呉キリカ

魔法少女おりこ☆マギカに登場する魔法少女の一人で、番外編『魔法少女おりこ☆マギカ~noisy citrine~』の主人公。

主人公である美国織莉子の親友であり、同時に忠実な駒。
織莉子の指示で魔法少女狩りを行っていた犯人でもある。
織莉子に対して同性愛じみた想いを抱いている。
基本的には社交的な性格だが、極論、織莉子のことに比べれば他のことはどうでもいいらしい。
織莉子への異様な忠誠心や、戦闘時の態度、唐突に愛を語り出す等の行動から性格破綻が見受けられる。
一方で失くし物を見つけてくれた巴マミの事を「恩人」と呼ぶなど義理がたい面もうかがえる。
なお幼少期のとある経験から、「子供」を嫌悪しているらしく、自分が子供扱いされるのも嫌う。
紅茶に砂糖三個ジャム三杯をぶち込むド甘党でもある。
織莉子の為だけに魔法少女狩りを行なっており、織莉子の為なら何でも行なう極めて危険な思考を持っている。
ところどころ語源が狂っていたり、愛にやたらとこだわっていたり、マミさんが思わず「この子壊れてる・・・・・・!」と驚いてしまうほど。
織莉子を好きすぎるあまり情緒不安定な状態が常態化している傾向があり、「好き」という単語を発するといきなり愛について語り出すなど、突拍子もなく発狂したりするので織莉子以外とはまともに会話も出来ない。
と思われたが、実のところ普通に当たり障りがない会話を交わすことも出来るけど、織莉子以外に対して興味がないから好きにしているだけという、尚更に質の悪い本人の事情もある。
つまり織莉子との交友が開始されている本編では、常時いわゆる所の「舞い上がっちゃってますね、わたし」状態なのである。
多分契約後に関しては、秘密のヒーローたる魔法少女と言うことを必要以上に重く考えて、自分の側から周囲のクラスメートに壁を作っている。

容姿

カラー資料の少なかったキリカは特に、目の色に関しては様々なバリエーションの色で描かれることが多かった。
実際は上記イラストのように目の色は金色(もしくは黄水晶)が正解である。
この他には赤色の目や、髪と同じ黒系統の色で描かれることもある。
一方で、ピンクのスカートと黒髪という部分は、概ね忠実に描かれていることが多い。

魔法少女としてのキリカ

普段はボーイッシュな格好をした黒髪の少女で、変身すると右目に眼帯をした黒の魔法少女になる。
当初スカートの中はパンツのみを穿いていたようだが、「noisy citrine」からは上にスパッツを着用したデザインに変更された。
魔法少女狩りの実行犯という実績を持ち、実際魔女や巴マミとの戦闘でも相手を圧倒しており魔法少女としての戦闘能力は高いと思われる。

ソウルジェムの色は青紫(「noisy citrine」前編のカラーページで確認可能)。
シンボルマークはダイヤ(ただし、爪のマークは十字)、変身後の位置は腰。美樹さやかと、丁度表裏真逆の位置にある。


戦闘スタイル

高速型の接近戦タイプ。高い機動力と跳躍力を駆使して相手を切り刻むスタイルを取り、衝撃破で攻撃することも出来る。
一撃は軽いが、凄まじい手数の攻撃を繰り出す。 武器は魔力でできた爪。
また、「敵の速度を低下させる」補助魔法を得意としており相対的に自身の速度をさらに加速させている。
敵の速度を低下させる補助魔法であるがゆえに、一切の肉体の負担無しに疑似的に味方を加速させることも可能。
だが、この魔法は攻撃面に魔力を使用し過ぎると速度低下にまで魔力が回らず自身の前面に居る相手にしか効果がなくなってしまうという弱点がある。

+ 経歴
実は本編中の彼女の性格は、本来の彼女自身のものではない。
本来の彼女は根暗で内向的な性格であり、友人にも恵まれず、学校もサボりがちな「いじけた子供」だった。
それが今のように変わったのは、やはり織莉子との出会いがきっかけだった。
偶然織莉子と出会い助けられたキリカは、不思議と彼女に惹かれるようになり、彼女と話すきっかけを得るために、「違う自分に変わりたい」という願いで魔法少女の契約を結んだのだった。

顛末
キリカは自分を偽ってまで織莉子にすり寄っていたことに少なからず負い目を感じていた。
そのため自分が致命傷を負った時にはそのことを告白し死のうとしたのだが、織莉子の涙ながらの願いにより最期まで織莉子のために戦うことを決意する。
余命僅かなキリカが選んだのは自らを魔女へと化生させてでも織莉子へと尽くす道だった。

織莉子の断末魔と思われる瞬間、キリカは再び彼女の前に姿を現す。
奪った命の重みに悩む織莉子へとキリカは生前さながらの無邪気な笑顔を浮かべ、彼女の手を取り歩いて行った。
こうして魔法少女おりこ☆マギカは、キリカの笑顔と共に締めくくられたのである。

「だから、一緒にいこう」

「noisy citrine」
織莉子と出会う直前の様子が前後編に分けて描かれた番外編「noisy citrine」は彼女を主人公に据えて展開されている。
元々百合的な描かれ方をしていたキリカだったが「織莉子とイチャつく姿を夢想している」「そのために声をかけることを『告白』と表現している」「その参考資料が『百合漫画の告白シーン』」と、本作では完全にがちゆりとして描かれていた。

また彼女の内向的な性格が、幼少期の親友・間宮えりかとのトラブルによって形成されたことが明らかになっている。
名前が似ていたことをきっかけに、無二の友人同士となった2人だったがえりかが親の都合で引っ越した際に彼女との関係に亀裂が生じてしまう。
親の再婚に親友との別れといった出来事が重なり心の余裕を失ったえりかがつい万引きに手を染めてしまったのだ。
この時、その現場を目撃したキリカは彼女を止めようとしたのだがえりかがその場から逃げ出したことでその場に残ったキリカが逆に万引きの疑いをかけられてしまった。
こうしてえりかに裏切られたことからキリカは人間不信に陥りえりかもまたキリカに対して、負い目を感じるようになっている。

時を経て、2人は偶然再会を果たしたのだが義父にストレスを感じていたえりかが魔女の結界に囚われてしまう。
これを救出する形になったキリカは魔女にえりかを介して過去を暴かれ動揺させられることになるのだが、キリカはこれを克服し、見事魔女を撃退する。
この時、過去を清算、えりかと仲直りできたという事実が織莉子に告白する勇気を後押しすることになったようだ。

暁美ほむらとの関係

本編において暁美ほむらとは直接的な関わりも対立も無い。
しかし彼女とはイメージカラー、魔法少女と関わる前と後の性格の変化、そして個人に執着する点に対し通ずることもある。
そのためファンからはキリカを「恋しい人を思い続けた暁美ほむらの成れの果ての姿」、「二次創作の変態ほむらさんが具現化した存在」、「暁美ほむらの鏡像」として扱われることがある。

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最終更新:2012年12月27日 16:48
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