの世界にいるの?」

或人
「もうzaiaとの勝負は終わったのに‥‥‥まぁ、zaiaの方はこれからですけど」

たくっちスノー
「垓の件でてんてこ舞いらしいな‥‥‥‥ちょっとそこは本社には悪いなーって思うけど」

たくっちスノー
「それにさ、まだ終わってないんだよ、翔太郎によればな」

或人
「‥‥‥‥ああ」

「おい、社長」

たくっちスノー
「ほら、来た」

或人
「不破さん」

不破
「俺を呼び出すなんて何の要件だ?A.I.M.S.だって暇じゃないんだ、手短に話してくれよ」

或人
「うーん‥‥‥なんというか、短くなるか分かんないけど」

或人
「不破さん呼んできたよ」

「ああ、感謝する」


全てが終わり、りりすた革命団は時空に戻っていた‥‥‥

だが‥‥‥ただ2人。


「悪いな、不破諫‥‥‥」


たくっちスノーと左翔太郎は残り続けていた。

最後の問題を解決する為に。
最終更新:2020年07月26日 09:40