《ブロントさん》
おいィ?
ブロントさんとは、かつて
2chネット実況板(ネ実)で神と呼ばれた唯一ぬにの謙虚なナイトなんだが?
かつて、FFシリーズでネットゲームとしての路線を歩み出したFF11の頃、そのプレイヤー交流(?)の場として使われていたネ実にいたとされる特徴的な名無しである。
プレイヤーが選択できる
ジョブの一つである「ナイト」と、稼働当初レアアイテムであった「グラットンソード」に、ある意味常軌を逸したとも取れなくもないこだわりを持っていたらしく、「グラットンをもったナイトがいかに最強であるか」を主張する発言・スレ立てなどを積極的に行った。
これだけならただの荒らしでしかなかったわけだが、彼はヒートアップするあまりに誤字、誤変換が異様に多く「これで勝つる!」「俺の怒りが有頂天」「キングベヒんモス」「稀によくある」「黄金の鉄の塊」「ちょっとsYレならんでしょ…」など多くの改変ネタとなる名(迷)言を大量に生みだした。
このことにより、基本的にネタ大好きな(というか、ある意味では
ぐた☆ぎと民以上の自由人集団である)ネ実住人のハートをがっしりわしづかみにしてしまったらしく、やがてこれらの誤字誤変換はひとつの(ネタ)文章体系として大成され「ブロント語」とも呼べるものが作り上げられるに至るほどとなった。
名無しの彼を何故「ブロントさん」と呼ぶかについてだが、「彼」の正体が当時、サーバーの一つであるフェンリルサーバーから接続しているプレイヤー「Buront」ではないか?と言われたことによるらしい。
当時、Buront氏はレアアイテムであったグラットンソードの所持者であったこと、「彼」がその方面に言及されるとあからさまに過剰反応したためそう推測されたからである。
しかし後に、あるブロント語まとめブログに「本来のBuront氏の友人」を名乗る人物が抗議めいたコメントを残しており、それによればBuront氏がグラットンソードを入手した際に同行していたプレイヤーが、やっかみの為にネ実へBuront氏を晒しあげる目的でそうした行為に及んだらしい、というのが真相であるとのこと。勿論これも裏が取れておらず、事実かどうかは解らない。
こうした関連者サイドの思惑はどうであれ、元々の「ブロントさん」と呼ばれていた人物から端を発したそのブームは彼のもとを完全に離れてしまい、今日では「ブロンティスト」と呼ばれる「ブロント語」を操るユーザーたちを中心にさらにネタが広がりを見せているというのが現状である。
その類稀なる個性的なキャラクター性からか、FF11の代表的キャラクターとして二次創作の題材にされる事も少なくない。FF11プレイヤーの間でならもっと有名なキャラクター、人気NPCは多数存在するのだが…こうしたことでFF11外の人達にも知名度のあるキャラクターとなりつつある「ブロントさん」…ある意味、すごいお方である。
もしかしたら、彼らブロンティストにとって最早「真実のBuront(氏)がどうであったか」など、瑣末なこととなっているのやも知れない。
二次創作品は
ニコ動でも数多くあり、
東方のキャラとのコラボレーション的なものも多い。
特に「幻想郷がネ実入りした」とまで評される「東方陰陽鉄」やその三次作品群が有名。
キャラつけとしては当時の書き込みから「(格闘ゲームのギルティギアシリーズの)ソル使い」「北海道の不良グループ“DARK”の頭でリアルではモンクタイプ(要するに不良)」「(不当に晒しあげられるなどで)深い悲しみに包まれている謙虚なナイト」「忍者が嫌い(FF11でジョブ「忍者」は追加された当初から、回避性能が高い空蝉を展開できたことで囮役使用率が高く、高い耐久力で盾役となるナイトのライバル的なジョブだった)」などがあげられる。
東方がらみの作品ではややヘタレ気味だったりすることも稀によくあり、時に傲慢とも取れる言動もあるが基本的には謙虚で周囲に気配りのできる主役タイプということで何処もおかしくはない。
ニコ動ではブロントさん関連の動画に島谷ひとみの「深紅」がテーマソング的に使用されることも稀によくあるが、これはブロントさんを主役にしたある動画シリーズのテーマソングに使われたことが発端。何故このチョイスかは単に「そのシリーズのうp主が島谷の曲のファンだから」らしいが、今や島谷の「深紅」=ブロントさん的なイメージを持たれているっぽい感じなのもまた事実である。
ニコ百では、その影響で「深紅」単体の動画でブロント語のコメがあまりにも氾濫したため、ブロントさん関連動画以外でのこうした行為を戒める旨の注意文が添えられている。
ブロント語は特徴的な文体で目を引くので、時々
熱帯のコメなどに使用する者もいる。
「おいィ?」や「それほどでもない」、「汚いな流石~きたない」などの言い回しに心当たりがあれば、それがいわゆる「ブロント語」ということで何もおかしくはない。
また文章に勢いをつけるべく長文では漢字をわざとへんかんしなかったり句読点をとばしたり五時誤変換タイポみうsするということもよくある(<こんな具合に)
ただし、「ブロンティスト」と呼ばれるには相当な修練とセンスを必要とする。ただブロント語を振りまわすだけでは到底「ブロンティスト」とはいえないであろう。
最終更新:2010年06月16日 10:57