アレックス「さてクゥ、今日は俺が晩飯作るよ。ソウェイルが退院するまで毎回外食ってわけにもいかないからな。」
クゥ「かたじけぬのう。」
アレックス「子供はそんなこと気にすんな。何食いたい?まあ大したもんつくれねーけど……」
ファビアス「アレックスは切って炙るくらいしか脳が無いぞー」
クゥ「では、蛸のぶつ切りに胡瓜のざくざく、ちょっと酢ぅ利かした」
アレックス「…渋すぎるだろ。」
ファビアス「クゥちゃんってば落語も好きなのか?」
クゥ「それにしても、アレックスには意外な一面があるんじゃの」
アレックス「ああ、刃物扱いか?ああいうのは親父が得意だったらしいな。」
クゥ「それもじゃが、案外面倒見がいいんじゃの。弟妹はおらぬはずじゃが、手つきが慣れておった。」
アレックス「そっちか。いや、お袋がさあ…俺って親父が塀ん中入っちまってたから、お袋一人で育ててくれたんだけど、体壊しちまったことあってさ。」
ファビアス「ああ、あったなあそんなこと。お前15くらいだったよな。」
アレックス「ロクにがっこー行ってなかったから余裕だったけどな。」
クゥ「(アレックスから母親の話が出るのは初めてじゃ…傍にいるのを見たことが無いと言う事は、やはり……)」
ファビアス「アレックス、ちゃんと面倒見てやれよー。」
アレックス「わーってるよ。いつものこったから安心しろい。」
ファビアス「幼女と風呂一緒に入ってさらに添い寝か…前科増やしやがって。」
アレックス「風呂くらい一人で入れんだろ!!あと一応前科は無い。一応。」
クゥ「><//」
アレックス「何でこう言う時だけリアクションが素なんだよ。助けてくれよ。」
ファビアス「んじゃ、俺はこの辺でー。」
アレックス「散れ!素早く散れ!」
クゥ「アレックス……手をつないでくれんか。」
アレックス「あぁ?そういうこっ恥ずかしいことは…」
クゥ「兄はいつも外を歩くときは、危ないからと言って手を引いてくれるのじゃ。アレックスは今、兄の代わりじゃろ?」
アレックス「……これでいいかよ。」
クゥ「わ!」
ファビアス「肩車かよ。そっちの方が危ないし恥ずかしいじゃねーか。まあ、アレックスらしいな」
アレックス「お前退散しただろ戻って来んな!見んな!!」
献立は生姜焼き定職になりました。