またの名をもう何も痛くない。狂戦士状態、またはヤンデレ状態のさやかを指す。
7話でさやかは
影の魔女「Elsa Maria」に捨て身で立ち向かう。
血まみれになる程のダメージを受けながらも魔力で痛覚を消し去り、怯むことなく鬼神の如き勢いで滅多斬りにしていく。
躰に痛みは無い。しかしさやかの心は突き刺されるような痛みで悲鳴を上げる。己の躰はもはや死人同然。
愛する人のために重い代償を払ったにもかかわらず、その代償のために愛する人と幸せになれない現実に彼女は苛まれ続ける。
「なぜ自分がそうまでして戦わなければならなくなったのか?」そんな矛盾に対し答えを見つけることができないまま、そして魔法少女になった我が身を呪いながら、彼女は魔女を殺し続ける。まどかや杏子の声も、今はもう届かない。
碧い光を湛えていた
ソウルジェムはどす黒く濁りその身は魔女の攻撃を受けて血潮が流れ続ける。
その様は、さながら血の涙のようであった―。
身も心も摩耗していくさやか。続く第8話「あたしって、ほんとバカ」では更なる悲劇が彼女を襲う。
また漫画版ではマミさんの最期同様、より凄惨な描写となって読者にトラウマを与えた。
シャフトと劇団イヌカレーによる影絵演出と梶浦由記の
BGM(通称・さやかのテーマ)がこのクライマックスを否応なく盛り上げる。
なお、さやかが狂戦士(バーサーカー)となった姿から、「バーサヤカー」というこの造語が生まれた。
雰囲気的にはFate/Zeeroのバーサーカーに近いものを感じる。
なおこれの影響でさやかに病み属性が追加されたのだが、
それすら軽く凌駕する魔法少女が登場してしまったためやはりお株は取られる運命にあるのだろう。
最終更新:2012年12月10日 11:11