たくっちスノーバース

「おいこら!!」



タスキ「ツインテ!!またお前過食したな!!僕も怒られるんだぞ!!」

タスキ
『元・擬似人格プログラム 真たくっちスノー

ツインテ「うるさい!ご飯食べたっていいじゃん!!私らしさなんだから!!」


ツインテ
『元・たくっちスノーに芽生えた人間の感情』





…………


たくっちスノー「あいつら、タスキとツインテって名付けられたのか………」


たくっちスノー「たくっちスノーからタスキは分かるけど、なんでツインテ………」

たくっちスノー
『現在のたくっちスノー、数多の名前を持つ旅人』


たくっちスノー「………しかもツインテ、開き直ってからわりと………うん」


たくっちスノー「信じられないくらい生意気だ……こういう事言うと怒るけど、1番たくっちスノーに近いよなぁ」

たくっちスノー「タスキも大変だな………」


たくっちスノー「……… 」


たくっちスノー「俺も名前変えよっかなぁ………」


たくっちスノー「よし、」


たくっちスノー「まっくろ、まっくろな俺の体……」

…………


タスキ「…………はー」


タスキ「ありがとう母さん、ちゃんとした女の身体にしてくれて」


かなちゃん「ちょっとその言い方は意味深すぎるのでやめてもらいたいですね」

タスキ「いや……その」


タスキ「もう開き直って僕は女として生きるから別にいいけど……」

かなちゃん「はあっ!!」ブッ

かなちゃん「貴方実の親を欲情させる気ですが」


ツインテ「気持ち悪いんだけどこの親子」


タスキ「君だって男の子にも女にも興奮してるんだろ!?」


ツインテ「一緒にするな!!それは私はバイってだけなの!!」



ツインテ「だって私、今なんか両性具有者だから」ビーン

タスキ「は!?」


ツインテ「ほらほら、君にはなかったでしょこのおチンチン」

タスキ「見せんな気持ち悪い!!アットウィキになったからって直球になりやがって!」


ツインテ「私これでもデーリッチちゃんと風呂入って体洗ってもらったことあるんだから」

タスキ「もう二度と入れないがな!その体で入ってみろ、本当に切るぞ!」


ツインテ「いいの?こっちだって……」


タスキ「何?僕に何の脅しをするつもりだよ」


ツインテ「君の大好きな海斗って奴が見境なく女に擦り寄ってたら」


ツインテ「私がコイツで尻を掘る」

タスキ「君も君で気持ち悪いよ」


タスキ「………というか!!」



タスキ「海斗君の事だから多分僕とまとめて君も抱かれて終わるのがオチだと思うよ………」

ツインテ「なんなのアンタが好きになったヤツ!!?」


………


たくっちスノー「………で、お前ら」

タスキ「あれ?旅行ったんじゃなかったの?」

たくっちスノー「平行世界の俺たちに会いに行くって話やっただろうが前に!」

ツインテ「あ、忘れてた」



ツインテ「でも私はもうたくっちスノーとは関係ないからよろしく」


たくっちスノー「お前さぁ……」



たくっちスノー「グレートサイヤマンが孫悟空とは関係ありませんって言えるか?」

ツインテ「…………グレートサイヤマンは悟空とは繋がりなくない?」








タスキ「あっアイツ引っ張った!!」



タスキ「例えに失敗したから恥ずかしくて黙って引っ張っていった!!」


ツインテ「この最低野郎ーー!!」


たくっちスノー「うるさい!俺たちは生まれてきた時点で苦しむ運命なんだよ!」


タスキ「まぁ、面白そうだしいいか」



…………


たくっちスノー「おーい、平行世界の俺ー」


たくっちスノー「え?」






御剣「よし!!この際だ、全部ぶっ込むから遠慮なくすすれよ!」


【成功しかない時空 赤いたくっちスノーこと黒陽御剣】

グリリバ「あの、邪魔なんですけどTSSさん」

TSS「黙れ!小生は流しそうめんランキングトップですぞ」

グリリバ「流しそうめんにもランキングあるんですか!?」

TSS「せいぜい低ランクの物は小生のおこぼれでも受け取っておけばいいのですぞ」

【ランク付けされた時空 青いたくっちスノーことTSS(ティーエスエス)】


グリリバ「うーーーん、取れませんね……というかトマト流さないでくださいよ、掴めないじゃないですか」

グリリバ「もうちょっと活きのいい物流してください御剣さん」

御剣「あいよー」


御剣「ウニ一丁!」

(っ'-')╮ =͟͟͞͞Σ>─(´・ω・`)→グサッ…
(顔文字はイメージです)

グリリバ「せめて流してくれませんかね………」

【子供騙しな時空 緑のたくっちスノーことグリリバ】


クローン「流れてこねぇ………」

クローン「こんな事ならTSSぶん殴って最前列にでも来ればよかった」

御剣「ん?クローン食えてないじゃないか、そこ交代しろー!」

グリリバ「私だって全然食べれてませんよ、TSSさんだけ後ろにsageればいいじゃないですか」

TSS「トップワンの小生が下から見上げるなんてありえるのですかな!?」


クローン「仕方ねぇ……」

クローン「よいしょ、これでオレ様が上だな」

グリリバ「うわっ無理やり上げた!?」


【誤った勝利の時空 黒いたくっちスノーことクローン】


クローン「白狐」


クローン「お前は食わないのかよ」

白狐「………何をしていますか」


白狐「そもそも、我々たくっちスノーは食事は不要なことは分かっていますよね?」



白狐「私も……忙しいのに大事な話というから、お父様にも話をつけて………」

【絶対的正義の時空 白いたくっちスノーこと白狐】



たくっちスノー「……アンタら」


たくっちスノー「なんで流しそうめんしてんの?」


御剣「暑い季節と言ったら流しそうめんだろ」

クローン「馬鹿らしい奴らだろ?」

タスキ「付き合ってる君も中々に馬鹿だよ」

クローン「ちげえねえや」



タスキ「改めて、僕は新しい名前は『タスキ』、こっちは『ツインテ』だ」

たくっちスノー「俺は相変わらずたくっちスノーのままでいい、どうせ旅の際には何回も名前変えるからな」

グリリバ「タスキはまぁたくっちスノーからの語呂でわかりますが、なんでツインテなんですか、ツインテールでもないのに」


ツインテ「2つの心が1つの体にあるってのと………」



ツインテ「この下に立派なシッポが前と後ろに2………」

ガシッ………

タスキ「( '-' )三( '-' )」

クローン「いいか………」




クローン「女の下ネタってのは男が発するやつの10倍はエグいんだってよ」

グリリバ「えっ怖………」

………


グリリバ「で、言い出しっぺで私が誘ったので、それぞれで会って話し合うってことになりましたが」

グリリバ「前にちょっかいをかけた時は忙しそうでしたし」


タスキ「そうそう、そんなこと言ってたっけ」

たくっちスノー「話すって言ったってなぁ………」

たくっちスノー「お前ら、俺らのところに来て何がしたいんだよ」

御剣「何がしたいって………」

グリリバ「私は正直ずっとここに居たいからですよ」

グリリバ「立場としてはまぁ私の方が上ですし」

TSS「小生はマウントの為」

白狐「この時空の悪の殲滅」

クローン「………ツラ拝みたくてついでに喧嘩、じゃダメか」

御剣「暇つぶし!」


タスキ「分かった、たくっちスノーだからなぁ……そんなもんか」

たくっちスノー「じゃあ俺から質問していいか、今回俺たちはひたすら質問攻めにする」



たくっちスノー「そっちの時空のカーレッジ………生きてるんだよな」

クローン「オレ様の所以外はな………」


クローン「オレ様も、お前らより少し早くぶっ潰したって点では特殊か」


たくっちスノー「どんなヤツなの?そっちのカーレッジって」

たくっちスノー「やっぱりクズなn」

ガっ



ドコォ




白狐「今………なんて言った?」



白狐「『お父様』の事を………今」


たくっちスノー「へっ……お父様、か」


たくっちスノー「俺らもそこまで盲信出来たら幸せなんだけどな」

TSS「ああ………カーレッジ……」


グリリバ「はい!クズですよ」


TSS「ちょっ、グリリバ!」

グリリバ「いや……緑の時空の方は、タスキさんに話した通り、不死身すぎて作り直すことも出来ませんからねぇ」

グリリバ「やり直しがきかないので諦めてしまっただけで、性根も本性もそちらと同じですよ」

グリリバ「止める理由も争う理由もないだけで」

クローン「だろうな………クズじゃねぇカーレッジとか想像も出来ねぇ」

TSS「小生だって!!奴こそランキング階級を作り出した物で、奴にだけは誰にも逆らえないくせに、𝐧𝐨. 𝟐という立場が気に入りませんぞ!」

御剣「うーん……まぁ正直、オレの方も性格がいいとは言えないかな」

御剣「オレは何かと優しくしてくれるからいいけどね」


白狐「お前……」

クローン「へっ、てめぇの白い時空のカーレッジだって、悪党とやらを一方的に虐めて知らん顔してる時点でいいやつなわけねぇだろ」

白狐「わたくしはお父様が無理に動かないようにヴィジランテを作り出したの!!」


ツインテ「やっぱろくでもないわねー、あの変態オヤジ」

タスキ「あれ、君の目から見てもカーレッジってアレだったの?出会った機会少ないのに」


ツインテ「だって夫婦ごっこしてた時の妻が元々友人のなんでしょ………?」


ツインテ「友人エミュとはいえそれってNTRだし……」


ツインテ「ロリ巨乳にするのがもう変態すぎてキモいんだけど………」



タスキ「…………うん」


タスキ「納得しか無かったわ」

グリリバ「ああ、だからうちの時空ルミナさんいないんですか」

クローン「存在そのものがアウトなのかよあの人」

御剣「エッチなものは禁止死刑と言ってるが内心エッチなことに興味あるコハル現象ってやつだな」

たくっちスノー「ブルアカのコハルに謝れ」


………


たくっちスノー「じゃあ次、黒影剣はどうなってんの?」

TSS「……実は、うちの時空ランキング一位は欠番となっていまして」

TSS「そのランキング一位は、そんな名前だったはず」

グリリバ「私のところは全然です、貴方の話を聞く限りなら」


グリリバ「足がユーレイになって出てきたりしましてね」

たくっちスノー「あ……そういえば」

クローン「………剣さんはそのままでいい、あんな奴に利用されるくらいは」

たくっちスノー「ふーん、エイジア氏の言ってた通りじゃん」

TSS「お前初期設定じゃブロリーみたいな奴だったはずでは……」

クローン「おだまり」

グリリバ「そうなると白狐だけ普通にあんな感じなのが余計にバグですね………」


御剣「ああオレ?俺は大丈夫だよ」



御剣「オレ、黒影剣として成功してるから」

たくっちスノー「はあ!?」

タスキ「嘘ぉ!?」

たくっちスノー「いやいやいや!!」


たくっちスノー「ちょっと待ってて!?」


………


剣「えーーっと」

剣「どうも!無勝利の英雄、君達の元になった……と言ってもこの時空の」


剣「黒影剣だよ!」

たくっちスノー「が………頑張って連れてきた……」

タスキ「結構船遠く行っちゃってたもんね……ってナチュラルに僕ら置いてく予定だったのか!?」

ツインテ「この船も薄情になった」

タスキ「誰のせいだ!」


クローン「な………何!?」

クローン「嘘だろ………!?」

グリリバ「おお……」

TSS「な……女神……!?」

グリリバ「噂には聞いてますよ、どんな勝負にも絶対に負けてしまうとか」

グリリバ「私の時空に適正ありそうですね」

剣「それはどうも」


クローン「……………」

クローン「その、アンタには、本当に悪いことを………」


白狐「んーーー!!んーーー!!」

クローン「お前もお前で嫉妬すんな、女の醜い争いは見たくねぇ」


クローン「………しかし、絶対にないと思っていたが蘇るとはな」

御剣「うん」

御剣「見れば見るほど俺はオリジナルっぼいところもあるにはあるな」

剣「そうかな?君、完璧に作られたっていうのは…………」


剣「…………カーレッジにとって、永遠に冒険して、接待させられるための存在として完璧ってことで、僕としては」

御剣「構わんよ、その為に黒影剣が、いやオレが作られたんだろ?」

御剣「それで成功してるんだから、何を嫌がれと?」

剣「………君も可哀想に」


御剣「御気遣いありがとう」


グリリバ「でも………蘇って何がしたいのですか?」

剣「………この時空のカーレッジは僕が殺したことを知ってる?」

クローン「え?」

白狐「………!!」

クローン「やめろアホ」


剣「………完璧でも、なんでもありでも、シュウくんは作らなかった、いや……作る気もなかった」

剣「どこまで身勝手だったんだ………」


TSS「シュウ……とは?データベースには引っかかるかもだが……」

剣「みんな知らなくて当然だよ…」


剣「シュウ・ヒストリー………1周目で、僕が旅を終えた後……ジルトー博士の所に来て、匿ってもらって」

剣「あの頃ってほぼ義体で補ってたんだよ?その時、博士の助手をしてたのがシュウくん」

剣「そ……その人とね、えへへ、結婚したの」

クローン「………じゃあ、あのバカが作らないのも当然だな」


クローン「永遠に旅をさせる為の結末のない世界、旅を終わらせる象徴であるその男を……」

剣「ううん」




剣「シュウくんは生きてるもん!!」


剣「僕はシュウくんにまた会って、ま……また会って」

剣「もう1回……ウェディングドレス着たい」



ツインテ「………それがシュウって奴を縛ることになっても」

ツインテ「それじゃ、カーレッジとやってること変わんないよ」

剣「…………そうだね、今のは忘れていいよ」


御剣「分かった」


御剣「要は君を素晴らしい花嫁にすればいいんだな?」



クローン「おい」


クローン【赤の時空のカーレッジと結婚するなんて言わせてみろ、殺すぞ】

御剣「もちろんそんなことはしない、誰にも選ぶ権利はあるとはさっきツインテちゃんが言った通り」


御剣「だからオレが手助けしよう!完璧なオレが完全なオリジナルをプロデュースする」

御剣「赤の時空も成功だけでは退屈でね」

クローン「………なら、俺もだ」


クローン「ぶっ壊した責任を取るつもりは無いが、そばにいたい」



クローン「お前らはどうする?」



グリリバ「私は頃合いを見て、緑と紫を行ったり来たりします」

グリリバ「あくまで暇潰しを貫きますね、それくらいが塩梅です」


TSS「小生もまた息抜きのため、愚民を見下すときに」


グリリバ「レスバ敗走した時に泣きつくそうです」

TSS「君なかなか辛辣だな」

グリリバ「全員たくっちスノーですので」



クローン「お前は?」








クローン「白狐………いねぇわ」






………



こうして、また別れて……

そして、たくっちスノー達は惹かれあっていく。
最終更新:2023年08月02日 16:03