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第3章

第3章 『二つの世界』

[崩れ落ちるラジェルナ内,アイリスのシーン]

アイリス「カラドリウスの鳥篭は、鳥さんごとなくなるわ。
私がなくしちゃうの。」

サイモン「……お前が…。(後ずさり)」

アイリス「さようなら。」

[赤いフラッシュ。サイモンから白い玉みたいのが浮かぶ(?)]

アイリス「さ、宴《パーティ》をはじめましょう?
───暗黒よ。
我が命ずる。
我は《闇》なり、我は《黒》なり
顕現せよ、闇の綺羅星<<ドラガツェーン・アステリコス>>」


ナレーション「その日、太陽は砕け、世界は闇の太陽によって暗黒に包まれた。
世界を包むのは、ⅩⅢに分けられた、闇の太陽。闇に染められた、サイモンの心臓。」

アイリス「《終焉》を記述するために──…
第Ⅰの太陽はAegirなり
第Ⅱの太陽はBragiなり
第Ⅲの太陽はIdunnなり
第IVの太陽はGefionなり
第Ⅴの太陽はOdinなり
第Ⅵの太陽はFriggなり
第Ⅶの太陽はFreyjaなり
第Ⅷの太陽はNjordなり
第Ⅸの太陽はTy'rなり
第Ⅹの太陽はFreyなり
第XIの太陽はHeimdallなり
第XIIの太陽はSifなり
滅びの定めを持つ神々なり!
その黒点たる、第XⅢの太陽Lokiよ!
汝が姿は、人々の恐れなり、閉じるものなり、終えるものにしてRagnarokを導くものなり。
直列せよ、漆黒の太陽。《闇》よ、深淵より出でて《境界》を危うくせよ。
繋がれ───欠落の底《バテンカイトス》!!!」
サイモン「世界が…闇に…。」

[場面転換、アルカディア・宿屋(画面がシェイク)]

ネル「また地震か・・・。街の様子はどうなっているんだろう?」

[アルカディアの街の中]
[ペラジー、ヒロシは玉のもとに。]

ソフィア「・・・(何かを深く考え込んでいる。)」

ヒロシ「ネル殿、報告は某たちがするでござる。
某たちの代わりに、街の様子を見ておいてほしいでござる。」

ペラジー「世界の崩壊はいつ始まってもおかしくないわ・・・。
いえ、むしろ始まっているのかも・・・。」

[塔の入り口周辺に行くと、ロビンがいる]

ネル「ロビンさん!」

ロビン「・・・ネル!?なぜ君がここに!?」

ネル「ロビンさんの後を追って、あの変な穴をくぐったら・・・。」

ロビン「異界の扉を潜ってしまったのか。」

ネル「ロビンさん、聞いてもいいですか?
(選択肢)
選択肢1:ここはどこなんですか?
選択肢2:塔の前で一緒にいた女の人はいったい誰なんですか?
選択肢3:ロビンさんはこの世界を行き来していたみたいですが、どうしてこの世界にいたんですか?
選択肢4:これから、この世界はどうなるんですか?
選択肢5:他に話はないかな。」

回答1:「ここはアルカディア、僕たちの住んでいた世界とはまったく違う世界だ。
世界は広い、僕達がいた世界だけでなく、もっと多くの世界が存在するんだ。
この世界は数ある世界のうちの一つにしか過ぎないんだ。」

回答2:「・・・アイリス・・・だ。俺がこの世界に来るようになったきっかけのだよ。
俺の瞳には不思議な力があるんだ。自分の世界だけでなく、数多く存在する世界の全てを見て干渉する力だ。
この世界に来たのも俺のその力なんだ。向こうの世界にいたとき、いつも見ていた女の子だよ・・・。」

ネル「えっと・・・好きなんですか?」

ロビン「・・・一目ぼれだった。彼女のいるこの世界をもっと知りたいと思った。」

回答3:「好きな人のいる世界のことをもっと知りたいと思った。
そして・・・その世界の事を知って守りたいと思った・・・。
それ以外のことは、今はまだ言えない。」

回答4:「・・・あの塔、ラジェルナを知っているよな?
ラジェルナは全ての世界に存在するから、俺たちの世界にもあっただろう?
ラジェルナは、全ての世界の魔力を循環させて、世界のバランスを保っているんだ。ラジェルナが滅びれば、魔力の循環が途絶え、バランスは崩れ、世界はやがて崩壊するんだ・・・。
もっとも、塔が崩壊したのに世界は無事だけど、いつまでもはもたないだろうね。」

回答5:「そうか、塔の前に一緒にいた、黒い髪の少年を覚えているか?彼はオスカーと言うんだ、あとトニーとも会ってたよな?
あの二人は僕の親友だ・・・。何かあったときに僕の名前を出せば、協力してくれるかもしれない。」

ネル「オスカーと、トニーさんですね。わかりました。
あの、すぐには帰れないんですか?」

ロビン「今すぐは難しいな。
人一人通れる異界の扉はここでしか開けない。だけど、妙なエネルギーに包まれていて扉を開けない。
異界の扉が正しく開けたらすぐに戻すから、暫くはアルカディアにいるといいよ。」

[ロビン、ネルから離れる。]

ロビン「アイリス……。」

[回想シーン]

ロビン「よかった。アイリス、大丈夫?怪我はない?」

アイリス「あり、がとう。
大丈夫よ…何故。わたしを、知っているの?」

ロビン「えっと、…どうして、かな。
でも、僕はずっと君を見ていたから…。
はじめまして、アイリス。
僕はロビン、ロビン=ウォルトレイ…君に会いに来た旅人…かな。」

アイリス「ロビン?ロビン=ウォルトレイ……
ロビンさん、素敵なお名前だわ。
不思議、ね。わたしも…あなたに、会ってみたかった気がするわ。
きっと、ようやく…出会えたのね。」

[回想終了、元のシーンに戻る。]

ロビン「君が自分の道を進み続ける限り、僕は君の力になる…。
でも…これが君の願いなのか…君の救いになるのか…?
僕は、君も、世界も両方救ってみせる。そのためなら…。」

[ロビン立ち去り、その場にネルだけ残る。]

ネル「ロビンさん?
…オスカーさんとトニーさんか・・・。」

[グリモア教団の入り口に行くと、トニーがいる。]

トニー「また会ったね。」

ネル「トニーさん、ロビンさんのお友達だったんですね。」

トニー「なんだ、ロビンの友達だったのか?それならそうと先に言えばいいのに・・・。」

ネル「いえ、まさかこっちの世界にロビンさんのお友達がいると思わなかったので・・・。」

トニー「ってことは、あんたも、異世界の人間なのか?
じゃあ色々大変だろう?困ったことがあったらいつでもここにおいでよ。俺はこの教団の教祖だし、ロビンもこっちの世界にいるときは、ほとんどここにいるからさ。」

[クリスが教団の中から出てくる。]

クリス「トニー様、外は今は危険ですから中に戻ってください。
おや?あなたは・・・。」

ネル「あ、この前はありがとうございました。」

クリス「まだこちらにいたんですか?」

ネル「はい、今は宿屋でお世話になっています。」

クリス「宿屋に・・・そうですか。」

[ヒロシがやってくる。]

ヒロシ「寝るどの、辺りもそろそろ暗くなるし、宿屋に戻るでござる。」

ネル「そうですね。では、失礼します。」

クリス「あ、お待ちなさい。」

ネル「・・・え?」

クリス「・・・いえ、お気をつけて。」

ネル「・・・はぁ。」

[ネル、ヒロシ宿屋へ。トニー教団内へ]

クリス「・・・・・・そういえば、白の巫女は確か・・・。」


[フリー行動、アルカディア宿屋へ。
アルカディア宿屋、深夜]

ペラジー「何っ!?」

クリス「白の巫女、あなたの力はあの方にとって迷惑極まりない。
申し訳ありませんが、処刑場までご同行してもらいますよ?」

襲撃者「急ぎましょう、クリス様。」

[暗転]

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最終更新:2010年02月13日 17:13
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