Nonbinary gender
Nonbinary gender(ノンバイナリージェンダー/非二元的性別)とは単に男性であるとか女性であるとかいう二種類の性別に当てはまらない様々な性別のことをいいます。
人の性別にはただ単に男性や女性という二種類の性別だけではないと考えられ、そのような様々な性別の総称を近年ではNonbinary genderといいます。このNonbinary genderと似たような意味を持つ言葉としてGender queerという言葉があり、日本ではこのような男性でも女性でもない
性自認や
性自認を持つ人のことを
Xジェンダー(X-gender/X-jendā)といいます。
これに対して男性と女性の二つだけの性別のあり方を基本とする考え方を二元性別論もしくは男女二元論といい、そのような社会的なシステムを性別二元制といいます。ですがこうしたNonbinary genderのような性自認を持つ人たちは多くおり、世界には昔から男性・女性以外の性別が存在する地域があります。
こうしたNonbinary genderに分類される
性自認や性別は数多くあり、主なものとして次のような性別があります。
- Neutral(中性)
- Bigender(両性)
- Trigender
- Agender(無性)
- Pangender(全性)
- Genderfluid(不定性)
- Demigender
- Hijra
- Two-Spirit
こうした人たちの中にはホルモン療法や手術を受けて何らかの性別の移行をする人もいれば、そのようなことを望まない人もいたり、生物学的な性別の典型的な服装以外の服装を着ることを望む人もいたりと様々な人がいてNonbinary genderならこれというような一つの型に当てはめることができません。ほかに性別欄の性別や人称代名詞やMr.やMrs.などの敬称に男性や女性に該当しない表現を求める人もいて、性別欄にXがある国や人称代名詞にZeを使用したり、Mr.やMrs.などの代わりにMx.を使用したりする場合もあります。
また、Nonbinary genderの人の中には
ヘテロセクシャルや
ホモセクシャルなどのような自己の
性自認を基準にする
性的指向や恋愛的指向の言葉に違和感を感じてAndrosexualやGynesexualのような指向の対象による名称を使うことを望む人もいます。
関連
分野
参考リンク
Wikipedia
他のWiki
他
LGBTやセクシャルマイノリティの用語への理解を手助けするためのサイト
(C)
LGBT・セクシャルマイノリティ用語集Wiki
since 2017
最終更新:2017年03月08日 21:38