概要

第四世代航宙理論は、蒼藍王国において第三世代航宙理論を発見した女性により提唱確認された物理理論を元にした、恒星間高速航行用の超光速航法の一つであり、第三世代を置き換えつつある。
船のメインフレームが生み出す改変因果律を、エンジンが生み出した、莫大な量のエネルギーでもって、強制的に周辺空間に上書きし、この上書きされた因果律を利用し、前進する。通過後の空間に残った因果律は空間の因果律復原作用で勝手に元に戻る。
この際進行方向に書き換え用の因果律空白空間を作成するために、第二世代の主流であった、ブラックホールエンジンを使用する船もある。
第三世代以前は船の速度=エンジンの大きさ=出力であったが蒼藍王国軍の旗艦専用戦艦以外のエンジンの大小問わず最高速度は460EPckt/hとされる。
発見者の名を取りコーウェリア理論と呼ばれる。
第三世代以上に簡潔な基幹式である。また、第3世代(第3.5世代を含む)の航宙船が、空間跳躍を行う際に発生した、亜空間進入反動空間伝導と亜空間脱出時反動空間伝導を、因果律の書き換えにより強制的に発生させない様にすることで、無伝導での空間跳躍が可能となり、王国軍の艦船に広く使用されている。
また、第四世代航宙理論採用推進機関と記した場合、因果律を生み出すコンピュータと強制的に上書きを行う装置、上書き用のエネルギー生成を行うエンジンの3つが一体化した物を指す。故に第四世代航宙理論採用推進機関搭載機はその搭載数に比例し、メインフレームとなるコンピュータが複雑化、大型化する。

第4.5世代

上記を発展させ、改変物理法則下において対象艦艇の周りに重力場、反重力場を作り上げ、この重力場への物理運動を利用し運行する方法がある。上記よりも、安定して高速を出すことができる上改変因果律とその影響下の改変物理法則を、効果的に利用することができるため、上記に比べ、省エネルギー高効率の運行が可能とされている。
この場合、上記より高速となる620EPckt/hとなる。
蒼藍王国では第4世代理論改良補完型航宙理論と呼ぶ。だが国外では第4.5世代と呼ばれる。公式に発表元である藍蒼大が呼称する第3.5世代と異なり非公式な呼称であることに注意されたい。

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最終更新:2020年03月30日 21:58