第2章 『崩れ落ちる塔、世界の崩壊』
―グリモア教団―
クリス「…ほぉ。これはこれは。
まだ刀に喰われていなかったんですねぇ………
ヒロシさん?」
ヒロシ「まだ、くたばっておらんでござったか。」
ネル「だ、誰・・・?」
クリス「ああ、そんなに怖がらないで下さいませ。私はグリモア教団伍教星の一人、
クリストファー=ティートリーと申します。以後お見知りおきを。
人聞きの悪い・・・。
まぁ、おかげさまで元気に暮らさせて頂いておりますがねぇ?
貴方の方はいかがですか?
今度はその少年の用心棒を気取っていらっしゃるのかな?
闇の気配が濃いとは思いましたが、既にソフィア様に管理はされているようですね?」
ネル「・・・管理・・・。」
ペラジー「『管理』など、任されたつもりはない。『監視』はしろと言われたが・・・それも不本意だ。」
ヒロシ「彼は助手でござる。貴公は、一体此処で何をしておるのでござるかな?」
クリス「助手ねぇ…。
ソフィア様に監視をされている立場ならば…既に争う理由はありませんね。せいぜい、『仲良く』しようじゃありませんか?
何といわれましても、私はグリモア教団の伍教星ですから、ここにいても何のおかしなことはありません。」
ネル「・・・グリモア・・・!
・・・あなたは グリモアのひとなんですか?
おれたち、王様の命令で、グリモアの司書って人を探しているんだ。
会わせてくれませんか?」
クリス「司書・・・カリュクスに会いたいと?ソフィア様の命令で?
カリュクスならば、今は教団にいませんよ。」
ネル「え?どこに行ってるんですか?」
クリス「先日、異変があったマルティス遺跡の方へ様子を見に行ってもらっています。」
ネル「マルティス遺跡・・・?」
クリス「えぇ、アルカディアを出て、北の森を抜けた場所にある遺跡です。
彼女をお探しでしたら、行ってみては?
私は生憎、逃亡中の教祖様を探しに行かなければならないので、これにて失礼いたしますよ。」
ヒロシ「マルティス遺跡でござるか。」
ペラジー「街の外に出るなら、準備を怠らないで。ソフィアの力が弱まってる今、何があるかわからないわ。」
[フリー行動]
―マルティス遺跡入り口―
ヒロシ「ここでござるか?」
ネル「・・・みたいです。」
ペラジー「・・・何をぼーっとしているの?置いていくわよ。」
ヒロシ&ネル「・・・・・・」
―マルティス遺跡内部―
ネル「・・・行き止まり?」
ヒロシ「どうやらそのようでござるな。
一度町に戻ったほうがよいかも知れ・・・・・・。」
ネル「ヒロシさん?どうかしたんですか?」
ペラジー「しっ・・・!何か・・・。」
ヒロシ「来るでござる・・・!」
[イベント戦闘]
ネル「はぁはぁはぁ、な、なんだったんだ?」
ヒロシ「わ、分からぬでござるが、2人とも無事でござるか?」
ペラジー「・・・ソフィアの力・・・私が思っていた以上に弱まっていたのかもしれないわ。
どうせ、ここには情報は無かったのだし、急いで街に戻りましょう。」
ネル「ヒロシさん・・・あの・・・。」
ヒロシ「・・・言わぬとも分かるでござる・・・。」
ペラジー「・・何してるの?
急いでって言ったでしょう。・・・行くわよ。」
ネル&ヒロシ「・・・はい。」
[光都アルカディア]
ペラジー「一度グリモア教団に行きましょう。入れ違いだったのかも・・・。」
[フリー行動]
[アルカディア街中]
クリス「おや、お早いお戻りですね。どうされました?」
ネル「実は・・・。」
[暗転]
クリス「なるほど・・・では私にも見当が付きませんね。
教祖様なら、見つけられるかもしれませんが、お会いするといいかもしれません。
もっとも、会うのを決めるのは教祖様自身ですし、教祖様は未だ逃走中でしてね。いや、お恥ずかしい。
ですが、この先にいらっしゃられるようです。
会いたいならばついていらっしゃい。」
ネル「あ、ありがとうございます。」
クリス「トニー様!トニー様、どこです?
隠れたって無駄ですよー?
謁見を望む方が来られていますよ!」
ネル「・・・・・・こ、このひとが、《教祖》!?
ええ、と・・・。おれは、ネル。
人を探しているんだけど、きみなら見つけられるって聞いて・・・。」
ヒロシ「…其達は、司書殿を探しているでござる。」
トニー「悪いけど、今は・・・・・・。」
[フラッシュ、SE]
トニー「塔・・・?なんで……。なんで扉が開く……?
なんで『神の記述』があそこに……?
境界が砕けて……神々の黄昏<<ラグナレク>>起こる……!」
ネル「・・・どうしたの?・・・!?なにか、あったの・・・!?」
クリス「もし…『神の記述』が塔にあるのならば…もう、あの塔が崩れ落ちるのも時間の問題でしょう。
崩壊に巻き込まれて命を失いたくなければ…」
ネル「塔が、崩れ、落ちる・・・!?
・・・王が、王が中にいるんじゃ!?」
ヒロシ「…――某達も、一度かの王の元へ行った方が良いかも判らんでござるな。
雇い主に死なれては、報酬を貰えぬでござるよ…!」
トニー「俺も行く。
止めたって俺は言うこと聞かないからな。
ただ、ついてきてくれるなら一緒に来てくれ。」
[パーティー、トニー移動]
クリス「え。ええーーーー!?
何を言われますやら!駄目ですって、危険が満載……
ノオオオオ!……行きますよ!ああもう!」
[フリー行動⇒ラジェルナへ]
アイリス「──開門せよ。
キアーヴェウニヴェル・クレイス《─テンカイノモン─》──!」
[崩壊、爆発音SE]
ロビン「…塔が…。
あの塔は楔なんだ…世界を世界として保ち、全ての世界を繋ぐ楔…あれが崩れ落ちれば…。」
オスカー「ロビン!!それが分かっていて、何故止めなかったんだ!
だ、駄目だ、『セカイノキロク』が…。」
ロビン「僕は、ただ、ただ僕は・・・。」
ユプルシオン「ふふふ、ふふふふ。
わぁ、すごぉい。
開いたよお姉さんさっすがぁ!
いま、刻まれた。
――天貫く塔<<ラジェルナ>>は第四原書によって開かれり――……!!」
ユプルシオン「さぁ行こう。
カラドリウスが、お姉さんを待っている……!
塔が崩れ落ちるその前に、目的を果たすんだ……!」
ロビン「待って…アイリスッ…」
オスカー「ロビン!」
[ネル達シーン介入]
ネル「ロビンさん!?」
ヒロシ「ちっ、――大丈夫そうじゃないでござるな…っ!」
トニー「ロビン!お前、なにしてるんだ!」
オスカー「トニー!ロビンを止めてくれ!!」
ロビン「約束したんだ…。彼女の傍にいるって…。」
アイリス「──燃えよ。
イグニスファトゥス・フォンセ《─シュウエンノヤミ─》」
[SE、フラッシュ]
ロビン「っあ……っ…。
アイリス…運命に逆らって…求めた結果が…それ…なの…?」
ユプ様「全ての種族が証人になる。みながその胸に。物語に刻むんだ。
自分たちの手で、証明する!
塔は、カラドリウスの時代は、終わったということを!
カラドリウス……お疲れ様。
君も最期の役目を果たすときが来たよ。
甚だ不本意かもしれないけどね?
運命は、まるで歯車のよう。
ちょっと手で押しただけで、必要なものが全て集まる。
復活の時も、近いね……。
ふふ、ふふふふふ。くすくすくす……。」
ロビン「お前が、アイリスを…。」
[ロビン、ユプ様に攻撃、あっさり敗れてグラ変更]
ユプ様「はは、あはははは。
ひどいじゃないか。僕ら仲間じゃなかったのか?
友だちだったじゃないかぁ。」
ロビン「化物…。」
ユプ様「化け物……化け物だって?
ひどいな。友だちにかける言葉じゃない。
ああ悲しいな。
自ら絆は儚く脆いモノだって証明してしまうなんて。
いや違うね。僕とお姉さんじゃ重みが違ったんだね。
それは残念だ致し方ない。
何か勘違いしているようだけど……僕はただお姉さんの背中を押しただけさ。
僕が全て悪いみたいに言わないで欲しいなぁ?」
ロビン「・・・っ!!」
トニー「ばかっ!死ぬ気かっ!ここはもうダメだ、早く逃げるぞ!」
オスカー「もうここは危ない――…。僕達も離れよう。
早くしないと――、…」
ネル「くそ、くそ、くそ、なんで、おれは無力なんだ。」
ヒロシ「――何が、用心棒でござるか…っ」
[暗転、シーン移動]
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最終更新:2010年02月13日 17:12