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しんと静まり返った謁見の間。
玉座に腰掛けるは、一見すると年端もいかない少女だった。
「陛下……魔王軍の動きについての報告です」
音も無くいずこからか現れた密偵が、少女に頭を垂れる。
少女の名はルネ。
驚くことに、この少女こそが国王陛下だというのだ。
「話してください」
「はっ」
厳かに促すルネの言葉に、密偵は平伏したまま言葉を続ける。
「現在、ルネーニ沿岸まで押し寄せていた魔王軍は、ついに結界を突破することが不可能と悟ったか、兵を引いているようです」
「そうですか……一安心、といったところでしょうか」
ルネは安堵の表情を浮かべた。
「それで、兵を引いた後の魔王の行動は把握していますか?」
「はっ。兵を引きあげた魔王は現在――」
「……」
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最終更新:2007年05月04日 14:39