第1章 『光の都』
OP:天貫く塔ラジェルナ
サイモン「この・・・世界は、危険に晒されている・・・
。ラジェルナを介しての・・・世界を支える・・・魔力の・・・循環・・・
しかし、世界間の連結を切り離さなければ、
ひとつの世界が滅びた影響が・・・他世界にまででてしまう・・・」
(↑階段を上がりながらぶつぶつ呟くサイモン)
サイモン「逃げろ・・・御前たちだけでも 逃げろ!」
―数年前―
???『この子の命が―――・・・・・・』
???『・・・約は、―――した。』
―現在・校舎の裏―
少年A『オラァッ!!』
少年B『痛えか? 俺達の靴、舐めたら赦してやるよ。』
少年C『ギャハハハッ!!なんだよ。早くしろよ?何だったら小遣い払ってもいいぜえ?
お前、孤児なんだって?
親にまで見捨てられてるんだってな!』
ネル「ちが・・・う。おれ、は・・・』
[フラッシュSE]
少年A『お、おいあれ・・・。』
少年B『か、壁が・・・』
少年C『え、抉られて・・・いる?』
ネル『・・・・・・・・・・・なさい、・・・めんなさい。
ごめんなさい、ごめんなさい・・・・・・・・。
・・・・・・ゆるして・・・
かあさん・・・・・・・・・・・・・ッ』
[黒フラッシュ]
少年B『やばいよ、こいつ!』
少年C『ば、化物・・・。』
少年A『お、おい、いくぞ!』
[少年たち去る]
ネル「・・・化物・・・」
『―――心臓を――するなんて――の沙汰だ!
――を売って、手に入―――バケモノじゃないか。
あいつは――――だぞ!!』
ネル「何だろう?耳鳴りかな・・・?」
ネル「あの人は・・・たしか・・・?」
[ロビンの後を追って行く]
ロビン「――・…」
[フラッシュ後、消えるロビン。]
ネル「き、消えた!?って、え?」
[もう一度フラッシュ、暗転
明転後、こうとアルカディアス周辺の草原。]
ネル「・・・・・・いててて・・・・
・・・・・・ど、どこだ・・・ここ・・・?
・・・と、とりあえず、今おれがどうなってるのか確認、しないと・・・。」
[フリー行動]
―光の街道―
[途中で戦闘イベント、敗北、勝利どちらでもイベントは変わらず。]
ネル「い、いやだ。怖い・・・やめろ・・・!」
[フラッシュ、SE]
ネル「だ・・・、だれ・・・!?」
ヒロシ「其は、渡りの用心棒ひろしと・・・、名乗っている場合ではござらんか。
…少年、あれはお主に害為す物でござるか?」
ネル「・・・用心棒・・・ヒロシ・・・さん。
・・・あいつは・・・あれは、悪いモノだッ!!」
ヒロシ「ならば、斬るまで。」
[イベント戦闘]
ヒロシ「・・・怪我は無いでござるか?」
ネル「へ、平気です。・・・ありがとう。
あれは、あの黒いのは・・・何なんですか・・・?」
ヒロシ「其にも、判らんでござる。
只、色々な場所に現れる悪しきもの。と、認識しているでござる。
…――お主は、あれを見るのは初めて、でござったか…?」
ネル「・・・・・・・はい。おれがいたとこには、あんなの・・・でも・・・
(確かにおれは見たことがないのに、なんだか懐かしいような そんな気が)」
ヒロシ「?・・・・・・主も、何か秘めておるのでござるな。
このように同じ刻、力在る者に会うとは・・・。
主は何をしに此処へ?」
ネル「おれは・・・人を追って・・・、気付いたら、ここに・・・。
ここは、どこなんですか・・・?おれのいた所とは、違うみたいだけれど。」
「此処は何処か、其にも判らぬが――
ただ、呼ばれて渡った所なれば、何処か救いを求めておる場所、と思えるでござるよ。
取り敢えず――此処から、出るでござるか。」
[フリー行動]
―光都アルカディア―
ヒロシ「と、お主、名はなんというでござるか?」
ネル「え、あっ すいません、名前言ってなかったですね・・・。
せっかく助けてもらったのに。
・・・ネル、です。ネル=ハングマンといいます。」
ヒロシ「寝る殿、でござるな。
さて、其、「玉座」に用があるでござるが、何処でござるかな?」
ネル「玉座っていうくらいだから、たぶん、立派なところにいるんでしょうね・・・。」
[フリー行動]
―玉座前、ペラジーに話しかけるイベント―
ネル「・・・あ、あの、大丈夫、ですか・・・?
ええと、救急車・・・いや、あるのかな、この世界・・・。
・・・あ、水とかいりますか・・・?
おれ、持ってきますよ・・・?」
ペラジー「・・・っ、私に触れるな!!・・・うっ・・・・・・。」
ネル「だ 大丈夫・・・!?ね、ねえ、しっかりして!!」
ペラジー「王・・・・・・・・・・・・。
・・・そ、ふぃ・・・。」
ネル「・・・「おう」って、王様のことですかね・・・?
このひとも、玉座に行こうとしてたのかな?」
ヒロシ「王なら、行き先は同じでござるかな。
どうも良い状況では無いようでござるし…共に連れて行くでござるよ。」
[フリー行動]
―玉座途中―
ペラジー「…う…、………。」
ネル「・・・あ・・・、良かった・・・。大丈夫?」
ペラジー「あなた……。そっか…私倒れて…。ええ…、もう大丈夫。」
―玉座―
ヒロシ「お初にお目にかかるのでござる。
渡りの用心棒、宙(ひろし)と申す者でござるが、…其を呼ばれたのは、貴公でござろうか?」
ソフィア「黒の刀を持つ御前は、…己が事だと言うに、わからぬのかね?
誰に、何ゆえに、呼ばれたかも?」
ヒロシ「判らぬから、来たのでござる。
そも、某が呼ばれる時、其れは「斬る」必要の在る時、だと認識はしているでござる。」
ネル「このひとが 王様・・・。」
ソフィア「まあ、そうだな。
我様は御前の腰の剣にも、どうも。其処の御前が連れているのにも用があるようだ。」
ヒロシ「…崩れるも、某は厭わぬでござるよ?」
ソフィア「・・・・・・巫女。ぼんやりと共にいると、同じに、囲われるぞ?
──《 陽光の蔓編み籠 》、闇の縁者を、捕らえろ。」
[フラッシュ、SE]
ペラジー「なっ…!?王!?」
ソフィア「我が力が弱まるにつれ、光都の中までも、おぞましい闇鬼どもが入り込んでいるようだな?
ああ、その剣、此処では抜くな。
不協和音が響きすぎて、崩れてしまうだろう?」
ネル「な、何で!?何をっ・・・・・・!?」
ソフィア「…何故? 御前も身体の内にあるものに、気づいていない口かね。
この世の光の主柱たる我様に近づいて、その闇を抱く身体に──異変は起きてはおらぬかね?
…単に、とぼけているだけかね?
闇鬼の癖に、こんなところまで入り込んで無事とは、随分大きな力を秘めているのだろうに・・・。」
ネル「な、何を言って、おれは、力なんて、闇鬼なんて知らな・・・!?
[フラッシュ、SE]
ネル「・・・ぅぁあああああああああァッ!!!!」
ヒロシ「お主、年端も行かぬ子に、何を・・・!?」
ソフィア「やめておけ。此処は、特段に壁が薄い。
世界の狭間に好んで飲まれたいというなら別だが、今、その刀を御前が抜けば、そこのふたりも道連れになるぞ?」
ヒロシ「道連れ・・・。くっ・・・。」
ソフィア「闇と縁があるは、我が光でその身が焼けるが証明であろうに。
ところで、巫女よ、知り合いか?」
ペラジー「・・・いや、知り合いではない。
此方に向かう際に少し世話になっただけ。
それより…この少年が闇鬼というのは…?」
ソフィア「…………ふぅん…?
消滅せぬか・・・?多少、お前に興味がわいた。」
[フラッシュ、SE]
ネル「・・・は・・・・・・・は・・・・・・・・・・・・ッ。
熱が・・・引いた・・・?」
ソフィア「巫女、それより光水の爆発から、声が途絶えたな。
何か我様に報告することがあるだろう?」
ペラジー「……ええ。私はそれを伝える為に光都へ来たのだから。
王よ、間もなくこの世界は崩壊する。
カラドリウスが死を迎える。
そのカラドリウスの死が引き金となり、そう遠くない未来に崩壊は始まるだろう。
私が聞き取れたのは此処までだ。
神託と未来《ヴィジョン》は、騒いだかと思えば、静かに…泣いているように消えていった。
それからは、どれだけ呼びかけても反応はない。
私の”巫女”としての力が無くなったのか、ガイアが心を閉ざしてしまったのか。
それはわからない。
けれど、授かった神託は絶対だ。
あまり時間は無い。王よ、私達には何が出来るだろうか…?」
ソフィア「ほお?…く、は、ははははははははは!!
カラドリウスが、もう一度啼く前に死ねば、この身は、生き延びれるやもしれんな?」
ヒロシ「世界の、崩壊…。
それは、どの「世界」の、でござるか…?」
ソフィア「──壊れて欲しくない世界でもあるか?
我様の国の巫女が告ぐ危機なれば、我が支える世界は確実に堕ちるだろうが…。」
ヒロシ「壊れて欲しくない世界が、貴公には無いでござるか?
某は渡りの用心棒。渡れぬとなっては、廃業にござる。」
ソフィア「・・・そこの弱者と違って御前は強い。
我が手駒として迎えられるなら、それなりに優遇させてもらうのだがね、用心棒殿?
それとも、縛られた王へ仕えるを嫌って、此処を壊してでも我が手より、逃げるを、選ぶかね?」
ヒロシ「手駒なるは、厭わぬでござる。貴公を今敵に回して、無事に済むとも思っておらんでござるよ…?
・・・一つ、条件があるでござる。・・・彼を助手に貰いたい。」
ネル「・・・助手?」
ソフィア「そこの弱きが、何の役に立つか知らぬが、まあ、御前が欲しいなら、好きにしろ。
ただし、そこの子どもには我様も少々興味が有るのでな。
子どもも、我様の下に名を置いていけ。」
ネル「・・・ネル、です。ネル・ハングマン。」
ヒロシ「ならば、契約成立、でござる。手駒たる某に、命を。」
ソフィア「ああ。では──"ロシ"、"ルゥ"。」
ソフィア「巫女が世界の崩壊を視たのは、御前も聞いたな?
此処に縛り付けられる我様の代わり、御前達が、探すべきものはいくつかある。
ひとつは『詩篇』、そして『神の記録』。
この世界の崩壊に備え、世界の理を身に刻みつける本を探せ。
二編とも、世界図書館に納めていたが、一編は誰かに盗み出され、もう一編は、カラドリウスが逃がしたきりでな。
それと、もうひとつは、『
アイリス=ネメシス・アドラステイア』
周りは別にどう扱おうが構わんが、アイリスだけは、殺さずに我様の下へ連れてこい。」
ヒロシ「詩篇。神の記録・・・アイリス=ネメシス・アドラステイア。 逆に言えば、其れ以外の生死は問わぬ、という事でござろうか。」
ソフィア「要り用なのはその娘だけだ。」
ヒロシ「あいわかった。」
ソフィア「それから、ロシ、ルゥ、御前達にこの者を監視につける。
本の事ならば、グリモア教の司書を訪ねてみるがよい。
何か手がかりはあるかもしれん。
それと、偶には報告にかえってこい。ひとりはつまらん。」
[フリー行動⇒グリモアへ]
最終更新:2010年02月13日 17:11