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PROLOGUE 1


人々の幸せとは何なのか?
文明を発展させ、経済大国になってどれぐらい経つだろう。
多くの人々は幸せになったのか?

平和になり、豊かになる事が幸せではなかったのか?
しかし現実はそう簡単なものではなかった。

その時代の人々には、広がる社会格差や経済的不平等を、
自分たちが作った平和のルールの中で
解決する事ができなくなっていた。

そう、そんな時。
きっかけは、そうたいしたものでは無かっただろう。
各地で起きるクーデター。
それは連鎖的に広がり、世界のほぼ全ての国が、
「国」という形を失っていく事となる。

多くの尊い命を犠牲にして作り上げた新しい時代。
国境の無い世界。自由であり、束縛の無い世界。
しかしそこに法律は無い…。

各地の紛争は止むことなく続き、
人類の発展はこれ以上無理かと思われた。
だが程なく各地で治安部隊が生まれる。

その多くは、資本力や資源を持った団体と、
元軍隊との共同体であった。
彼らの主義、思想は様々だが、世界各地において、
今一度「国」に近い形を形成しようとしていた…。

再構築されていく世界。

かつて1つの国であったこの地域には、
2つの共同体が在り、その命を削りあっていた…。

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最終更新:2016年12月22日 22:47