サウフレイ「……それでヨァブんとこに入り浸ってたのか」
ファビアス「入り浸ってたんじゃないもん。バイトだもん。いいじゃんもう成人してんだからそんな干渉しなくたって……」
サウフレイ「うちの実家の援助があるうちは一丁前のツラすんな。」
ファビアス「!?だからバイトやって、ちょっとでも還元しようと思ったんじゃないか。」
サウフレイ「そんなもんは自活してからでいいんだ。小遣い稼ぎくらいは自由にやっていいが、それで学業を疎かにするんじゃない。進路はどうするつもりなんだ?」
ファビアス「……院に行ってもやること無いし、就活は来年からする。」
サウフレイ「……そもそもお前、何学部だ?」
ファビアス「教養学部。文化人類学科の民族学専攻だし、つぶしは利かねーよ。」
サウフレイ「……それはしょうがないからとりあえず勉強しろ。」
ファビアス「いいよなあ、あんたは実家の寺継ぐんだろー」
サウフレイ「いや、うちは世襲じゃない。弟子から住職を育成する、専門の機関があるからな。」
ファビアス「えっ。マジで!?じゃあ何で宗教学部行ったの?」
サウフレイ「自分でやりたいことがあるからだ。お前も早く探せよ。こっちは親父さんからお前のこと頼まれて預かってるんだからな。」
ファビアス「……やりたいことって何」
サウフレイ「半端者には教えてやらん。真面目に考えておけよ。」
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アレックス「おー、絞られてきたかー」
クラウ「まあ元気出せよ。飲み行こうぜ。」
ファビアス「……今日はいいや」
アレックス「おいおい、どんな怒られ方したんだよ。」
ファビアス「別にそんな怒られてない。クラウって、料亭継ぐんだよね?」
クラウ「ん?まあなー俺長男だしな。」
ファビアス「アレックスは、工業高校出てすぐ仕事してんだよな。」
アレックス「まあ、ちょいちょい職場変えてっけどな。」
クラウ「喧嘩でな。」
ファビアス「俺は、何になればいいんだろうなー」
アレックス「……何だ、そんなんで悩んでたのか。そんなもんはなるようにしかなんねーんだよ。」
クラウ「そうそう。やっぱ飲み行こうぜ。しょうがねぇな、奢ってやるからよ。」
ファビアス「……女の子呼んでくれんの?」
クラウ「アレックス、やっぱ二人で行こう。」