概要

第三世代航宙理論は、深蒼藍暦年間に蒼藍王国において発見された物理理論を元にした、恒星間高速航行用の超光速航法の一つであり、現在は創造界世界の主流である。
ニュートン力学とか言うのに基づく作用反作用の法則を利用した航法を第一世代。空間跳躍超光速航法いわゆるワーープを用いた超長距離恒星間超光速航法を第二世代としている。
特定のパターンに基づいて構築された磁場回路内に高圧高電流の電気が流れることによって発生する重力場を船体の進行方向に展開させることで推進する。この際の初速は非常にゆっくりした物であるため、補助的に重力加速レンズを使用する。
重力加速レンズを6つ通過した時の速度は時速2光月に至る。この時点でなんとまあ通常空間上で、光速を越えている。最大速まで加速するとSVL最高速の80%に至ると言われる。尚、チューンアップされた王国軍戦艦用エンジンの場合は、時速350Epcktまで出すことができる。
この磁場回路を構成するパターンが最初に発見された都市の名を取り第三世代理論は別名藍蒼理論とも呼ばれる。

第3.5世代

藍蒼理論発見後王国軍の軍艦に採用されるにつれ、「空間伝播衝撃破砕波」と呼ばれる衝撃波の一種が、一定の速度を超えると発生することが知られ始めた。しかしその頃既に、第三世代航宙理論は、航宙エンジンの基礎理論の主流であり、もし使用を停止すれば、現在の何十倍もの時間を同距離に費やす事になるということもあり、影響は知られつつも長らく使用され続けた。もちろん科学者達はこの問題を解決するために尽力した。だが、迷宮にはまり込み餓死したり発狂する者も居た。。この系統の理論にしてはあまりにも簡素な基幹式で理論構築がなされていたため多くの科学者は問題を見つけることができなかった。リールシェル級戦艦の後継艦として、リンクリス級が計画される様になった頃、藍蒼大のとある女性研究者が、捕捉理論とその基幹式を発見したと発表。その捕捉理論を適用して作られたエンジンを搭載したテスト艦は、見事に本世代最大の欠点を克服していた。捕捉理論はそのほかにも親理論の様々な穴を細かく捕捉しており、この捕捉理論を含め、第3.5世代と呼ぶ。また、捕捉理論を発見したのが、親となる第三世代航宙理論の発見者の妹であり、発見した姉妹の姓から当理論は御山姉妹理論とも呼ばれる。

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最終更新:2015年04月17日 00:33