今日は体育祭。
学校全体でやって盛り上がってた中学の時とは違い、人数が多い高校では学年単位の球技大会だ。
種目はサッカー、バスケ、バレーの3種で、俺と豪炎寺はサッカー部なのでサッカーは選べない。
…俺と豪炎寺は一緒にバスケを選んだ…けど。
なんでもできるくせに
「キャー豪炎寺くーん!」
「カッコイイー!」
…さっきから女子の声援がすごくイラつく。
原因はわかってる。
試合中の豪炎寺が確かにかっこいいのは…わかるけど。
―豪炎寺は俺のなのに!
「円堂!」
「へっ!うわ!」
気が付いたら目の前にボールが迫っていた。チームメイトからパスされたボールだった。
俺はボールをキャッチしそこねて、転びそうになる。
考え事に集中しすぎてこんな失態を見せてしまうなんて、すげー…恥ずかしい。
「しっかりしろよ円堂ー!」
「わりい!」
笑ってごまかしつつチームメイトへ謝罪をしていると、豪炎寺が俺の方をチラチラとみてくる。
…気にかけてくれてるのが、なんとなく
嬉しいけど。
―やっぱり。
「キャー!」
豪炎寺が綺麗なダンクを決める。
元々サッカーでも跳躍力に優れる豪炎寺だ。ダンクも簡単に決めてしまう。
…俺だって、ほんとは…
(言いたいけど…でも…)
「おい、円堂!」
「え…いでっ!」
気付いたら俺は天井に向けて仰向けに倒れた。
倒れた瞬間にも後頭部をぶつ鈍い音が聞こえる。
「いてて…」
たんこぶになって…るだろうな…多分…
ボールは線の外に行ったようだ。そこでちょうどホイッスルが鳴る。
…今日は厄日か…?
試合が終わってチームメイトに散々からかわれた後、喉が渇いたので水飲み場まで行くことにした。
そこで俺は見たくないものを見てしまった。
水道の近くにいるのは豪炎寺と…知らない女子だ。たぶんどこかのクラスの。
…またかよ。
「…悪いけど、俺には付き合ってる大事な奴がいるんだ。」
面倒くさそうに相手をしている豪炎寺がそんなことを言ってくれるもんだから、ちょっと嬉しくなる。
「…それって同じクラスの円堂君?なんで?男同士なんか…」
「……!」
―グサっときた。
男同士なんか、なんて……わかっていたのに。
どうして、こんなにも胸が痛いんだろう。
俺は耐えきれなくなってその場から逃げだす。
後ろで豪炎寺が何か言っていたようだったけど、それは俺の耳には聞こえていなくて。
結構な距離を走った後、俺は壁にもたれて息を整えた。
そうだよな。普通は男と女が付き合うものだ。
なんで、俺達は惹かれ合ったのか。
そんなの、わからない。
「円堂…探したぞ。」
「豪炎寺…」
「さっきの、聞いてたんだろ?」
なんで豪炎寺はそんなことわかるんだろう。
気付いていたのか、俺の様子を見てすぐ感づいたのか。
どちらにせよずるい。
「…やっぱりさ、男同士なんて変だよな。豪炎寺はなんでもできて、すげーかっこいいし…女子と付き合った方が普通なんだよ…」
豪炎寺が俺にゆっくり歩み寄ってきて、俺を抱きしめる。
それがあまりにも優しくて、ついつい涙腺が緩んでしまう。
「豪炎寺まで変な目で…見られたくないんだ。だから…」
「守…」
豪炎寺がそれ以上言わせまいと俺の唇を塞ぐ。
いつもよりキスが激しいのは、たぶん俺の言葉に怒っているからだろう。
「俺はお前だから好きになったんだ。性別なんて関係ない。お前にはお前のいいところがたくさんある…」
「…修也…」
「だからそんなこと言うな。守が隣にいないと始まらないんだ。俺の世界は…」
遠くから女子の声が聞こえる。
物陰にいるとはいえ誰かがこちらに気付いたようだ。
だけど豪炎寺が離してくれなくて…俺も離れる気がなかったんだけど。
―見せつけてやればいい。
そう思ったのは、多分、2人共。
あとがき
なんか微妙になっちゃったぜ^q^
体育祭って微妙なんですよねー。
文化祭はいろんなキャラを出していきたいです。ほんと。
その場合は長編になりますねー…
リンクの貼り方がアレなので「1・2・3」とかってリンクするのではなく、続、続々、といった形でリンクすると思います。
前に「上・下」でやった小説に試しに「上」でリンク貼ってみたら見事にそこのページに行ってしまいもう「上」というリンクが使えないんですよねー^q^
正しいリンクの仕方じゃないんだろうな。と思いつつどうでもいいや…(
うちの学校はマンモス校だったので学年単位の球技大会という萎えるものでした。
応援団とかそういうのがないなんて…とはいえ騎馬戦とかは手が酸っぱくなるんで嫌です^^
とりあえず円堂がジェラシーを感じたりする話ということで書いてみた。
似たような展開?気にすんな!…すいまえん^q^
「ところで円堂…昨日のバスケのユニフォームなんだが…」
「どうかした?」
「…お前のユニフォーム姿…可愛い。誰にも見せたくない。」
「……ご、豪炎寺だって…かっこよかった…」
「………そうか。」
「…あの2人またやってるよ…」
「慣れてるな、半田…」
中学のうちからこんな光景は日常茶飯事。
高校に入ってから落ちついたかと思えば、昨日の球技大会で何かあったようで。
(実は女子達の間で噂になったらしいけど、大半が別の意味でキャーキャー言っているようだった)
教室内でも構わずイチャイチャする2人をため息まじりで見つめる俺だった。
(とか言っても、2人と同じ学校でまたサッカーができるのは嬉しいんだけどさ。)
実は同じ高校に来ていた半田。
たぶん3人共地元の高校に落ち着くと思ってる。
というかバスケのユニフォーム好きなのは豪炎寺じゃなくて俺です(
あの脇出しがたまらん(※ただし2次元にかぎる)
周りを気にしてない場合は別次元で見てくれれば。
基本の豪円は、こっそりとらぶらぶしてる…はずですけど。まぁ2次元だしなぁ…(
最終更新:2009年11月22日 01:16